知事定例記者会見(令和2年8月27日)

知事定例記者会見

・日時/令和2年8月27日(木) 14:30~15:16
・場所/記者会見室
・記者数/25名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

 1 新型コロナウイルス感染症対策について

記者からの質問

 1 寿都町の文献調査への応募検討について(1)
 2 寿都町の文献調査への応募検討について(2)
 3 寿都町の文献調査への応募検討について(3)
 4 知事の左まぶたの腫れについて(1)
 5 アイヌ政策推進会議について
 6 寿都町の文献調査への応募検討について(4)
 7 寿都町の文献調査への応募検討について(5)
 8 知事の左まぶたの腫れについて(2)
 9 寿都町の文献調査への応募検討について(6)
10 寿都町の文献調査への応募検討について(7)
11 知事の左まぶたの腫れについて(3)
12 夕張市のスーパーの閉店について

知事からの話題

新型コロナウイルス感染症対策について

[配付資料:感染者の動向等(PDF)]

 ちょっとまぶたが腫れていまして、見苦しいかもしれませんが、ご了承いただければと思います。
 まず私から、新型コロナウイルス感染症対策についてお話をさせていただきたいと思います。先日(8月25日)の(北海道新型コロナウイルス感染症対策)本部会議で決定いたしました、新しい警戒ステージについてお話をしたいと思います。道においては感染状況に応じた警戒ステージを5段階に分類し、一つ目といたしまして医療提供体制等の負荷、二つ目として監視体制、三つ目として感染状況の観点から、次のステージへの移行の目安となる指標を設定いたしました。今後この指標に基づきまして、道内の感染状況をモニタリングしていきたいと思います。
 まず、現在はステージ1の段階にあります。その状況について、これら指標を使ってご説明したいと思います。はじめに医療提供体制の負荷の状況についてでございますが、昨日時点の入院患者数は100名でありまして、うち重症の方は2名であります。ステージ2の指標といたしましては、病床150床、うち重症者病床15床ということで、こちらを比較いたしますと、どちらも下回っているという状況でございます。一方で、入院患者はやや増加しておりまして、医療提供体制等への負荷については、今後の推移を注視していく必要がございます。次に監視体制の状況についてでございます。直近1週間、8月20日から26日の検査数については、4060件です。この間、陽性者数は88名でありますので、陽性率については2.2パーセントということになります。また先週1週間、8月13日から19日、こちらと比較いたしますと、検査数が増加する中で、ほぼ横ばいで推移している状況が分かるかと思います。次に感染者の状況についてです。こちらも同じく直近1週間、8月20日から26日の感染者数は88名です。ステージ2の指標としております107名を下回っている状況でありますが、小樽市内の病院での集団感染事例の発生もありまして、感染者が先週の1週間、13日から19日と比較いたしますと増加しているということから、動向には注意が必要であります。一方、リンクなし、感染経路が分からないという方の割合についてですが、直近1週間、8月20日から26日の平均は37.5パーセントと減少傾向でありまして、ステージ2の指標としている50パーセントを下回っている状況にあります。
 これまでご説明させていただきましたとおり、警戒ステージの指標を基に総合的に判断いたしますと、本道の現状につきましてはステージ1の段階となります。通常の診療体制は確保されておりますが、散発的に感染が発生していることから注意が必要な状況であります。ステージ2に進みますと、感染者、重症者が徐々に増加することによりまして、医療機関の負担が増加して、一般の診療体制を縮小または停止させる、そういった可能性も出てまいります。この段階になりますと、道民の皆さまには3密を回避できない場所での会合など、感染リスクを高める行動の自粛をお願いしなければならないということから、ステージ2に移行させないためにも、道民の皆さまと事業者の皆さまには、「新北海道スタイル」の実践、徹底についてご理解とご協力を引き続きお願いいたします。
 道では、この集中対策期間継続中ということで、2カ月間にわたります「新北海道スタイル集中対策期間」ということでありまして、その期間が1カ月近くたとうとするわけですが、日常の中で少しこの集中対策期間だということをお忘れの方も出てくることもあると思いまして、あらためて皆さんに、この1カ月の折り返しということで取り組み状況についてもお知らせさせていただきたいと思います。8月は、全国では首都圏、関西圏など大都市圏を中心に感染が拡大した一方で、道内では医療機関での集団感染の発生はあったものの、感染が拡大している他の都府県と比べまして、一定程度抑えられているという状況がございます。こうした背景には、先ほど申し上げましたけれども、集中対策の期間ということで、皆さまが積極的に「新北海道スタイル」への取り組みを行っていただいたということがあるわけでありまして、あらためて道民の皆さま、事業者の皆さま、そして関係の皆さまにご協力いただいたことに心から感謝を申し上げたいと思います。
