知事定例記者会見記録(平成25年3月27日)

知事定例記者会見

・日時/平成25年3月27日(水) 11:30~11:43 
・場所/記者会見室
 ・記者数/24名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 「ほっかいどう・省エネ3S(スリーエス)キャンペーン 冬の陣」省エネアクションチャレンジの結果について
2 第85回選抜高校野球大会における北海道勢の活躍について

記者からの質問

1 北海道エアシステム(HAC)について
2 電気料金の値上げについて
3 全国知事会会長選挙について
4 北海道中小企業家同友会によるアンケート調査について

知事からの話題

 

「ほっかいどう・省エネ3S(スリーエス)キャンペーン 冬の陣」省エネアクションチャレンジの結果について

〔配付資料:「ほっかいどう・省エネ3Sキャンペーン 冬の陣」省エネアクションチャレンジ(省エネ達成家庭へのインセンティブ)の結果について(PDF)〕

 (省エネ3S(スリーエス)キャンペーンキャラクター「えこ之助」の着ぐるみが知事の横に登場)

 一つ目は、彼(えこ之助)も頑張ったのですけれども。(えこ之助に向かって)皆さんにお礼をして。ありがとうございました。「ほっかいどう・省エネ3Sキャンペーン冬の陣」、この結果についてのご報告です。道ではこの冬の節電・省エネを促進するために、ほっかいどう・省エネ3Sキャンペーン冬の陣を展開いたしました。中身はスタートの時にご説明しましたけれども、一定以上の節電などに取り組んでいただいたご家庭に景品をプレゼントする省エネアクションチャレンジということを実施したわけであります。これについては、さまざまな関係の方々のご理解、ご協力も頂きながらやってきたところでありまして、各機関からLED電球や食品、飲料、それから温泉宿泊券というのもあったみたいですね。多くの機関から協賛品を頂いたことを心から御礼を申し上げる次第であります。応募件数は、電気・ガス(の節約をされた方々)合わせて延べ約1万6,300件。応募された世帯の節電の平均の削減率というのは約19%ということでありまして、9割を超えるご家庭に7%以上の節電を達成していただいたという成果です。これは家庭部門全体では、残念ながら4%の節電ということで目標達成に至らなかった中で、大変に高い達成率でありまして、私どもとしてはこういった省エネに関心を持っていただいた関係の諸方面の方々に心から感謝をし、心強く思っているところであります。

(えこ之助が退場)

第85回選抜高校野球大会における北海道勢の活躍について

それからもう一つは春の甲子園。道産子チームが頑張っております。まずは21世紀枠で出場した遠軽高校が初戦突破をいたしました。それから北照高校も、引き続き初戦突破であります。それぞれ遠軽高校は28日第1試合で、強豪の大阪桐蔭高校と。それから北照高校は、29日の第1試合で鹿児島県の尚志館高校と対戦予定ということであります。引き続き道産子勢らしいひたむきな、熱心な、そういった戦いを展開してくれることを心から期待をいたします。
 私からは、以上です。

記者からの質問

(北海道新聞)
 先ほど開かれましたHACの経営検討委員会で、HACから事業計画の再修正案というのが提出されまして、合わせてその事業計画の期間内には債務超過を解消するのは非常に困難だという認識が社長のほうから示されました。これについて知事のご見解というか、受け止めをお聞かせください。

(知事)
 午前中、朝9時15分から開催された経営検討委員会でさまざまな議論があったという報告は受けておりますが、まだ詳細な中身については報告を受けている状況にはありません。今、おっしゃったような点、それからオブザーバーの経営のプロの方々からもなかなか厳しいご意見を頂いたということなど、ちらちらと概括的にはお伺いしていますが、詳細にはまだ事務的に報告を受けていない状況にあります。そういった中で私としては、今日ご提出を頂いたあらためてのHACの修正案を踏まえて、この経営検討委員会の意見、それから何よりも道議会との関係においてもご議論を賜ってから方向性を出すということをお約束を申し上げておりますので、そういう手続きを経ながら、しっかりと議論を深めていきたいとこのように思っております。


(共同通信)
 電気料金の関係でお尋ねします。北海道電力の、一部報道でもありますけれども、電気料金の値上げ、政府への申請というのを、近々というか、もう今日の午後にも表明するという見通しになっています。値上げ幅などはこれから国に申請の上で、国での議論ということになるのだと思うのですが、ことこういう状況に至った点について知事としてどう受け止めるのか、北電に求めることというのをあらためてお聞かせ願えますでしょうか。

