泊発電所3号機の再稼働に関する知事の考えについて
令和7年11月28日(金)に開催された令和7年第4回北海道議会定例会において、鈴木知事から、泊発電所3号機の再稼働に関し、現時点での考えについてご説明しました。
知事の考え
泊発電所3号機の再稼働についてでありますが、道では、これまで、経済団体や市民団体の皆様からご意見をいただくとともに、岩宇4町村や後志管内、さらには道内6圏域において説明会を開催し、道民の皆様から、賛否だけにとどまらない多様なご質問やご意見等を伺ったところであり、再稼働に関する不安や懸念の声が寄せられていることも事実です。
こうした中、地元4町村の議会が早期再稼働を求める意見書等を採択するとともに、4町村長が、それぞれ再稼働への理解を表明されたと承知をしており、こうした地元のご判断を重く受け止めております。
また、道内の電気料金が全国的にも高い水準であり、道民の皆様の生活や道内経済に大きな影響を与えている中、北電から、再稼働後の電気料金の値下げ見通しが公表され、その考え方については、私も齋藤社長から直接説明を受けました。
私としては、泊発電所3号機が、福島第一原発事故の教訓を踏まえた新規制基準に適合していると認められたことや国が道とUPZ内13町村の防災計画や避難計画を一体化した泊地域の緊急時対応を取りまとめ、原子力防災会議で了承していること、加えて、再稼働により、電気料金の引き下げが見込まれるとともに、電力需要の増加が想定される中で、安定した電力供給が確実なものとなること、さらには、脱炭素電源の確保により、今後の道内経済の成長や温室効果ガス削減に繋がることなどから、原発の活用は当面取り得る現実的な選択と考えているところであります。
今後、文書によりお伺いしている後志管内の市町村のご意見やご要望も確認するとともに、私自身、泊発電所を訪れ、現地で安全対策について直接、確認し、地元4町村長の皆様からもお話しをお聞きした上で、今定例会でのご議論を踏まえ、最終的に判断してまいります。
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