知事コラム230126

1月26日:なおみちカフェ in オホーツク

地域で特色ある取組を実践されている方々から直接お話を伺い、広く発信させていただく「なおみちカフェ」。1月23日から25日にかけて、オホーツク管内を訪問してきました。

置戸町では、「オケクラフトセンター森林工芸館」を訪問しました。「オケクラフト」は、町内に工房を構えるつくり手の皆さんが、すべて手作業で製作する木目の美しさが特徴の器や盆などの地域クラフトブランドで、私もコーヒーカップや弁当箱を愛用しています。この施設では、オケクラフトのショップのほか、つくり手や町民の方々が利用できる工房や加工室が備えられています。オケクラフトに惚れ込んで、つくり手になるために研修されている方と再会でき、このたび研修を終え、自分の工房を持たれるというお話を伺いました。これからも、オケクラフトを軸とした地域づくりが進められることを期待しています。

訓子府町では、幼保連携型認定こども園「わくわく園」を訪問しました。当日は大変寒い日でしたが、地元産のカラマツ材の木のぬくもりや地中熱を利用した床暖房などのおかげで、施設内は大変過ごしやすくなっていました。また、太陽光発電・蓄電設備を採用するなど環境に優しい施設となっています。設計段階から保育士や保護者、住民の方々が参加され、未来を担う子どもたちへの愛情や想いがかたちになった素晴らしい環境を活かし、園児の皆さんが、地域の皆様に愛されながら、健やかに成長していくことを願っています。

津別町では、コワーキングスペース「JIMBA(ジンバ)」を訪問しました。この施設は、延べ400名を超える町民の皆さんが携わり空き家をリノベーションしてつくられたもので、動画配信ができるスタジオ、カフェやバーとしても利用されており、町内外から様々な人が集い、交流が生まれています。運営されている道東テレビ代表の立川さんは、津別町と40年以上にわたって様々な交流が続いている千葉県船橋市から移住されてきました。今後も、ユニークな取組が進められ、地域の賑わい創出につながることを期待しています。

斜里町では、テレワークセンター「しれとこらぼ」を訪問しました。この施設は、宿泊施設も備えるテレワークやワーケーション施設として平成27年に開設し、町内の有志が集まり発足した一般社団法人知床スロウワークスが運営しており、これまで延べ300社以上の方々に利用されています。コロナ禍で地方への関心が一層高まっている中、北海道は、首都圏からの本社機能移転やサテライトオフィス開設の動きが引き続き活発であり、主に道外企業の皆様が利用されるというこの施設を、これからも多くの方々に利用していただき、世界自然遺産知床など地域の魅力を体感していただきたいと思います。

 このほか、清里焼酎醸造所(清里町)、アグリハートセンター「フェリーチェ」(小清水町)、北海道大空高等学校(大空町)、遠軽町芸術文化交流プラザ「メトロプラザ」、上湧別コミュニティセンター(湧別町)、トップファームグループ(佐呂間町)を訪問しました。その様子はフェイスブックにも掲載しておりますので、是非ご覧ください。

今回も、多くの皆様から直接お話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。これからも、どんどん道内各地域を訪問して、地域の声を政策に活かしていきたいと思います。

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