道(北海道気候変動適応センター)が実施したこれまでの適応に関する取組をご紹介します。
2026年度
「これからの「災害から地域を守る」を考える」の開催について
環境や防災の分野で普及啓発に取り組む皆さんや行政職員を対象に、適応策について学び、立場を超えて交流できるイベントを2026年4月30日に開催しました。
当日は専門家による2つの講演に加え、カードゲームを使った防災研修プログラムや、参加者同士で意見を交わすグループディスカッションを実施。和やかな雰囲気の中で、新しい気付きやつながりが生まれる時間となりました。
これからの北海道の大雨を考えよう/大屋祐太さん(北海道立総合研究機構エネルギー・環境・地質研究所)
風水害の定義やその対策の歴史、そしてこれからの気候変動による影響についてお話をいただきました。
温暖化が進むことで北海道では降雨量が他の地域より大きく変化し、顕著な大雨をもたらす“線状降水帯”の発生頻度や強度も増えると予測されているという現実、一方で、最新の大規模アンサンブル気候予測を活用することで、予測の不確実性を踏まえ、今後起こるかもしれない極端な気象現象をより具体的に想定できるようになるというお話をいただきました。
気候変動によって雨の降り方が変化しているいま、風水害への備えはまさに転換期を迎えています。風水害は“予測し、準備できる災害”だからこそ、非常時だけでなく平時からハード・ソフトの両面で、総力戦として対策を進める必要がある、というメッセージをいただきました。
カードゲーム型防災研修プログラム 風水害24/松江佳月さん(北海道地球温暖化防止活動推進員)
もしも、ある日突然、大雨が私たちの地域を襲ったら―。
そんな“もしも“のときに、自分で必要な情報を集め、緊迫の状況の中で適切な行動を判断しながら、自分の身を守り地域を救うことができるのか、その難しさを体験していただくために、「風水害24」を実施しました。
ゲームを通して参加者からは、 「避難所までの移動方法を変えれば助かっていた」 「自分は生き残れたけれど、救いたかった人を救えなかった」 など、さまざまな気づきや感想が寄せられました。
ファシリテーターの松江さんからは、体験を通じて、何も起きていない日常のうちから、災害を想像し、“備える”を行動に移してほしいという言葉が届けられました。
風水害は救える命/川内佑紀さん(㈱YAKUSHO 代表取締役)
札幌市消防局職員として、長年防災関連業務に従事してきた経験を持つ川内さんより、東日本大震災、胆振東部地震、能登半島地震などの被災地への応援派遣のご経験から、日ごろの備えや地域・学校との連携の重要性、そして一人ひとりの日ごろの備えが不可欠とのお話をいただきました。そのうえで、地震と比較して風水害は、予警報や避難情報が出ることから、逃げることができれば助かる災害であり、防災気象情報を活用しながら公助と共助が重なることで、犠牲者ゼロを目指すことができる、というお話をいただきました。
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2025年度
すごろく「気候変動適応への道」(北海道版)を作成しました

北海道気候変動適応センターでは、北海道内で感じる気候変動の影響や適応策に関する話題、現象を盛り込んだ「すごろく『気候変動適応への道(北海道版』」(※)を作成しました。
地球温暖化対策を進めていく上では、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出抑制を行う「緩和」の取組と、気候変動の影響に対して被害を回避・軽減する「適応」の取組が必要です。
少しでも多くの道民の皆様に気候変動の影響と適応に対する理解を深めてもらい、一人ひとりの行動変容につながるような普及啓発ツールを作成しましたので、是非、ご活用ください。
(※国立環境研究所気候変動適応センター「すごろく気候変動適応への道 Ver.6.2.2」を加工して作成しました。)
エコチル北海道版2025年12月号で地球温暖化による気候の変化に対する適応について特集されました
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地球温暖化により、北海道の平均気温は120年で約2℃上がっています。気温が上がると、冬に雪ではなく雨が降ることが増え、急な雪どけにより雪崩や土砂崩れなどが起こりやすくなったり、雪が降る頻度は減っても、大雪はあまり降らないなど、北海道の冬が変わってきています。
その北海道の冬の変化への適応が巻頭特集されました。
北海道大学医学部 社会医学実習の開催について