 こうした中、9月からは秋の行楽シーズンを迎え、また人の動きが活発化することが予想されるわけでありまして、「新北海道スタイル」集中対策の取り組みを継続し、本道で感染拡大防止に取り組むため、これまで1カ月間の取り組み状況について、皆さんにお知らせしたいと思います。今回の集中対策の取り組みといたしまして、接待を伴う飲食店やその他の事業者へ直接訪問し、どぶ板で働き掛けを行いますよというお話をさせていただきましたけれども、まずこのススキノ地区では、道と札幌市の職員が8月26日までに511の店舗を直接訪問させていただきまして、「新北海道スタイル」の実践などを直接ご依頼させていただきました。その他の地域では、振興局と商工会議所、商工会が連携いたしまして、巡回訪問を行っているところでございます。これは札幌市の職員、道の職員が連携して511店舗、言うはやすし行うは難しですが、1店舗1店舗回って、直接お会いして、お訴えをさせていただいて、取り組みを進めてきました。これを踏まえてPCR検査のご相談とか、そういったことにもつながって、検査実施なども行われたという状況もございますので、こういった点についても一定の効果があるのではないかと思っています。
 また道は、「新北海道スタイル」を実践する事業者の皆さまにステッカー、こちらをお送りしておりますが、本日までに3万5504枚を送付させていただいております。送付を希望される事業者の方につきましては、道のホームページから申請していただきたいと思います。
 ススキノ地区で感染拡大防止対策を積極的に進めまして、取り組みのモデルとなる店舗やテナントビルを、専門家のご意見も伺いながら、先進事例として選定いたしました。店舗といたしましては3店舗、「結維。(ゆい)」、「朱(べに)すずめ」、「C(しー)の方程式」を選定いたしました。これらの店舗では先進的な感染防止対策といたしまして、マスクとアイガードの併用や、カラオケの飛沫(ひまつ)対策としてのマイクガードを作成するなど、独自の取り組みがされているところでございます。
 次にテナントビルでございますけれども、こちらも「第11グリーンビル」、「ニュー北星ビル」こちらを選定いたしました。これらのビルでは、ビル共用部分の清掃・消毒・換気の徹底はもちろんのことといたしまして、ビル管理者が全テナントに「新北海道スタイル」を実践する確約書、こちらを求めておりますほか、「新北海道スタイル安心宣言」を掲示し、北海道コロナ通知システムを導入しているなどの取り組みを行っているものです。
 こうした接待を伴う飲食店やビルについては、現在専門家のアドバイスを受け、感染防止対策に資する店舗設備や備品の整備をさらに行っておりまして、準備ができ次第、その積極的、先進的取り組みについて、他の事業者の感染症対策の課題解決に向けた参考となるよう、広く周知をしていきたいと思っています。報道機関の皆さまにも、そちらをぜひご覧いただくということを考えておりますので、皆さまにご協力をお願いいたします。また今後でございますが、他の業種、他の地域においても選考を進めまして、先進事例の周知を通じた感染防止の取り組みを全道へ拡大していきたいと考えています。
 次に飲食店向けに作成した感染症対策の解説動画についてですが、今月14日にYouTubeで公開しておりますのでお知らせさせていただきます。この動画ですが、感染症の専門家であります札幌医大の横田教授に出演いただきまして、対話形式による感染予防対策の解説ですとか、飲食店や各業態の共通する対策、スナック、バーなどそれぞれの業態に向けた感染症対策を分かりやすく解説入りで提供させていただいているものです。飲食店を営む方、働いている方には、ぜひご覧いただきたいと思います。
 現在、警戒ステージは先ほど申し上げたとおり1にとどまっている状況でございます。次のステージに移行させないためにも、引き続き道民の皆さまお一人おひとりの感染拡大防止の取り組みが極めて重要であります。若い世代は特に重症化しにくいとされまして、感染に気付かないまま行動されている可能性があるわけでございますが、若い方から重症化しやすい高齢者の方々に感染する恐れがあるわけであります。こうした無症状の方、症状が軽い方におかれては、「感染しているかも」、「人にうつさない」という思いを持っていただいて、この期間をあらためて「新北海道スタイルプラス2」の徹底をお願いしたいと思います。併せてこのプラス2のうち一つ目の大きな声を控えると、「いまは、小声で」ということと、あと二つ目の道のコロナ通知システムと国の接触確認アプリ「COCOA」の活用を促進する二つのピクトグラム、こちらを新たに作成しましたので、皆さまにご活用いただきたいと思います。
 また日頃から体調の変化にも十分ご留意いただきまして、発熱や味覚障害、息苦しさ、だるさ、体調が悪い場合には、すぐにお近くの保健所や帰国者・接触者相談センター、こちらにご相談いただくよう、あらためてお願いいたします。感染拡大防止に向けましては、道民の皆さまの行動に加えて、事業者の皆さまの協力による環境づくりが重要でございます。あらためて事業者の皆さまには、七つのポイントプラス1の徹底とともに、大声を出さない静かな環境づくりなどもお願いいたします。道民の皆さま、事業者の皆さまにおかれましては、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて、いま一度この集中対策期間におけるご協力をお願いいたします。
 最後に、イベントの開催制限についてであります。全国的には一部地域で感染は緩やかに減少しているものの、今後も再拡大に対する警戒が必要な状況でありまして、大規模なイベントに伴って都道府県をまたぐ全国的な人の移動により、感染リスクが拡大する可能性が高い状況でございます。このため、道といたしましては、国の動向も踏まえまして、当面9月末まで収容率50パーセントおよび人数制限5千人を維持することといたしました。ただし5千人を超えないイベントにあっても、多くの人が集まることには変わりありません。感染リスクを低減させるため、イベントの主催者、施設管理者の皆さまには、発熱などがある場合には参加を控えてもらうことや、3密の環境をつくらないなど、引き続き、感染拡大防止の取り組みにつきまして、ご理解とご協力をお願いいたします。
 私からは以上です。

