知事定例記者会見記録(平成21年4月21日)

知事定例記者会見

・日時/平成21年4月21日(火) 14:02~14:23  
・場所/記者会見室
・記者数/27名(テレビカメラ2台)

会見項目

 

知事からの話題

1 2期任期の折り返しにあたって
2 平成21年度ホッカイドウ競馬の開催について
3 行楽期における交通事故防止について

記者からの質問

1 全国知事会会長選挙について
2 国の追加経済対策について 
3 北方領土問題について
4 道営競馬について 
5 知事のゴールデンウィーク中の予定について
6 稚内市における児童虐待死亡事件について 

知事からの話題

 

2期任期の折り返しにあたって

 一つ目は、2期目の任期の折り返しにあたってということでございます。
 早いもので明後日、23日で2期目の折り返しを迎えることになりました。2期目に入って、再び道政の舵取りを担わせていただいてから、あっという間にたってしまったこの2年ではございますけれども、あらためてこれから後半2年、頑張っていかなければならないという思いを強く持っているところでございます。
 2年間を振り返りますと、やはり、一番大きなイベントは、北海道洞爺湖サミットの開催。それが成功したということではないかと思う次第ではありますが、その後、サミット効果を十分に、地域活性化にもっと役立てたいと思っていた矢先に、世界的規模で、金融経済の危機が訪れまして、大変に厳しい状況で、それに対処するための対策を何回もさせていただくような状況であったわけであります。
 加えて、地域医療の強化、維持といったほうが良いかもしれませんが、そういったことにも心を砕いたこの2年間でございました。
 支庁制度改革につきましては、今年に入りまして1定(第1回北海道議会定例会)の議会議論の中で、一定の方向性を出していただきまして、その改革の第一歩を踏み出すべく、今、さまざまな努力をしているところでございます。
 後半に向けましては、今、経済雇用対策などをまずはしっかりやっていかなければならないと思っております。国の追加経済対策のメニューも出てきており、ゴールデンウィーク明けにも国会のほうで通したいという、政府与党の思いはおありになるようでありますが、いずれにいたしましても、私どもは、国の動きをしっかり受けながら、機を逸することなく、我々道民生活の面で、雇用対策、経済対策をしっかり活かすことに加え、さらに安全安心な道民の生活づくりということで、対策を打っていかなければならないと思っております。
 また、国際会議の誘致、これは5月の下旬にトマムで太平洋・島サミットがございます。これに向けてのいろいろな盛り上げということもゴールデンウィーク中からやっていきたいと思っているところでございまして、皆様方のご協力もいただければと思います。
 その他、アイヌ政策なり、北方領土問題への対処なり、新幹線なり、さまざまな諸課題があるわけでありますが、常に道民の方々の視点に立って、これからも諸課題に対処していきます。この4月1日からこの道庁が新しい体制にもなりましたので、道庁の皆さん方と共に、こういった諸課題に対処していきたいと、このように思っているところでございます。

平成21年度ホッカイドウ競馬の開催について

[配布資料:平成21年度ホッカイドウ競馬の開催等の概要

  二つ目は、平成21年度ホッカイドウ競馬の開催についてであります。資料があると思いますが、来週29日札幌競馬場で開幕でございます。5月からは、門別。これは新しくここを拠点としてやっていくということで、旭川競馬場を閉鎖したわけでありますが、5月20日から門別競馬場に舞台を移しまして「グランシャリオナイター」、「グランシャリオ」はフランス語で北斗七星という意味でございますが、このようなネーミングで開催をいたします。
 11月19日まで、札幌と門別、両競馬場で合計82日間の開催日を考えております。多くの皆様方のご来場、そしてネット等を通じてのご参加、心からお願い申し上げます。