北海道気候変動適応センターでは、令和3年度(2021年度)から北海道大学医学部の学生に社会医学実習の講義を行っています。
令和7年度の講義では、気候変動がもたらす影響や国の適応に係る取組を紹介するとともに、センターが作成した北海道版すごろく「気候変動適応への道(※)」を用いたワークショップを開催しました。
【プログラム・講師】
・気候変動による北海道への影響と緩和・適応(北海道立総合研究機構 エネルギー・環境・地質研究所)
・国における気候変動適応に関する取組みについて(環境省北海道地方環境事務所)
・ワークショップ【北海道版すごろく「気候変動適応への道(※)」で学ぶ】(北海道)
※国立環境研究所気候変動適応センター「すごろく 気候変動適応への道 Ver.6.2.2」を加工して作成しました。
センターでは、気候変動適応に関する出前講座を実施しています。ご希望がございましたら、お気軽にお問合せください。
北海道による気候変動影響に係る調査報告について

道では、環境省から委託を受け、令和4年度から令和6年度にかけて「国民参加による気候変動情報収集・分析委託業務」を実施し、3年間の調査報告成果をまとめた紹介ページを作成しました。
2024年度
令和6年度国民参加による気候変動情報収集・分析委託業務(環境省委託事業)成果の公表について

道では、令和5年度委託業務で作成した「将来予測手順書」に基づき、道内における「熱中症救急搬送者数」と「熱中症リスク」に関する将来予測計算を実施したほか、高齢者、高齢者支援団体、消防関係者、農業関係者、学生などの道民の皆様に対して、意見交換やワークショップを開催し、道内の気候変動影響に関する意識の変化を把握、地域特性を踏まえた熱中症への適応策や道内の気候変動影響への適応に対する普及啓発のあり方を検討しました。
札幌市立大学デザイン学部の学生と気候変動影響に係るワークショップを行いました

本委託事業において、道内の気候変動影響に関する道民の意識の変化を把握し、地域特性を踏まえた熱中症への適応策や道民に対する普及啓発のあり方を検討するため、札幌市立大学デザイン学部の学生と気候変動影響に係るワークショップを行いました。
気候変動適応に関するセミナーの後、将来気候変動の影響を受ける若者世代である学生が、デザインの知識・技術を活用して「気候変動」や「熱中症リスク」について考えながら、一般道民に伝わりやすい啓発物のアイデアを提案しました。

【学生からの意見(抜粋)】
・ 温暖化を気にするあまり、どんなに暑くてもクーラーを使わないといった健康を損ねるような方法
ではなく、無理のない形で取り組む方法を考えるなど、自分ならどうするかを考え実行することが大
切と感じた。
・ 高齢者は必然的に家の中で過ごす時間が多くなってしまうため、長く過ごしていても家の中の環境
が快適であるような住宅の性能が必要なのだと感じた。
・ 問題解決の方法をデザインベースで考えるのが楽しかった。
北海道大学医学部 社会医学実習の開催について

北海道気候変動適応センターでは、令和3年度(2021年度)から北海道大学医学部の学生に社会医学実習の講義を行っています。
令和6年度の講義では、気候変動がもたらす影響や国と道の適応に係る取組を紹介するとともに、道内の熱中症対策について、学生と意見交換を行いました。
【プログラム・講師】
・北海道における気候変動による影響と適応について(北海道立総合研究機構 エネルギー・環境・地質研究所)
・ゼロカーボン北海道について(北海道)
・北海道の地域特性に即した熱中症対策について(学生との意見交換)
※センターでは、気候変動適応に関する出前講座を実施しています。ご希望がございましたら、お気軽にお問合せください。
エコチル北海道版2024年6月号でおうちでできる熱中症対策が特集されました
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北海道気候変動適応センターが作成した啓発チラシ「おうちでできる熱中症対策 ~省エネにもつながる夏のひと工夫~」が特集されました。
おうちでできる熱中症対策に関する啓発チラシを作成しました

近年では、北海道でも熱中症搬送者数が増えており、その発生場所の半分が「住居」というデータがあります。
北海道気候変動適応センターでは、その「住居」に焦点をあて、住居ででき、かつ省エネつもつながる熱中症対策を紹介するため、啓発チラシを作成しました。
2023年度
令和5年度国民参加による気候変動情報収集・分析委託業務(環境省委託事業)成果の公表について