記者からの質問

(北海道新聞)
 核のごみ問題についてお聞きします。調査を検討しています寿都町が昨日、町議(会議員)ですとか町内の経済団体と意見交換を行いまして、町長はその手応えについて結構厳しいとおっしゃいまして、9月中の判断時期を延期する考えを示されました。知事はこれまでも、1カ月で決めることは拙速だというふうにおっしゃっていましたけれども、この受け止めをお願いします。

(知事)
 文献調査への応募検討ということで、最終的な判断について、報道等では8月13日に広く皆さんが知ることになってから、9月の中旬ぐらいまでに判断したいということでおっしゃっていましたので、大変重要な課題でもありますし、1カ月程度で判断することは拙速であるということを申し上げてまいりました。その後、町長のご発言などで、やはり町民の皆さまに対してより丁寧に説明していくべきではないかということや、また近隣の自治体にもやはり説明していくべきではないかということもお話しされていました。そういった状況の中で、判断の時期がずれ込む可能性について言及されたのだと思っています。
 道としても、条例の順守や慎重な検討をしていただきたいということについて、しっかりとあらゆるレベルでお伝えしていきたいと思っています。

(北海道新聞)
 もう1点。知事はこれまで、ご自身のお考えですとか近隣市町村の考えを国に伝える意向を示されていますけれども、菅官房長官もどこかのタイミングで知事のお考えを聞きたいというようなことをおっしゃっていますけれども、具体的にいつどのような形で国にお伝えしていくお考えでしょうか。

(知事)
 これは近隣の3町村の首長の皆さまや、また漁業者の組合の皆さまもお越しになりまして、さまざまな不安や心配の声を私もお聞きしているところでございます。その周辺の自治体、道議会、関係団体からのご意見も踏まえまして、今後、寿都町と対話を重ねていきたいと考えていますし、国に対しては条例の趣旨、そして概要調査、こちらに移行するに当たっての私の意見、地域や団体の皆さまの声、こういったものを伝えてまいりたいと考えています。具体的な時期などについては調整していきたいと思っております。

