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地方名:シャコエビ、ガサエビ
シャコ科/全長約20cm
食事も産卵もあらゆる行動はU字型の巣穴で
頭胸甲は比較的幅広く、甲長は全長の約5分の1を占め、背面中央にY字状の隆起線があります。体の前方の捕脚と呼ばれる鎌の形をした足には小さなくし状の歯が並び、基部には3本の可動棘があります。
シャコは、1個体ごとに泥または砂泥の海底に浅いU字形の巣穴を掘って生活します。この巣穴で外敵から身を守るほか、摂餌や産卵など日常のあらゆる行動を行います。産卵期は6~7月で、産卵および卵の保育も巣穴の中で行われます。
北海道でシャコ漁業が行われているのは石狩湾に限られており、透明度が高い石狩湾に住むシャコは、海が荒れて海底が濁るようなときに一斉に巣穴から出てくるので、この荒天を狙って刺し網で漁獲します。
シャコは新鮮なうちにゆでて食べるのがおいしいとされ、寿司だねとしてもなじみ深い魚です。
分布図

日本海側・石狩湾のみ
漁法
- しゃこ刺し網漁業
漁獲時期

4月~6月、10月~12月
シャコ取扱漁協
これまで寿司ねたとしてしか認識されていなかった「シャコ」の浜ゆで商品。小樽の新しい特産品として注目を集めています。
石狩市の漁港朝市で、石狩湾新港東ふ頭と厚田漁港内で5月から6月に前浜で捕れたばかりのシャコを販売します。