道では、令和4年度委託業務のアンケート調査結果を踏まえ、道民の皆様の関心が高い「暑熱・熱中症」を仮題として選定し、道内における「熱中症救急搬送者数」と「熱中症リスク」に係る将来予測を行うため、予測に有用な情報の収集・分析、有識者からのヒアリング等を実施し、広域分散型で様々な地域特性を持つ本道の熱中症に関する将来予測計算を実施するための「将来予測手順書」を作成しました。
北海道の気候変動影響と緩和策・適応策に関するイラスト集を作成しました
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北海道気候変動適応センターでは、気候変動影響と緩和策・適応策に関する取組をわかりやすく知っていただくため、イラスト集を作成しました。
※イラストの使用に関する手続きは不要です。
※掲載されたイラストは、気候変動影響と緩和策・適応策などに関するイメージであり、実際の影響等とは関連しないこともあります。
エコチル北海道版2023年12月号で北海道の適応が特集されました

近年、地球温暖化により、大雨が降る、暑い日が続くなどの極端な気象が世界各地で深刻になっています。これからの北海道の冬の生活はどう変わるのか、どう適応していけば良いのか、考えてみましょう。
中富良野町ゼロカーボンセミナー ~農業編~ の開催について【令和5年11月8日開催】

地球温暖化・気候変動が進む中、2050年までに農業に関してどのような影響が見込まれるかを学び、適応していくためのセミナーを中富良野町で開催しました。
【オープニング】
・未来の天気予報 北海道2100冬
【講演】
・気候変動で中富良野町の冬はどうなる?どうする?
・中富良野における雪の将来予測と農業にもたらす影響
「気候変動が第一次産業や日常生活に与える影響と適応の取組」の開催について【令和5年10月18日開催(アーカイブ放映中)】

近年の気候変動がどのように道内の第一次産業や道民の生活に影響を及ぼしているか、将来においてどのように前向きに捉えていくかについて、道内外で活躍される研究者による研究成果や自治体における取組を広く紹介しています。
○第1部 北海道における気候変動の概要と取組
・地球温暖化と北海道における気候の変化 ~海洋と気候の深い関わり~
・気候変動下での北海道における豪雪
・積雪観測者の立場から見た北海道の気候変動とその影響
・北海道気候変動適応センターにおける取組について
・道内における熱中症リスクの将来予測に関する取組について
○第2部 気候変動が及ぼす北海道の第一次産業や生活への影響と適応の取組
・温暖化は北海道の農作物にどう影響するか ~2030年大の予測と対応方向~
・北海道における暖水性魚介類の増加と有効利用・適応策
・気候変動が北海道の生活に及ぼす影響
北海道大学医学部 社会医学実習の開催について

北海道気候変動適応センターでは、令和3年度(2021年度)から北海道大学医学部の学生に社会医学実習の講義を行っています。
令和5年度の講義では、気候変動がもたらす影響や国と道の適応に係る取組を紹介するとともに、道内の熱中症対策について、学生と意見交換を行いました。
【プログラム・講師】
・北海道内における気候変動による影響と緩和、適応について(北海道立総合研究機構 エネルギー・環境・地質研究所)
・国における気候変動適応に関する取組について(環境省北海道地方環境事務所)
・気候変動による影響と適応について(北海道)
・北海道の取組について(北海道)
・北海道の地域特性に即した熱中症対策について(学生との意見交換)
※センターでは、気候変動適応に関する出前講座を実施しています。ご希望がございましたら、お気軽にお問合せください。
2022年度
令和4年度国民参加による気候変動情報収集・分析委託業務(環境省委託事業)成果の公表について

道では、環境省からの委託により標記業務を実施し、地域の住民や事業者の方が日々の活動の中で感じている気候変動に関する情報をアンケート調査等により収集しましたので、その成果を公表します。
気候変動適応に関する全道市町村調査報告書の公表について
道では、令和5年(2023年)1月に全道の市町村に対して気候変動影響及び適応に関するアンケート調査を実施しましたので、その結果を公表します。
エコチル北海道版2022年9月号で緩和と適応について特集されました
近年、地球の平均気温が高くなる、雪の降る量が減るなどの気候変動の影響が表れており、北海道でも年間の平均気温が上がり続けており、これからもさらに上がっていくと考えられています。そのため、対策として「緩和」と「適応」の2つが必要だと言われています。私たちにできる「緩和」と「適応」とはどのようなものなのか、考えてみましょう。
