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地方名:スケソウダラ、スケソ、スケトウ、ピンスケ(小型魚)、マゴスケ(小型魚)、ウマスケ(大型魚)
タラ科/全長約60cm
身はカマボコに、卵巣はタラコに
細長い体で目と口は大きく、「下顎が上顎より前に出ていること」「下顎のひげはない、もしくは極めて小さいこと」が、同じタラ科魚類のマダラ、コマイとの大きな違い。北海道内で2番目に多い漁獲量(H20現在)を誇る重要漁獲対象種。
成魚は冬から春にかけて産卵場所に集まり、夏から秋に餌を探すために分散して回遊します。産卵場は津軽海峡を除く北海道周辺の沿岸から沖合一帯。産卵期は12~4月で1~2月が盛期です。1尾の雌が約1ヵ月にわたり数日おきに複数回に分けて卵を産むため、群れとしての産卵期は4ヵ月と長期にわたります。成魚ではオキアミ類などのプランクトンのほか、魚類、イカ類なども捕食します。親が子どもを食べる「共食い」の習性ももちます。
卵巣は塩漬けにして「タラコ」や「明太子」に利用され、身は主に練りもの製品の原料となるすり身に加工されています。
分布図

えりも岬以東太平洋、オホーツク海、噴火湾、日本海、根室海峡
漁法
- すけとうだら刺し網漁業(道南)
- はえ縄漁業(マダラ・スケトウダラ)
- すけとうだらはえ縄漁業
- 沖合い底びき網
漁獲時期

渡島10月~翌4月、胆振9月~翌3月、石狩・後志9月~翌6月、檜山11月~翌1月、宗谷10月~翌6月、十勝・釧路9月~翌5月、根室11月~翌3月
料理レシピ
スケトウダラ取扱漁協
一本一本釣り上げることによって、網で暴れることもなく、魚体に傷がつかずに揚げられたスケトウダラを使って作るきれいで新鮮なたらこです。
1月~2月の前浜でとれた羅臼産のスケトウダラのみを使用、選び抜いた成熟卵を独自の製法で生のまま塩漬けにしています。500g(5腹前後)の化粧箱入りなので贈答品にも最適です。
スケトウダラの成熟卵を独自の調味液により丹念に味付け、漬け込み熟成させた辛子明太子です。ピリッとした辛さとタラコ本来のまろやかな舌ざわりを楽しめます。
羅臼産の高鮮度の上質卵を原料に、自然の風味を味わえるよう低温でじっくり造り上げた商品です。冷凍原卵は一切使用しておりませんので完熟たらこならではの食感が楽しめます。500g化粧箱入り。

