別名『甘エビ』はその名の通り甘さが自慢
額にあるツノ(額角)は甲長の1.5倍以上の長さがあり、第2脚は左側が著しく長いのが特徴です。体色は薄紅色で、ナンバンエビ、アマエビと呼ばれることもあります。
北海道では、道西日本海、噴火湾、道東太平洋、オホーツク海に分布します。産卵期は3~4月で、受精卵は雌の腹肢に付着し、約10ヵ月が経過した翌年1~2月頃、幼生として孵化し親から離れます。孵化後は脱皮を繰り返して成長、2~4歳で雄として成熟し雌と交尾した後ですべての個体が雌へと性転換します。
ホッコクアカエビは、小型の甲殻類、貝類などを主な餌としていますが、一方ではタラ類、タコ類などに多く捕食されています。
アマエビの通称で知られる通り、生で食べると身は柔らかく粘りがあり、独特な甘みがあります。刺身、寿司だね、天ぷら、鍋ものなどにも利用されています。
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