(知事)
 今日にも記者会見を(開催する)ということは私も承知をいたしております。(発表者は)社長ですか。この記者会見の内容が値上げということに言及されるのかどうか、それを含めてまだ事後じゃないとちょっとよく分からない部分がありますが、客観的に見ますと、なかなか経営は厳しい状況にあるであろうということは予測に難くないところです。しかしながらこれ(値上げ)は、いつ以来になるのでしょうか。万が一値上げということになるとすれば、相当大きな問題で、道民生活あるいは道内のさまざまな産業活動など(に与える)幅広い影響というものが考えられるところでありますので、北電におかれては、やはり徹底したコスト削減を行うことは当然でありますが、その上でユーザーたる道民の皆さんに対するしっかりとした説明というものが必要だと思いますので、そういったことを踏まえて理解を得ていく、こういった動きを注視をしていかなければならない、そのように思います。
 他の電力会社の状況などを見ていますと、国の審査専門委員会での審議というのが、申請されればその後進んでいくわけでありますが、そういった中で地元意見というものが求められる場面もあるようですので、現に九州のほうでそういうこともあるようですので、もしそういうことになれば、私ども地元としてもしっかり対応していきたいとこのように考えております。


(時事通信)
 全国知事会の会長の任期が来月満了となりまして、これに伴う会長選挙が行われることになりますが、立候補の締め切りが来週金曜日ということで、知事はどのように臨まれるのか、また知事会、その会長、どのような存在で何が求められているのか、この点お願いします。

(知事)
 2年前になるのですかね、選挙があった、会長選挙でありまして、やはり今の時期でしたかね、全体会でそれぞれの所信表明というのがあって、それに基づいて選ばれたというのが今の京都府知事の山田会長でいらっしゃいます。大変フットワークの良い方で、いろいろな課題があると電話をかけてこられたり、いろいろなウェブの会議をされたり、いろいろな形でやはりいろいろな環境変化の中で知事会としての意思の疎通をしっかり図りながら、適宜適切な対応をしていくということに心掛けてこられたこの2年かなというふうに思う次第であります。
 私自身、この知事会会長選ということについては、私自身はなかなか出るということに考えは及んでおりませんが、やはり意欲ある方が出馬を表明されれば、その方々の所信というものを、たぶん4月の中下旬くらいにまた知事会、全体会があると思いますので、その場でお伺いをした上で私としての考え方を固めていければとこのように思っております。
 いずれにいたしましても3年以上に及んだ前政権からの政権交代があって、地域主権、今は地方分権という言葉を自民党政権はよく使われるようでありますが、いろいろなことがやはり前政権とは変わってきているという現実がある中で、知事会のほうもそういった政権としっかり向き合って、言うべきことは言う、そして提言するべきことは提言をするなど、しっかりとした対応が求められておりますので、そういった意味で知事会のリーダーシップをしっかり担っていただけるような方になっていただければと、こんなふうに思っております。


(TVh)
 先ほど北海道中小企業家同友会さんがですね、この春の中小企業の賃上げに関するアンケート調査を発表しまして、賃上げをするという企業が260社のアンケートなんですけれど33%で、その金額が男性だと4,600円台で、女性だと3,900円台。アップ率が前年比2%を超えるのが15年ぶりの状況という良い数字も見受けられるんですけれども、一方で賃上げ未定と答えるのが6割近くの企業で答えられていると。今、全国的にアベノミクスで景気回復への期待がされている中で、道内企業はいまひとつ足踏みな状況がこのデータからは見受けられるんですが、今後の道内企業の賃金・雇用に関して、この数字踏まえて知事、どういうふうに受け止められるでしょうか。

(知事)
 このことは道議会でも議論になったと記憶をいたしております。この(北海道中小企業家)同友会のアンケート調査より前の段階でしたけれどもね、全国的に当時は大手の自動車メーカーなどを中心に賃上げということを安倍総理からの要請に真摯に対応する形で少しずつ話が出てきた時期だったかなというふうに記憶をいたしているところであります。道内につきましても、当然業績が改善をし、少しでも良い状況になってきているところ、あるいは全国放送でも紹介されていたかな。北海道をベースとして全国展開している流通関係のいくつかの企業では業績が良いかどうかということよりも先行投資というか、これからの賃上げや昇給、ボーナスなどいろいろな形はあると思うのですけれども、事実上給与を少しずつ上げることによる消費へのプラスの影響ということもね、期待をしつつ見越してやっておられるというような、そういう事例もあるようでして、私はそういう企業の業種にもよると思うのですけれども、期待値の部分、あるいは業績そのものが良いから、(賃金を)上げるということなど、そういった動きが道内でも広がってきてほしいなと思うし、そのことを広げるような環境整備をやっていくのがわれわれ行政の仕事ではないかな、そんなふうに思っているところであります。

 


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