行楽期における交通事故防止について

[配布資料:交通事故概況等について

  三つ目は、行楽期を目前にいたしまして、あらためての交通事故防止についての協力の依頼でございます。
 例年これからの時期、北海道では交通死亡事故が増加する傾向にあるわけでありまして、特に、これからの大型連休を迎えまして、行楽等で車を利用する機会も増えることから、道民の皆様には、安全運転、悲惨な交通事故の防止に努めていただきたい。それに向けて、マスコミの皆様方からの呼びかけも、よろしくお願い申し上げたいと思います。

 

記者からの質問

(共同)
 全国知事会の件で一つお伺いいたします。5月18日の全国会議で会長の選出が行われるわけですけれども、現時点で出馬の動きが取りざたされているのは現会長の福岡県の麻生知事のみということでございまして、このままですと、無投票で3選される可能性があるのかなというように聞いておりますが、麻生知事への高橋知事の評価というのを一ついただきたいのと、それから無投票3選がされるということに関してはどう思われるかというのと、最後に高橋知事ご自身が出馬されるというような可能性はあるのかないのかという3点をお願いいたします。
 
(知事)
 まず、三つ目のご質問でありますが、私自身立候補する気はございません。2期目後半になったと今申し上げたばかりでありますけれども、広大な北海道の中でまだまだやらなければならないことがたくさんございます。もちろん知事会の中でも、例えば北海道東北知事会の中ではたぶん一番の古手になったのかなと思ったりもするのであります。そういった立場の中で知事会の中で一定の役割を果たしていく用意は当然ございますが、会長選に出るつもりはございません。
 それから麻生さんに対する評価でありますが、麻生さんは私が経産省におりました時、もう知事をやっておられてよく来られたし、知事会会長というか知事になられるずっと前からよくよく存じ上げております大先輩でございまして、根性の座った、体格のとおりの立派な方でいらっしゃいます。
 知事会の中の取りまとめ、あるいは政府との間の調整など、そういった面で手腕を発揮しておられるというふうに評価をさせていただいております。
 それから、無投票3選はどうか。昨日も増田寛也さんとご一緒でしたけれども、増田さんが立候補されて麻生さんと知事選の会長選を戦われたというのは記憶に新しいわけでありますが、ああいった形のほうがいろいろな意味で、知事会の中での議論を活発化をさせることは可能かなと思うわけでありますが、今のところ対抗馬として立たれる方がおられないのであれば、麻生会長ということが順当に決まるのかなと思いますので、その意味では、無投票実施をどう思うかと言われても、相手のある話ですのでなかなか難しいかなと思います。


(HTB)
 政府与党のほうで、来週15兆円規模の経済危機対策の案が提出されるという見通しなんですけれども、今回これが通ればということなんですけれども、北海道にどれだけの効果があると知事はお考えかというのが1点目の質問です。
 2点目でこれに絡みまして、まだ給付額は決まっていないんですけれども、交付金の一部を地方の独自政策に充てるという政府与党の考えなんですけれども、給付額が決まっていないのは重々承知なんですけれども、もしこういうものがあれば道としてどのようにお使いになることというのを想定されていますでしょうか。

