知事定例記者会見(平成30年11月27日)

知事定例記者会見

・日時/平成30年11月27日(火) 11:30~11:39
・場所/記者会見室
・記者数/21名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 平成30年第4回定例会の開会にあたって
2 今冬の節電について
3 「宴会時の食べきりキャンペーン」の実施について

記者からの質問

1 飲酒運転の根絶について

知事からの話題

 

平成30年第4回定例会の開会にあたって

 それでは、私から3点お話しいたします。
 一つ目は、第4回定例道議会の開会についてでございます。
 本日から12月13日までの会期でございます。
 一般会計で約319億円の補正予算案を提案させていただきました。そのうち、早期の執行が必要であるということで、災害対策関連分の約265億円については、本日先議していただき、可決いただきました。
 また、加えて14件の条例案についても提案をさせていただきました。
 今週の金曜日から一般質問が始まりますので、しっかりと議論を重ねてまいりたいと考えております。

 

今冬の節電について

[配付資料:この冬に向けたメッセージなど(PDF)]
 二つ目は、今年の冬の節電についてであります。
 9月の北海道胆振東部地震以降、道民の皆さま方には、無理のない範囲内でという条件は付けさせていただきましたが、節電にご協力をいただいておりますことを心から感謝申し上げます。配付資料もございますが、昨日、私からこの冬に向けてのメッセージ、「みんなで暖まりながら、かしこく節電を!」というタイトルで、これを発出させていただいたところでございます。
 昨日は、経済産業局とともに(北海道地域)電力需給連絡会に私も出席させていただいて、関係団体の方々と議論をし、節電の要請を行うということについて情報の共有を図ったところでありますが、私ども道といたしましても、この冬、「みんなで暖まろう!」を合言葉に、消費活動をしながら節電にも結びつく取り組みを応援することとしたところでございます。
 例えば、休みの日には図書館といった公共施設や、図書館でなくても、映画館や商業施設でもどこでも良いのですけれども、そういったところに出掛けたり、またお家の中で家族が一つの部屋に集まって過ごす「ウォームシェア」を行うことで節電やエネルギー消費の削減に繋がるというようなことを申し上げているところでございます。
 企業や団体の皆さま方にも、この取り組みを呼び掛けているところでありまして、社員や家族の方々にも周知をお願いするとともに、お配りしたロゴも活用していただくよう、おすすめをしているところであります。
 すでに複数の団体等から趣旨に賛同するということでご協力をいただいているところでありますので、さらにその輪が広がればいいなというふうに思っております。
 道民の皆さま方におかれましては、ぜひこの冬、普段の生活を楽しみながら、かしこく節電に取り組んでいただければと、このように思う次第であります。
 報道機関の皆さま方におかれては、PRをよろしくお願いいたします。

「宴会時の食べきりキャンペーン」の実施について

[配付資料:「宴会時の食べきりキャンペーン」の実施についてなど(PDF)]
 三つ目は配付資料もございますし、私の右側にポスターもありますけれども、「宴会時の食べきりキャンペーン」の実施についてであります。
 来週から12月の忘年会シーズン、そして新年会のシーズンを迎えるに当たりまして、12月と来年1月いっぱいまでの2カ月間、食品ロス削減に向けて「宴会五箇条」を定めまして、道民の皆さま方、飲食店の皆さま方と一緒に、「宴会時の食べきりキャンペーン」に取り組んでまいりたいと考えております。
 家庭や宴会などでの食べ残しや小売店での売れ残り等で生じる食品ロスは、国内で年間約646万トンということで、世界全体の食料援助量の2倍に相当すると聞いているところであります。こういった背景の中で、道では、一昨年からこの「どさんこ愛食食べきり運動」を展開しているところでありまして、食立国北海道でありますので、食べ物に感謝を込めて、「おいしく残さず食べきろう」をスローガンに、食品ロスの削減に向けた取り組みを実施してきているところであります。
 特にこの時期、資料にあるポスターや今年新たに作成した啓発カードなどを活用して、この運動を広げてまいりたいと考えておりますので、ご協力よろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

 

記者からの質問

(室蘭民報)
 ちょうど昨年の(11月)27日なのですけれども、登別市で19歳の専門学校生が飲酒運転の車にはねられた死亡事故が起きて、今日の午後に札幌地裁で、被告に判決が言い渡されるということになっています。知事は、記者会見などいろいろな機会があるごとに、飲酒運転の撲滅について訴えられていますけれども、砂川や小樽、そして今回の登別など、道民が飲酒運転の犠牲になる事故というのはなくなっておらず、また遺族もですね、これは事故ではなく殺人だと、裁判などで訴えているという現状もあります。
 今年も残りあと1カ月余りとなり、先ほど知事のお話にもありましたが、忘年会などで飲酒の機会も必然的に増えますけれども、あらためまして、知事の飲酒運転撲滅に対する考えなどについてお聞かせください。

(知事)
 分かりました。昨年のちょうど今日になるのですね。登別市内の大変悲惨で残念な死亡事故の事案は私もよく記憶にあるところでございます。ご家族の方々の公判における訴えについても、報道などを通じて、私も情報を入手しているところでございます。今日、札幌地裁での判決の言い渡しということでございまして、その判決内容は見てみなければ分からないわけでありますが、いずれにいたしましても、今ご質問の中でも触れられたとおり、飲酒運転を根絶する、そのことを条例まで設けて、われわれとしてしっかり取り組んでいるにもかかわらず、登別市での事案を含めて、時々、悲惨な事故が道内で起こっていることは残念でなりません。
 私どもとしては、やはりこれから飲酒の機会が多くなる時期であるからこそ、道民の皆さまそれぞれのお立場の方に訴え、飲酒運転の根絶にしっかりと取り組んでまいらなければならない、「飲酒運転をしない、させない、許さない」、このことの徹底をしていかなければならないとあらためて思ったところであります。
 ご案内のとおり、道民の皆さまへの啓発を行うと同時に、あってはならないことでありますが、飲酒運転を伴う重大な交通事故や、(札幌市内を除く各(総合)振興局管内において)飲酒運転による逮捕事案が連続した3日間で3件以上発生した場合、緊急対策ということで、特に重点的な対応も行っているところでもありますので、こういった私どもの思いを1人でも多くの道民の皆さまに共有していただき、飲酒運転の根絶に結びつけていきたいと、こんなふうに思っております。

 


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。   (文責 広報広聴課)

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