(北海道新聞)
 官房長官が、先ほど寿都町との対話というところにもちょっと絡んでくるのですけれども、やはり知事と地元の町長と意見が一致することが望ましいというふうに、そういう認識も示されているわけですけれども、それについてはどうお考えでしょうか。

(知事)
 言葉のとおりではないかと思います。

(北海道新聞)
 やはり一致させることが望ましいということで。

(知事)
 そういう言葉のとおりだと思います。

(HTB)
 寿都町の関連だったのですけれども、寿都町の片岡町長は先ほど報道陣の取材に対して、その時その時の状況で道議会、いわゆるその核抜き条例の改正の議論もあり得るのではないかというふうなことを述べていらっしゃいます。実現性についてどういうふうにお考えでしょうか。

(知事)
 それは、町長がお話しになられたことだと思いますけれども、条例においては、当該条例(北海道における特定放射性廃棄物に関する条例)以外についても、道議会においてさまざまな議論が行われるということかと思います。

(HTB)
 やはりその2000年に制定された時のいろんな議論の経過があるわけですけれども、今後もやはり踏まえていかなくてはいけないというところも、お考えとしてはやはりある。

(知事)
 平成12年に議論があって、(その後も)一定の議会議論を経た上で、現在まで20年にわたって条例を運用してきたということについては、やはり尊重すべきであろうと思いますし、過去の議論、また今後の議論も含めて、議会での議論というのは大切にしなければならないのではないかと思っています。

(HBC)
 寿都町の関連なのですが、片岡町長が札幌にちょうど今日、別件の会議がありまして来ていますけれども、知事、直接片岡町長とお話しするタイミングですとか、そういったお考えはありますでしょうか。

(知事)
 今札幌にいらっしゃっているというのは、今お話をお伺いしまして知りました。そういった中で、今具体的にそういったお話をするという予定には現時点でなっておりません。

(HBC)
 今後お話をするという考えですとか、またタイミングについてはいかがでしょうか。

(知事)
 寿都町のほうにお伺いしてお話をするということについては、片岡町長としてもそれを拒むものではないというお話をしてくださっていますから、私からお伺いしてお話をお伺いするという形を取りたいと思っています。

(HBC)
 タイミングについてはどのようにお考えでしょうか。

(知事)
 そうですね。現時点ではまだ決まっておりませんけれども、調整していきたいと思います。

(北海道新聞)
 ちょっと話題が変わります。ちょっと知事、目のほうが若干お気の毒な感じになっていらっしゃいますけれども、どういったご事情があったのでしょうか。

(知事)
 朝起きたら、本当に目が開かないぐらい腫れ上がっていまして、それで眼帯、これをしているという感じです。

(北海道新聞)
 病院には行かれたのですか。

(知事)
 ちょっと行く時間がなくて。申し訳ありません。

(北海道新聞)
 いえ、別に悪くはないとは思うのですけれども。じゃあ、ちょっとどういったことでそういうふうになってしまったかというのは分からない状況ですか。

(知事)
 そうですね。ちょっと分からないです。

(北海道新聞)
 お大事にしてください。

(知事)
 ありがとうございます。

(北海道新聞)
 それとは別件なのですけれども、アイヌ政策に関することで1点お聞きします。政府のアイヌ政策について検討する上で、アイヌ民族の方々の声を反映するような場となってきましたアイヌ政策推進会議という場があるわけなのですけれども、おそらく知事自身も開かれたらメンバーとなるはずだと思うのですが、まだ会議が2018年12月と、知事が就任される前から開かれていなくて、もう1年半以上たつ状況となっています。アイヌの方々からは、かなり議論するべき課題というのが多いということで、そろそろ開いてほしいなみたいな声もあるわけなのですけれども、知事自身もこのメンバーの一員となられることを踏まえまして、こういった事態をどう受け止めていらっしゃるか、ご見解をお聞かせください。

(知事)
 このアイヌ政策推進会議は、内閣官房長官を座長といたしまして、有識者などで構成されております。アイヌの人々の意見等を踏まえつつ、総合的かつ効果的なアイヌ政策を推進するために開催されるというものでございます。昨年5月にアイヌ施策推進法が施行されまして、先月12日にはウポポイ(民族共生象徴空間)が開業いたしました。アイヌの人々が実現を望んでいた取り組みについて、着実に進められてきたと認識しています。私といたしましても、引き続きアイヌ政策の一層の推進に努めてまいりたいと考えておりますけれども、この会議の開催については、国において適切に判断されるものと考えております。

