北海道沖に広く分布するエビ
生まれた時には腹部に横じまがあり、頭部と胸部が融合した頭胸甲の背面が著しく隆起しています。額にあるツノ(額角)は甲長の1.5倍ほどで、前半部が上向きに強く反ります。成長すると体長は170mm前後。ボタンエビは近縁種ですが、一般にはトヤマエビをボタンエビと呼ぶこともあります。
北海道沖に広く分布し、水深100~400mの所に生息します。
産卵は、それぞれの海域で4~9月の間に行われます。成長に伴って雄から雌へ性転換する雄性先熟の雌雄同体で、生殖巣はまず雄性部分が、後にそれの退化消失に伴い雌性部分が成熟するという性転換がなされます。
刺身や寿司だねとして生で食べられることが多いですが、天ぷらや塩焼きにしてもおいしく食べることができます。しかし、ボイルすると甘さが消えるため、電子レンジで加熱するのがお勧めです。
|