道内のラムサール条約湿地
道内のラムサール条約湿地一覧 |
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(平成24年7月3日現在) | ||||||
登録湿地名 | 所在地 | 登録年月日 | 面積 (ha) |
湿地のタイプ※1 | 保護の形態 | 湿地の概要 |
釧路湿原 (詳細※) |
釧路市 釧路町 標茶町 鶴居村 |
昭和55年6月17日 | 7,863 | 高層湿原などの複合型の湿地、河川、湖沼 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・国立公園特別保護地区・特別地域 ・国指定天然記念物 |
ヨシ・スゲ湿原、ミズゴケ湿原が発達する。 タンチョウをはじめ、シマフクロウ、オジロワシ、オオワシ等の大型鳥類、ハクチョウ、ガンカモ類、その他の野鳥などが生息する。 |
クッチャロ湖 (詳細※) |
浜頓別町 | 平成元年7月6日 | 1,607 | 低層湿原、潟湖干潟のある汽水湖沼 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・道立自然公園特別地域 |
周囲27km、海岸砂丘地で海と隔てられたオホーツク海岸線最大の海跡湖。 冬季、シベリアから南下するハクチョウ類、ガンカモ類の最初の渡来地。 |
ウトナイ湖 (詳細※) |
苫小牧市 | 平成3年12月12日 | 510 | 低層湿原、湖沼、河川 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・苫小牧市自然環境保全地区 |
太平洋に面する勇払原野に位置し、周囲17kmの淡水・海跡湖。湖岸枠にヨシ・スゲ・マコモ・フトイ等の挺水植物群が分布し、湖岸を落葉広葉樹が占める。 渡り鳥のわが国有数の中継地で、ハクチョウ類、ガンカモ類が数千羽飛来し、確認されている鳥類は250種以上。 |
霧多布湿原 (詳細※) |
浜中町 | 平成5年6月10日 | 2,504 | 高層湿原などの複合型の湿地、河川、湖沼、藻場、汽水湖沼 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・道立自然公園特別地域 |
ミズゴケ泥炭地を基盤とする高層湿原と沼。 オオハクチョウ、ヒシクイ等が渡来し、タンチョウの繁殖地も分布。 |
厚岸湖・別寒辺牛湿原 (詳細※) |
厚岸町 | 平成5年6月10日 | 5,277 | 汽水湖沼、藻場、高層湿原などの複合型湿地、河川 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・道立自然公園特別地域 |
厚岸湖とそれに流入する別寒辺川周辺のヨシ・スゲを中心とする低層湿原。 ガンカモ、ハクチョウ類が渡来し、タンチョウの繁殖地も分布。 |
宮島沼 (詳細※) |
美唄市 | 平成14年11月18日 | 41 | 湖沼 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 | 石狩川の河跡湖沼群の一部で、見通しの良い浅い淡水湖沼の周辺には水田地帯が広がる。シベリア等北半球の繁殖地と日本国内の越冬地を往復するガンカモ類、ハクチョウ類の中継地として国際的に重要。特にマガンの渡来数は5万羽を超え、我が国で越冬するマガンのほとんどが宮島沼を中継地として利用。 |
雨竜沼湿原 (詳細※) |
雨竜町 | 平成17年11月8日 | 624 | 高層湿原 | ・国定公園特別保護地区 | 山間部に位置する山地型湿原であり、冬期に長期間堆積する積雪の融雪水や降水が池塘に貯留され、この水が湿原を涵養し、特異な湿原環境を維持している。我が国でも有数の面積規模を誇り、水生、湿原性、高山性の植物群が混交するなど自然性の高い優れた景観を呈している。 |
サロベツ原野 (詳細※) |
豊富町 幌延町 |
平成17年11月8日 | 2,560 | 高層湿原などの複合型の湿地、湖沼、河川 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・国立公園特別保護地区・特別地域 |
平地の湿原としてはきわめて発達した高層湿原であり、我が国で最大規模の面積を持つ。 湖沼には多種の水生植物群落が分布する。 また、ペンケ沼及びパンケ沼は水鳥の繁殖地、特に春秋のオオヒシクイやコハクチョウの東アジア地域個体群にとって重要な中継地となっている。 |
濤沸湖 (詳細※) |
網走市 小清水町 |
平成17年11月8日 | 900 | 低層湿原及び潟湖干潟のある汽水湖沼、藻場 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・国定公園特別地域 |
砂嘴の発達で形成された海跡湖であり、一部海ともつながっている。そのため、藻場や塩性湿地も発達している。 北海道では最大級の渡り鳥の中継地であり、ガンカモ類は毎年約6万羽以上の渡来が確認されているほか、オジロワシ・オオワシの越冬も確認されている。 |
阿寒湖 (詳細※) |
釧路市 | 平成17年11月8日 | 1,318 | 湖沼、河川 | ・国立公園特別保護地区・特別地域 | 火山活動によってできたカルデラ湖。 特別天然記念物に指定されているマリモが生育するほか、魚類ではイトウやヤチウグイ、貝類ではカワシンジュガイが生息する。 |
風蓮湖・春国岱 (詳細※) |
根室市 別海町 |
平成17年11月8日 | 6,139 | 低層湿原などの複合型の湿地、河川、湖沼、藻場 |
・国指定鳥獣保護区特別保護地区 |
風蓮湖とオホーツク海に面した砂嘴の発達した海岸砂丘。 シギ・チドリ類、オオハクチョウ、ヒシクイ等の渡り鳥の渡来地、中継地として利用され、約280種の鳥類の生息が確認されている。 |
野付半島・野付湾 (詳細※) |
別海町 標津町 |
平成17年11月8日 | 6,053 | 低層湿原、塩性湿地、藻場 | ・国指定鳥獣保護区特別保護地区 ・道立自然公園特別地域 |
日本最大の約28kmの砂嘴及び砂嘴に寄って形成された湾部を有する。湾内は、広大な干潟とアマモ場が形成され、甲殻類、貝類、魚類、ゴカイ類等が多く生息している。 渡り鳥の中継地として、春秋には毎年2万羽以上が渡来する。 |
大沼 (詳細※) |
七飯町 | 平成24年7月3日 | 1,236 | 淡水湖、堰止湖群 | ・国定公園特別地域 | 北海道の南西部にある渡島半島のほぼ中央部に位置している。大沼、小沼、蓴菜沼等の湖で構成され、12月から3月まで全面結氷する。活火山の駒ヶ岳、砂原岳等の山々に囲まれ、多くの溶岩小丘が湖内にある変化に富んだ景観等から、1958年に北海道で最初の国定公園に指定された。 |
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