北の縄文 - 遺跡紹介:ハマナス野遺跡 ハマナス野遺跡(函館市) ■遺跡の概要 ▲全景 ()函館市(旧南茅部町)ハマナス野遺跡は、川汲(かっくみ) 川左岸にある縄文時代前期の大規模な集落跡です。北海道を代表する円筒土器文化の集落で、昭和48年から22次の調査を行い、これまで200軒を超える竪穴住居が発掘されています。集落の構造は、二つに分かれた集落を基本としていることがわかります。 ▲調査風景 ■特徴的な遺構 ▲日ノ浜型住居 ハマナス野遺跡の竪穴住居は、「日ノ浜型住居」と呼ばれ、円形の竪穴に五角形のベンチ上段構造を内部に持つことが特徴です。規模が大きく、深さが2m近くあるものもあります。 ■主な遺物 ▲出土した土器 円筒土器下層式。これまで80万点以上の遺物が出土しています。 ▲漆の副葬品 墓に副葬されていた 漆 ( うるし ) 塗りの盆状木製品。遺体の足元に置かれています。 ▲石剣 砂岩を加工して短冊形に作ったもので、儀式などに使われたと推測されます。 ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.