(朝日新聞)
 寿都町の話に戻るのですが、先ほど寿都町の町長のほうに、寿都町に伺われて、そしてお話を聞くという、そういったニュアンスでおっしゃられたかと思うのですが、まずそのお会いになる条件というものは知事のほうから示されているのか、もしくは寿都町長のほうから示されているのか、この辺りはいかがでしょうか。

(知事)
 いや、そういった前提条件等はありません。お伺いして、町長のお考えもテレビや新聞やいろんな形で連日のようにお話をされていますけれども、そういった中ではいろいろ町民の皆さまに対して丁寧な説明が必要だということから、最終判断の時期が変更になったり、また、多くの近隣の方々からもお話があったりだとか、町長の中でもいろいろ思いを巡らせる部分が出てきているのではないかと思いますし、そういった中でしっかりお話をお聞きする、いろんなことを教えていただくということももちろんですし、われわれとしてお伝えしなければならないと思っていることもありますので、そういった中での意見交換というか、そういった形になるのではないかと思います。

(朝日新聞)
 今の意見交換なのですが、これは説得という形になりそうでしょうか。

(知事)
 町長が率直に、(8月)13日に報道が出て、当初予定していないような状況の中で今議論が行われているというような趣旨のお話をされていたり、また町議会、町民の皆さま、団体の皆さまや近隣の自治体やいろんなところに対して、やはりさまざまな説明等をしていかなければならないということもお話になられています。ですから、そういった状況なども日々変わってきている状況もあるのではないかと思いますので、まずは片岡町長のそういった思いというものをお聞きした上で、こちらとしての考え方というのもお伝えしていくというのが基本的なやりとりに、まずはなると思います。

(朝日新聞)
 最後なのですが、片岡町長は特にここ数日、顕著な傾向だと思うのですが、国策としての国として必要なもので、それに対して場合によっては、表現によってはその「男気」というような表現を使ったりとかして、手を挙げた意義を強調される場面がかなりあります。そういった国策に私は貢献しようとして手を挙げたというその片岡町長の主張については、何らかのお考え、受け止め、ございますでしょうか。

(知事)
 最終処分場の問題は、私も極めて重要な問題だと思っておりますし、多くの国民が、やはりこの問題について考えていかなければならないということについては、それは同意見です。ただ、最終処分場を造るという法に基づく一つのプロセスである文献調査、要は最終処分場を造っていくと、そういう入り口に立つ可能性のあるそういった重要なご決断、ご判断だと思います。いろんな形で勉強や検討をしていくことは私は大事だと思いますけれども、そういった重要な決断、判断をするに当たっては、やはり町民の皆さまに丁寧に説明するなど、そういった対応は私は必要だと思いますし、結果としてその報道が(8月)13日に出たということは町長も予想していなかったということなのだと思いますけれども、インタビューの中でもご自身として検討しているということをお認めになっているような状況もございますので、そういった点では少しそういった説明ということを丁寧にやるということについては修正されたのではないかなと思います。

(時事通信)
 町長との会談の関係なのですけれども、これはフルオープンでやりたい意向でしょうか。
お聞かせください。

(知事)
 私としては、こういう記者会見とかもそうですけれども、できるだけ開かれた形でやりとりをするということが必要だとは思いますけれども、ただ、相手のあることでもありますので、そういった点も含めて調整していくということになるのではないかと思います。

(時事通信)
 それとあと左目のことなのですけれども、それは痛みを伴っているのですか。

(時事)
 そうですね。炎症を起こしているので。

(時事通信)
 炎症ですか。その目の見える、見えないというのには何か影響があったりするのですか。目が見えないですとか、そういう。

(知事)
 いや、目そのものに何か障害を生じているということではなくて、まぶたが非常に炎症を起こしていて、もう本当にこれぐらいしか目が開かないので、何もしないでここに臨んでも、これ(眼帯)をしても、どっちみち聞かれるなと思ったものですから、その炎症を止めるために、ちょっと目薬などもして、本当に皆さんにご心配掛けて申し訳ないのですが、こういう対応を取らせていただきました。

