地球温暖化に対応する技術開発・普及に関する検討会を開催しました

地球温暖化に対応する技術開発・普及に関する検討会を開催しました

 令和5年の道内は記録的な高温が続き、農作物の生育が平年より早く進んだ一方で、一部の地域やほ場では、高温に起因すると思われる生育不良や変形、病害虫等が発生し、家畜の食欲減退や熱中症の発生が見られました。
 これを踏まえ、道では、道内の試験研究機関、普及組織、関係機関・団体を参集し、令和6年の営農でも取り組める既存技術の活用・普及や、今後取り組むべき技術開発について共有を図るとともに、連携して対応していくことを目的として、「地球温暖化に対応する技術開発・普及に関する検討会」を開催しました。

【開催概要等】
1 開催日時
    令和6年(2024年)1月17日(水)15:00~16:20
2 場 所
  TKP札幌ビジネスセンター赤れんが前 5Cホール
  (札幌市中央区北4条西6-1 毎日札幌会館 5階)
3 参 集 出席者名簿 (PDF 117KB) 配席図 (PDF 220KB)
  農研機構北海道農業研究センター
  道総研農業研究本部
  北海道農業協同組合中央会 外農業関係団体3者
  農林水産省北海道農政事務所(オブザーバー)
  北海道農政部(事務局:技術普及課)
4 議 題
  会議次第 (PDF 42.9KB)
(1)本検討会の目的と概要について
   事務局
       資料1「地球温暖化に対応する技術開発・普及に関する検討会について」 (PDF 86.3KB)
   参考1「営農技術対策とは」・2「研究課題の決定の流れ」 (PDF 133KB)
(2)令和5年の気象経過について
   事務局
   資料2「令和5年全道の気象経過について」 (PDF 126KB)
(3)令和5年作における各作物への影響について
   ホクレン
   資料3「令和5年産主要農作物の作柄と畜産物の生産動向」 (PDF 239KB)
   農産協会・農産基金協会
   資料4-1 「令和6年のてん菜栽培に向けて」(PDF 1.33MB)
   資料4-2「令和5年産小麦 観測史上最高の高温登熟下における作柄と今後に向けた栽培のポイント」 (PDF 1.67MB)
   資料4-3「令和4年 高温登熟期の『胴割粒』発生防止対策」 (PDF 693KB)
(4)高温等の被害状況と対応事例について
   道技術普及課
   資料5「2023年に発生した高温等の影響と対応事例」 (PDF 2.57MB)
(5)高温等に適応するための試験研究等の現状と課題
   農研機構北海道農業研究センター
   資料6「高温等に適応するための試験研究の現状と課題」 (PDF 2.47MB)
   道総研農業研究本部
   資料7「高温等に適応するための試験研究の現状と課題」 (PDF 780KB)
(6)今後の対応に関する意見交換
   資料8 「レジュメ」(PDF 31KB)
(7)その他
5 当日の議事概要
  会議の概要 (PDF 115KB)
  議事録 (PDF 489KB)

【今後について】
 既存で活用可能な技術等は、道内外の対応事例等を収集・考察し、順次、必要に応じて営農技術対策(定期・臨時)を発出し、普及に取り組むほか、作物別に開催する講習会や普及センターによる営農指導などを通じて農家の方々に情報提供を行っていきます。
 さらに、今回の検討会での議論や地域からのニーズを踏まえ、品目毎に北海道農業試験会議等で検討の上、今後の試験研究課題に反映させ、新たな品種や技術の開発につなげていきます。
 また、このような検討会については、出席団体から継続的な開催を望む発言があったことも踏まえ、令和6年度の気象経過や技術開発・普及の進捗状況を見極めながら、必要に応じ、開催を検討します。

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