(知事)
 追加経済対策をできる限り早く国会に提出をして、審議を尽くして成立させたいというのが政府与党のお考えであるというのは、私も報道等を通じて承知をいたしております。 私どもも1定議会が明けてから、何回かに分けて東京のほうにも要請活動を行わせていただいておりますが、まずは我々から要請したのは、地方の財政が大変厳しい中で地方財政措置を十分にしていただくような追加的な経済対策をよろしくと、そのようなことを第一項目に掲げて、その他雇用の基金の積み増しなど要請をしてきたところでありますが、そういった我々の基本的な要望提言のスタンスからすれば、今回一定の交付金なりの形で地方財政に使い勝手の良い形で措置していただける、そういう政策のメニューが今言われているということには歓迎をいたしたいと思っております。
 ただ、今事務方に精査させておりますけれども、例えば直轄負担金を含めていわゆる地方の補助裏というんですか、我々の負担分に相当する額の単独事業に充当するというような使い道の交付金もあるようですけれども、玉突きで使うものでありますので、それに道としてどれくらい充当し得るのかどうかというのは、我々の単独事業がどれくらいあるかなど数字を見極めてみないとわからない部分もありますので、そこについての評価はちょっと待ちたいと思います。
 ただ、一方で雇用の基金の積み増しとか、新幹線の予算の積み増しなど、我々が前から強く要請をしていたところに対処するようなものも設けられておりますし、それから我々北海道の寒冷な気候というものをセールスポイントとして、政府のさまざまな行政データ等を蓄積、一元管理をするクラウド(霞が関クラウド)のデータセンターの誘致というのもやっておりまして、それも一定の方向性が出そうだというような話も聞いておりますので、そういった意味で評価をさせていただき、予算が早期に成立することを願ってまいりたいと思っております。
 そして、その上で、先ほどの繰り返しになりますが、そうなった暁には、我々地方サイドも機を逸することなく道民生活にこういったことが反映されるように、臨時会の開催も視野に入れながら道議会の皆様方に議論を申し上げていきたいと思っております。


(NHK)
 北方四島の問題について、谷内(やち)政府代表に新聞社のインタビューで、3.5島の返還に言及したというふうに報じられているんですけれども、こういった時期にこういった発言があったことについて、北海道知事としてどのようにお考えかということをお聞かせください。

(知事)
 毎日新聞社さんの記事は私も拝見しましたけれども、まず、本当にそう発言されたかというのは、直接、ご本人にご確認するすべもなく、よく分からない部分はあります。
 ただ我々の基本スタンスというのは、四島の帰属の問題を解決するという、その上で、返還自身はいろんなバラエティーがあるだろうということは、前から申し上げているところでありまして、そういった基本的な原則、これはもちろん、政府においてもそうだと思うのですけれども、そのこととの関係において、それをたがうようなことをおっしゃったのかどうかというのはよく分かりませんので、谷内さん自身のご発言についてコメントする立場にはないかなと思います。
 しかしながら一方で、前から申し上げておりますけれども、元島民の皆様方の高齢化がどんどん進んでいく。そして、根室をはじめとする隣接地域の方々にとっては、まさに漁業、水産業という生産の現場が奪われている状況がもう60年以上の長きにわたっている中で、さまざまな形での現実的な解決の方向性ということを望む声が全くないわけではないと思うのです。
 そういった中でいろんな議論、今回は3.5島ということのようでありますが、3島ということを言われた方もおられるらしいし、やっぱり2島、2島ということをおっしゃる方もおられるらしい、いろんな議論が出ているわけでありますので、こういったことを機会に我々もあらためて、国民レベルで北方領土問題について議論を深める、こういったきっかけにもなればというふうに、道知事としては考えているところでございます。


(朝日)
 先ほど、知事がおっしゃった、道営競馬の絡みで2点お伺いしたいのですが、競馬ビジョンに基づく改革が平成20年度から始まったんですが、収支だけみると、一般会計からの借り入れ額が1億2000万円減で頑張った形になるんですが、この改革初年度の成果について総括していただきたいのと、もう一つは、競馬ビジョンというのは必ずしも道営競馬の存続を前提にしたわけではないという趣旨のご発言を以前会見の場でされたかと思うのですが、平成21年度、2年目は一般会計の借り入れ額が3億円とみてますが、3億円が仮に経済情勢などいろいろな中で、赤字額が大幅に増えた場合、今年度において、道営競馬の存続に対して何らかの方向性を出す可能性があるのかどうか、それとも、あくまでビジョンが終わる22年度までは存続を前提に進めるのかどうか。そのあたりをお伺いできれば。

