知事定例記者会見(令和2年8月7日)

知事定例記者会見

・日時/令和2年8月7日(金) 17:30~18:23
・場所/記者会見室
・記者数/20名(テレビカメラ2台)

会見項目

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知事からの話題

 1 「北海道花の日(8月7日)」について
 2 本日(8月7日)にかけての大雨について
 3 新型コロナウイルス感染症対応について

記者からの質問

 1 警戒ステージの見直しについて(1)
 2 第2回北海道新型コロナウイルス感染症有識者会議について(1)
 3  重点医療機関等の指定について
 4  ススキノ地区店舗名リストの流出について(1)
 5  オスプレイの飛行について
 6 新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大について
 7 警戒ステージの見直しについて(2)
 8 北海道百年記念塔について
 9 新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行について
10 第2回北海道新型コロナウイルス感染症有識者会議について(2)
11 ススキノ地区店舗名リストの流出について(2)
12 ウポポイ(民族共生象徴空間)について
13 ススキノ地区店舗名リストの流出について(3)
14 東京オリンピック・パラリンピックについて
15 知事の夏休みの過ごし方について

知事からの話題

「北海道花の日(8月7日)」について

 私から3点、お話をさせていただきたいと思います。
 本日8月7日は「北海道花の日」ということでありまして、花き振興条例(北海道花きの振興に関する条例)が先月公布となりました。今日は初めての「花の日」ということでありますので、先ほどもらった花束をこちら(モニター前)に飾らせていただいています。皆さんもぜひ、花のある暮らしを楽しんでいただきたいと思います。

本日(8月7日)にかけての大雨について

[配付資料:8月7日にかけての大雨等による被害状況等(第2報)(PDF)]

 次に、大雨についてですけれども、台風4号から変わった温帯低気圧の接近によりまして、宗谷地方を中心に激しい雨と風に見舞われました。被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。道では、昨日から非常配備体制を取りまして、今朝7時でございますが、災害対策連絡本部を設置いたしまして、厳重な警戒態勢を敷き、市町村や関係機関と連携して対応しているところでございます。被害状況等につきましては、皆さまに随時お知らせしていると思いますが、お配りしている資料のとおりでございます。今般、新型コロナウイルス感染症への対応ということで、避難所におきましては、受け付けで検温ですとか3密を避けるための距離の確保など、感染症対策に留意した運営がなされているところでございます。雨は収まりつつあるところでございますけれども、今後も河川の増水などに留意しながら、引き続き、(新型)コロナ(ウイルス)対策を含めまして、災害対策に万全を期してまいりたいと思います。

新型コロナウイルス感染症対応について

[配付資料:感染者の動向等(PDF)]

