北の総合診療医 - その先の、地域医療へ(足寄2)

足寄町国民健康保険病院

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2020.03.31 記事

プロフィール
北海道室蘭市出身
札幌医科大学を2014年卒業後、第二内科(循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座)に入局。札幌医科大学附属病院、製鉄記念室蘭病院での2年間の初期研修を修了し、2017年から専攻医として2年間、JA北海道厚生連帯広厚生病院 循環器内科に勤務。2019年4月から1年間の日程で、足寄町国民健康保険病院に専攻医として勤務。

循環器専門医を目指す医師が感じた地域医療

2019年4月に足寄町国民健康保険病院に赴任し、専攻医後期の研修に取り組んでいる箱﨑頌平医師。札幌医科大学を卒業後、第二内科(循環器・腎臓・代謝内分泌内科)に入局し、循環器専門医を目指しています。専攻医1~2年間は帯広厚生病院の循環器内科で急性期医療を経験しました。「帯広厚生病院では循環器・腎臓疾患を診療していたのですが、多くの患者さんは胸が痛い、不整脈があるなどで来院します。足寄町国保病院では循環器・腎臓病のみの患者さんは少ないです。循環器だけではない幅広い疾患に対応しなければならず、慣れないことのほうが多いです」。

足寄町国保病院での診療については、「定期的に薬をもらいに来るだけの患者さんが7割ほどを占めます。患者さんの満足度を高めるには、迅速に診察しつつも、大切な訴えを見逃さないようにすることが重要と感じています」。

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地域医療における診療の難しさ

病院の中で完結できないような診療にも向き合っています。「ここでは、必ずしも医学的に正解かどうか見出せない場面に多く直面します。これまで経験がなかった「『ご飯が食べられなくなったときに胃瘻をどうしますか』という家族への提案もします。認知症や脳疾患などでコミュニケーションが一切とれず、延命治療など本人の希望がわからない患者さんもいます。意思疎通が困難な患者さんの今後をどうしたらよいのかというのが今の悩みです」。

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急性期医療と地域医療を経験して思うこと

総合診療医のニーズや意義について、「ジェネラリストである家庭医がいて、必要であれば専門医がコンサルタントをするというのが地域医療の理想であり、医療機関、患者さんのどちらにも利益があるものだと考えます。しかし、例えば突然胸が痛いとき、いつもと変わった症状があるとき、地域であっても患者さんは、専門医に診て欲しいというニーズもあります」。

急性期病院を経て、紹介する側である地域医療の現場に立つ今、「多様な疾患を診て、適切な診療科に振り分ける総合診療の意義と必要性を感じています。道内には、総合診療医の力で地域医療を支えている診療所や病院が多くあります。規模や地域性は足寄町と変わらないと思いますが、総合診療医がどのような医療をしているのかとても興味があります」。

足寄町国民健康保険病院のほかの
医療スタッフや町長のインタビューもご覧ください

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