(共同通信)
 左目、お大事にされてください。寿都町の件なのですけれども、先ほど町民の皆さんにちゃんと説明してから判断してほしいというような趣旨のお話があったと思うのですけれども、今の制度上、近隣の町村ですとか、漁協の関係の方とか、皆さん不安になられて反対という意見を示しているにもかかわらず、応募の段階で意見を表明することが知事も含めてできないということだと思うのですけれども、その国の制度について、率直に知事がどう思われるかということをお聞かせください。

(知事)
 これは以前もこの場でも申し上げましたけれども、そういう近隣の自治体の皆さんが不安に思うというのは当然のことだと思います。そこに対しては、町長もやはりしっかりご説明していかなければならないとお話をされています。ですから、それはぜひ丁寧にしていただきたいと思っています。一方で、制度でそういった形態になっていないのも事実でありまして、近隣の3町村長の皆さんからも、やはり知事からそういった思いも含めて国に伝えてほしいということも言われました。制度上そういったことが担保されていないことは、なかなか難しさをはらんでいると思いますが、そこを受けて、足らざるを補完する形で、やはりしっかりと私としても国にその声を届けていくというのが重要だと思いますし、また具体的にこの手続き上、今のやり方で進んでいったとしても、やはり近隣の方々の声というのは、どうしても3段階ありますけれども、出てくると思うのですね。ですから、そういったことはやはり真摯(しんし)に国としても声を受け止めた中で進めていくべきであろうと思います。

(共同通信)
 その制度そのものとしては、欠陥があるような制度というご認識でいらっしゃいますか。

(知事)
 巨額な交付金で、住民の皆さまの不安、そういったことも含めて、ある意味で前面に出してやっていくという今のやり方については疑問に思いますし、そういった中でさらに新型コロナウイルスにおける感染拡大の中で、以前も申し上げましたが、100年に一度のそういった危機という状況の中で、全ての自治体が大変厳しい状況に現在あって、さらに今後の見通しも大変厳しいという状況にございますので、どうしてもそういう中で今の制度でのやり方ですと、その交付金というものがあるが故に冷静な議論がなかなかできないのではないかと。ある意味では町長もおっしゃっている、みんなで考えなければいけないとか、大変重要な問題だということが、むしろ何か交付金をメインとしたそういった議論にもなりかねないところもあるのではないかと。結果としてそれは国が望んでいる、そういった建設的な議論ということもなかなか生みにくいというところもあるのではないかと。さらに、今言ったコロナ禍でそういった状況がより助長されかねないというところがあるのではないかということは懸念しています。

(共同通信)
 最後なのですけれども、今知事は巨額な交付金がこのコロナ禍であるということで、制度としても難しいものがあるというお話だったと思うのですけれども、その周辺の方とかが意見できるかどうかというところの制度の立て付けとしては、どういうふうにお考えですか。

(知事)
 そこはある意味で、おそらく今の制度上、知事が意見を述べるということに、要は広域自治体の長としてその意見を述べる機会が与えられているという状況で担保しているということなのだと思いますけれども、文献調査にあっては、そもそもそういった知事も意見を述べるということが法律上は担保されていませんので、そういった中で今、現にこのような多くの地域からさまざまな声が出ている、このことを国としてもしっかり受け止める必要があるのではないかと思います。

(読売新聞)
 寿都町の核のごみの議論の関係ですが、先ほど条例改正に関する議論が出ましたけれども、北海道の核抜き条例に関して言うとですね、改正うんぬんの前に条例そのものの解釈に玉虫色と言うとあれかもしれませんが、解釈の幅に余地があって、必ずしも持ち込めないということを断言というか、決定付けるものではないというような見方をされる方もいますけれども、その辺りの条例の解釈について何かご意見ありますでしょうか。

(知事)
 解釈については、議会での議論で条例制定の経緯なども踏まえて、将来的にもそういった最終処分場を受け入れること、それは受け入れ難いということで私としては受け止めているわけですので、そういった議会議論も踏まえて慎重な対応というのを求めていく、この考えで私は行動していきたいと思います。