(知事)
 なかなか難しいご質問ですが、いずれにしてもまず改革初年度、収支で一定の成果が上がったということは、私自身ほっとしているところでございます。
 そういった中で、先ほども冒頭ご紹介申し上げましたとおり、門別競馬場のナイター施設、設備等の充実など、門別を充実して、あそこの軽種馬生産の関係の方々と心を一つにしてさらに改革を進めていくということに、21年度もいたしておりますので、そういったことの成果、これからまさにオープニングでありますので、我々としてはまずは努力をしていくという段階ではないかなと思っております。
 その上で、シーズンが終わった段階で数字を見極め、どういう議論をするか、まだちょっとそこまで考えを及ぼすタイミングではないかなというふうに思っております。


(道新)
 今週末から、大型連休に入りますけれども、ちょっと飛び石になっている形ですけれど、昨年知事は家族旅行に行かれたのではないかと思うのですが、今年はどのような計画を立ててらっしゃるのかお聞かせください。

(知事) 
 いろいろとここまで大変なこともたくさんございましたので、周りから「ちょっと痩せたんじゃないか」と言われたり「目の下にクマができたんじゃないか」とかいろいろご心配していただく向きもございますので、できれば連休中は、しっかり休ませていただければというふうに思っております。
 前半は東京のほうに参りまして、後半はこちらのほうに家族、少なくとも夫くらいは、それから子供も2人いますので1人くらいは、何とか戻して、道内、新緑芽生えてきれいだと思いますので、ドライブ旅行などできればというふうに思っております。
 しかしながら、いつもお休みの前には申し上げることでありますが、何かあった場合には、まずは公務優先ということで駆けつけたいということは前提の上で、できればお休みをいただきたいなと思っております。


(STV)
 稚内の虐待についてなんですが、先週末に道の点検結果、再調査の結果ですが、出まして、今後の方向性なのですが、防止対策を強化する方向性を今の時点でお伺いできればと思います。

(知事)
 まず、稚内の児童虐待、そして幼い命が失われたというあの事案については、直後の記者会見の時も申し上げたわけでありますけれども、本当に悲しく、残念。そして我々児相(児童相談所)の分室が2度にわたって情報を得ていたにもかかわらず未然に防止ができなかったということ。本当に真摯に反省をいたしているところであります。
 このことにつきまして先日も道民の方からも、きついきついお叱りの言葉を頂戴いたしました。知事をはじめとした道職員、もっともっと危機意識を持って、道民の命を守るのは自分達だという意識を持って、しっかりやらなければ駄目だというお手紙を頂戴いたしまして、本当にそのとおりだというふうに思っているところでございます。
 そういった中で、先日も申し上げたと思いますが、あらためて、道内の複数回、2回以上関係諸方面から情報が寄せられた案件について緊急にチェックをし、それぞれについて対処の方策を出してきたということは、もうご報告申し上げたと思うわけでありますが、あらためて本日、全道の児童相談所長を招集をいたしまして、児童の安全確保、あるいは適切な保護の徹底などについて、私どものほうから指示をし、意志の疎通を図りたいと思っております。
 また、明後日、23日には、警察、教育、それから庁内の関係課で構成されます児童虐待防止対策連絡会議を開催いたしまして、あらためて確認をし合いたいというふうに思っております。
 これも以前申し上げたと思うのですが、今回の事案について、何でこういったことになったのか、何で対応できなかったのか、何が足りなかったのか、どう対応すべきだったのかということの内部検証というものを十分にやることにいたしております。
 それから、外部検証ということで、社会福祉審議会の検証・処遇部会、ここは、弁護士さん、お医者様、大学教授など専門家をメンバーとするところでありますが、この場において、あらためて外部の皆様方から、今回の初期対応のあり方、あるいは今回のことを反省材料として、関係機関とどのような形で連携をし、情報の共有を図っていくかなども検証分析をしていただくことにいたしておりまして、こういった結果を踏まえて、我々として、再発防止に向けた取り組みを強化してまいりたいと考えております。
 


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