知事コラム230601

6月1日:未来へ願いを込めて

 今週日曜日(5月28日)、「北海道・木育フェスタ2023 第73回北海道植樹祭」を開催し、会場となった厚真町にお伺いしました。
 今年は、北海道胆振東部地震の発生から5年という節目を迎えます。震災の教訓を改めて心に刻みながら、地元の子どもたちと一緒に森林の再生と地域の復興が一層進むようにとの願いを込めて植樹しました。
 森や木は私たちに安らぎと温もりを感じさせてくれます。そして、子どもの頃から森や木に親しみ、豊かな心を育む「木育」は、この北海道から始まり全国に広がった取組です。ふるさとの森づくりを進めることは、地域の皆様の心を育むことにつながる、そのような想いを抱きながら「北海道・木育フェスタ」を毎年、道内各地で開催するとともに、植樹活動など道民の皆さんとの協働による森づくりに取り組んでいます。
 森林にはたくさんの役割があり、その中でも特に注目されているのが、地球温暖化対策への貢献です。北海道は、全国一の森林面積を誇り、二酸化炭素の吸収や豊富な道産木材の利用など、ここでも圧倒的な存在感を示しています。このコラムでも何度か紹介しました「ゼロカーボン北海道」、この実現にも森林は欠かすことのできない存在です。
 人にも地域にも、そして地球にも優しい森づくりについて、是非関心をお寄せください。木育の体験イベントなどの情報も下記ホームページやSNSで随時お知らせしています。

 さて、本日(6月1日)から、道庁は、新たな組織体制がスタートしました。
4月の知事選で掲げた政策を着実に進めていくため、「暮らしを守る」、「未来を創る」、「地域と進める」という3つの視点から体制の強化を図りました。
 子ども応援社会の実現をはじめ、巨大地震・津波への備えやゼロカーボン北海道の実現に向けた取組の加速化、次世代半導体に関する取組の推進、そして、ほっかいどう応援団会議の充実と地域おこし協力隊の皆様との連携の強化など、直面する様々な課題や未来に向けた動きに、道庁がワンチームとなって、しっかりと対応していきます。

 先週(5月22日)開催しました「北海道における次世代半導体プロジェクト説明会及び工事計画等説明会」には、大変多くの皆様にご来場いただきました。説明会の内容は、当日参加が叶わなかった皆様など、より多くの方に知っていただけるよう、道庁のホームページに当日の動画と資料を掲載していますので、下記から是非御覧ください。

 今日から6月、清々しい季節を迎えている北海道は、様々なイベントも盛りだくさんです。来週7日からは、爽やかな初夏の空気が熱気に包まれるYOSAKOIソーラン祭りが始まります。皆様、是非、これからの季節の北海道も堪能してください。

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