(読売新聞)
 解釈上も受け入れられるものではないと、そういうことであるということですね。

(知事)
 議会議論の中でも、その点につきましては議論がありまして、将来的にも受け入れ難いという状況でこの条例制定の経緯の中でやりとりが行われていることから、その点について尊重したいと思います。

(読売新聞)
 あとそれと、今回の文献調査の議論に伴って、漁業者の方とかは風評被害が生じるというようなことを言っておられますが、その一方で新党大地の鈴木宗男さんは、調査だけで風評被害が起こるわけがないというようなことも言っておられます。文献調査ということで風評被害が出るということについては、知事はどのようにお考えでしょうか。

(知事)
 片岡町長が風評被害について、そういった状況にはないというようなお話をされている一方で、またそういったさまざまなお問い合わせというのですか、電話などが来ていることについて、大変残念であるというお話をされているとお聞きしました。やはり冷静な中で議論すべきことであり、また重要な課題であるということは私もそう思いますし、今の手続きの進め方として、先ほどの交付金の話もそうですが、なかなかそのような議論ができるようになり得ないような状況になっているのではないかと。また今回の件については、先ほどもお話ししましたけれども、13日に報道があってそれをきっかけとしてさまざまな動きが急激に進んでいくという状況の中で、多くの方々が不安に感じていらっしゃるということもさらにあるのではないかと思いますし、それと先ほど申し上げたような、このコロナ禍でこういった状況が進んでいくことに対して、またさまざまな思いがあるという状況も相まってなかなか難しい議論の進み方というか、そういった形になっているという点もあるのではないかと思います。

(読売新聞)
 今のお答えだと、風評被害についてあるかどうかというのがちょっと何か分かりづらかったのですけれども、もう少し踏み込んだ答えにはならないでしょうか。

(知事)
 町長自身は、そういった状況にはないような趣旨のお話をされていたのではないかと思っています。

(読売新聞)
 知事もそれを、その点については同意されるということですかね。

(知事)
 いや、私は風評被害という言葉が適切かどうかは別として、多くのそういったテレビや新聞やさまざまな形でこの問題について取り上げられる中で、困惑というか不安というか、そういったものは間違いなくあるのだろうと思います。

(読売新聞)
 了解しました。それと目のほうですけれども、お大事にしてほしいのですが、この後、おそらく医者にかかるのだと思うのですけれども、その結果というのは何らかの形で皆さん多分心配されると思うので、何らかの形でお伝えいただけるのですかね。

(知事)
 腫れが引いたら普通にこれ(眼帯)を取って、また会見とかでも状態が改善すれば、皆さんに普通にお話しできるような状況になると思いますので、そんなに深刻な何か目をけがしているとか、眼球に何か影響があるとか、そういったことでは現時点ではないと思うのですが、ちょっと腫れがひどかったものですから、炎症ができるだけ早く引くように今対応していますので。

(STV)
 以前知事が市長を務められた夕張市の本間ストアーというところが60年営業を続けていたのですけれども、今回、人口減という形でその歴史を9月末に閉じるということの報道がありまして、知事もご利用されたお店ではないかなと思うのですが、そのことについてのご感想と、あとご利用されていた時の、ちょっと思い出などをお伺いできたらなと思います。

(知事)
 夕張市の宮前町にあるお店なのですけれども、特にGLAYの聖地ということになっていまして、メンバーの方が来られると必ず立ち寄っていたお店なのですよね。ですので、ファンの方とかが訪れて写真を撮ったりとか、普通のお店プラスアルファ、そういった要素があったお店なので、大変残念に思いますけれども、非常に長きにわたって多くの方に愛された、そういったお店でもありますので、そこに多くの方が訪れた、そういう思いというのは、何らかの形で多分夕張市としても受け止めて伝えていくという取り組みをされるのではないかと思っています。

(STV)
 知事ご自身、お店にお伺いした思い出はあったりしましたか。

(知事)
 そうですね。GLAYのファンの方々がいっぱい来ているというのもそうですし、私自身近くに行った時に立ち寄って、買い物などもさせていただいたこともありますので、そういった意味ではなくなるというのは本当に寂しいですけれども、何らかの形で私はそういうとてもユニークなお店があったのだというのはみんなの心の中には残ると思いますし、夕張市の街の一つの歴史としても伝えていくという形が良いのではないかなと個人的には思います。


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。

(文責 広報広聴課)

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