北海道におけるエゾシカ保護管理の経緯

 

 

北海道におけるエゾシカ保護管理の経緯


 

 

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1北海道におけるエゾシカ保護管理の推移
 エゾシカは、明治初期の大雪と乱獲で一時は絶滅寸前まで激減しましたが、その後の保護政策などによって生息区域を拡大するとともに、その数も増加してきました。
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 その一方で、近年、釧路など道東地方を中心に農林業被害が急激に増え、平成8年度の被害額は全道合計で50億円を超えるなど深刻な社会問題となりました。
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 このような状況に対処するため、平成10年に道東地域を対象とした「道東地域エゾシカ保護管理計画」を策定して、農林業被害防止対策やエゾシカの個体数管理などを総合的に進めてきました。
 その後、平成11年6月に「鳥獣保護及狩猟ニ関スル法律」が改正され、新たに「特定鳥獣保護管理制度」が設けられたことから、これまでの計画を見直し、北海道中部地域まで拡大した「エゾシカ保護管理計画」を12年9月に策定し、また14年3月には全道をその対象区域にしました。
 
「特定鳥獣保護管理制度」とは
 生息数が極端に増えたり、逆に生息数が減って絶滅のおそれがある鳥獣について、都道府県知事が長期的な観点から計画を立て、各種調査を実施しながら、適正な保護管理を図る制度です。
 この計画を策定することによって、国の狩猟規制の一部を各都道府県の判断でより厳しくしたり、逆に一定の範囲内で緩和することができるようになります。
 北海道以外の府県では、シカのほか、イノシシ、ツキノワグマ、ニホンザルを対象に計画が策定されています。
 
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