感染症の発生について

感染症の発生について

腸管出血性大腸菌感染症の発生について

令和5年5月22日~令和5年5月28日の発生は以下のとおりです。

発生の概要
保健所区分保健所受理日備考
釧路無症状病原体保有者5月23日不明

腸管出血性大腸菌とは

概  要:ベロ毒素を産生する大腸菌によって引き起こされる感染症であり、下痢、激しい腹痛、血
     便、発熱などが主な症状である。また、病原体を保有していても症状がない場合もある(無
     症状病原体保有者)。
感染経路:汚染された食品からの感染、患者のふん便に含まれる大腸菌が直接または間接的に口から入
     ることによる感染
潜伏期間:3~5日が多いが、1週間以上の場合もある
予防等:食品の十分な加熱(75℃で1分間以上の加熱で死滅)等
    汚染が疑われる物については、アルコール、熱湯、次亜塩素酸ナトリウム製剤(台所用漂白
    剤)、亜塩素酸水等での消毒

全道の発生状況について

下記リンク先で公開しています。

感染性胃腸炎患者等の集団発生について

道立保健所管内で感染性胃腸炎患者及びその疑いのある者が発生したのでお知らせします(令和5年5月分)。

発生の概要
保健所施設種別患者数保健所受理日確認したウイルス
岩内保育所13人4月28日ノロウイルス
深川保育所18人5月12日ノロウイルス
滝川介護保険施設37人5月12日ノロウイルス
帯広保育所12人5月16日ノロウイルス
室蘭介護保険施設14人5月15日ノロウイルス
苫小牧保育所37人5月15日ノロウイルス
帯広保育所14人5月16日ノロウイルス
渡島社会福祉施設13人5月15日ノロウイルス
帯広保育所13人5月22日ノロウイルス
富良野保育所16人5月17日ノロウイルス、アストロウイルス
上川保育所19人5月23日ノロウイルス
千歳小学校26人5月17日サポウイルス
帯広保育所12人5月18日アストロウイルス
滝川幼稚園37人5月24日ノロウイルス
帯広保育所12人5月24日アストロウイルス

ノロウイルスとは

概  要:ノロウイルスとは、世界中に広く分布し、急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスである。
     主症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱(軽度)。通常3日以内に回復し、予後良好
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、ウイルスが含まれるふん便や吐ぶつから人
     の手などを介して二次感染、飛沫感染等の直接感染
潜伏期間:24~48時間
流行の時期:主に11月~3月に集中しているが、一年を通して発生する
予防等:一般的な感染症対策として、消毒用エタノールや逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)が用いら
    れることがありますが、ノロウイルスを完全に失活化する方法としては、次亜塩素酸ナトリウ
    ムや亜塩素酸水や加熱による処理があります。

サポウイルスとは

概  要:サポウイルスとは、主に乳幼児にみられる急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスである。
     主な症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱(軽度)。通常3日以内に回復し予後良好
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、ウイルスが含まれるふん便や吐ぶつから人
     の手などを介して二次感染、飛沫感染等の直接感染
潜伏期間:24~48時間
予防等:一般的な感染症対策として、消毒用エタノールや逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)が用いら
    れることがありますが、ノロウイルスを完全に失活化する方法としては、次亜塩素酸ナトリウ
    ムや亜塩素酸水や加熱による処理があります。

アストロウイルスとは

概  要:アストロウイルスとは、世界中に広く分布し、急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスである。
     主症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱(軽度)。
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、ウイルスが含まれるふん便や吐ぶつから人
     の手などを介して二次感染、飛沫感染等の直接感染
潜伏期間:1~4日
流行の時期:主に冬から春にかけて発生し、ノロウイルスやロタウイルスに比べ低頻度だが、一年を通して発生する
予防等:一般的な感染症対策として、消毒用エタノールや逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)が用いら
    れることがありますが、ノロウイルスを完全に失活化する方法としては、次亜塩素酸ナトリウ
    ムや亜塩素酸水や加熱による処理があります。

アデノウイルスとは

概  要:アデノウイルスとは、主に乳幼児にみられる急性胃腸炎の原因の一つとなるウイルスで、
     主な症状は咽頭炎や肺炎などの呼吸器疾患、咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎などの
     眼疾患等、胃腸炎。通常1週間以内に回復し、予後良好
感染経路:ウイルスに汚染された飲食物を口にすることや、ウイルスが含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染、飛沫感染等の直接感染
潜伏期間:3~10日
流行の時期:ノロウイルスやロタウイルスに比べ低頻度だが、一年を通して発生する
予防等:一般的な感染症対策として、消毒用エタノールや逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)が用いら
    れることがありますが、ノロウイルスを完全に失活化する方法としては、次亜塩素酸ナトリウ
    ムや亜塩素酸水や加熱による処理があります。

道内の感染性胃腸炎の発生状況※HP公表月を基準(令和5年6月2日)

R5年月別
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
件数(件)20172230
141
有症者数(人)38137247471628112
年別
2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年
件数(件)1901881481466718787104
有症者数(人)4,6714,4543,0193,0101,3544,2171,7082,236

定点医療機関からの感染性胃腸炎患者報告数について

下記リンク先で公開しています。

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