 3点目でございます。新型コロナウイルス感染症の動向についてであります。平均値でございますけれども、本日時点での状況について、皆さんと確認していきたいと思いますが、新規感染者数は、1週間平均14.3名ということで非常に伸びています。リンクなしの新規感染者数、こちらも増加しておりますけれども、5.0名という状況でございます。入院患者数につきましては95名、うち重症患者数が3名という状況となっています。8月に入りましてから、連日2桁の新規感染者が確認されております。リンクなしの感染者も増加傾向という状況であります。
 道が設定している警戒ステージとの関係について、説明したいと思います。現在道は、道民の皆さまに対しまして、「新北海道スタイル」の実践を呼び掛けているステージ1でありまして、ステージ2への移行に関しては、アラート指標を基に総合的に判断することとしています。これまで第2波の際に、札幌市長との緊急共同宣言を発出した4月中旬と、緊急事態宣言解除後の6月1日、直近の状況、それぞれについて比較しているものがこちら(モニターの表)でございます。まず、感染状況についてでございます。新規感染者数につきましては、アラートの目安となります2日連続1日10人以上、こちらが継続しております。4月中旬を上回る数値となっております。一方で、リンクなしの感染者は増加傾向でありますが、小さい数字でちょっと見にくいかもしれませんが、新規感染者全体の36.8パーセント、約37パーセントとなっておりまして、4月中旬よりも低い数字になっているということでございます。
 続いて、医療提供体制、こちらを見ていきたいと思います。4月と比較して入院患者数は少ない状況がございます。重症患者数につきましても減少しております。これは、昨日時点の数字でございますので、2という数字になっています。申し遅れましたが、これらの状況分析につきましては昨日時点です。減少しておりまして、病床に対する占有率、こちら100床に対して昨日は2名ということですので、2パーセントという状況で、低い状況になっているということです。このうち、入院患者数についてさらに見ていきたいと思います。入院患者数につきましては、ここ1週間で増加傾向にあるわけですが、緊急事態宣言の解除後の6月1日と比較いたしますと、77名と大きく減少しているところでございます。またその内訳を見てみますと、6月時点では比較的軽症である宿泊療養者は、こちらが10名ということで5パーセントであったのに対しまして、昨日ですけれども、宿泊療養者、こちら35名ということで29パーセントとなっていまして、宿泊療養者の人数、そして割合が大きく増加しているという状況であります。なお、これまでの受け入れ可能病床数700床に対します実際の入院患者数の割合についてでございますけれども、こちら黒い文字で書いてある、宣言解除直後では27パーセントであったものが、昨日時点では12パーセントという状況になっています。
 次に、監視体制について見ていきたいと思います。監視体制、これはPCR検査などの状況でございますけれども、PCR検査につきましては、こちら検査数自体が大きく増加しています。検査数が増加している一方で、陽性率につきましては高くはないという状況です。こちらも(モニターの文字が)小さいですけれども、検査数と陽性率が出ていますけれども、そういう状況です。
 次に、この約1カ月の相談件数と検査数、新規感染者数、この動きを見ていきたいと思いますけれども、相談件数、こちらにつきましても若干増えているわけでございますけれども、相談件数というのは、この(モニターの)棒グラフですね。これが相談の件数です。相談件数は伸びています。伸びているのですけれども、これを上回るペース、相談される方、それが検査につながっていくわけですけれども、相談件数を上回るペースで検査数が増加しているという状況です。そして、新規感染者数、これとパラレルで推移しているという状況です。こちら、新規感染者数がこういう状況と、相談件数、検査数がこういうふうに伸びていると。以前の相談件数と検査実施数は、相談件数に対してそれを検査件数が下回るような状況だったと。さらには新規感染者数も多かったのですけれども、相談件数は伸びているのですが、それ以上に検査を実施して、また、その新規感染者数というのはそこと連動して伸びているという状況が見えると思います。これは、これまで検査体制の整備が進んできたという中で、道民の皆さまの意識も高くなってきているということ、帰国者・接触者外来への相談ですとか、医療機関への受診が増えたことなどによりまして、検査数が増加し、感染の可能性がある方を適切に把握した結果として、新規感染者数の確認が進んできているということが言えるのではないかと思っています。このため現時点においては、道として警戒ステージを上げる段階ではありませんけれども、決して予断を許す状況ではないと考えておりますし、高い警戒感をもって注視していく必要があると考えています。
 次に、効果的に感染を抑え込んでいくために、感染事例を掘り下げて少し説明させていただきたいと思っています。まず、どのような方の感染が増えているかについて見ていきたいと思います。年齢を公表されている方の年代別割合でございますけれども、こちら、第2波の入り口である4月中旬、4月6日から12日まで、緊急事態宣言の解除後、5月26日から6月1日と、7月31日から8月6日の直近1週間の累計の比較でございます。30歳代までの感染者でございますが、4月中旬までは19パーセント、宣言解除直後で26パーセント、直近1週間で67パーセントということで、これは非常に顕著に見られると思いますけれども、新規感染者の中の若い世代が多くなってきていると言えると思います。
 次に、札幌市とそれ以外の地域の感染状況について見ていきたいと思います。札幌市においては、4月中旬と直近値で比較いたしますと、新規感染者数、そしてリンクなしともに増加しておりまして、依然として厳しい状況が続いているところです。札幌市以外の地域でも、新規感染者数が4月を上回っております。札幌市以外の地域にも感染が確認されている状況であります。
 次に、ここ1カ月あまりの感染事例で見られた主な行動や場所、こちらを見ていきたいと思います。これまでの行動履歴で確認されたもののうち、多いものをまとめますと、接待を伴う飲食店等の利用や飲み会、ライブなどへの参加、家庭内や車中で行動を共にしていたという方がおられました。また、東京など感染拡大地域との往来をしていた方も確認されているところであります。
 こうした状況をあらためて整理いたしますと、一つには、道内においては新規感染者が増加している。特に、接待を伴う飲食店や会食、飲み会など、若い方が集まる中での感染が確認されている。若い世代は重症化しにくいとされており、感染に気付かないまま、行動されている可能性もあるわけでございますが、若い感染者の増加によって、高齢者への感染リスクも高まる恐れがある。前回も申し上げたとおり、東京都、大阪府では若い世代の感染拡大が確認され始めた後、2、3週間後に感染者が大幅に増加し、中高年者に感染が広がってきているという傾向が見られることから、非常に強い警戒感を持っております。特に、お盆の時期を迎えて、帰省や旅行などで道内外の往来が活発になることで、感染リスクも増加されることが懸念されます。地域によっては高齢化率が高く、医療提供体制が弱いところもあるわけであります。特に、離島など小規模の地域では厳しい状況にあることから、帰省などにより、地域に帰る方が多くなる時期は、特に注意が必要であります。
 このため、お盆休みを前に、帰省、旅行、会合などを予定されている道民の皆さま、そして来道される皆さまに対するお願いであります。まず、以前からのご予定があるかもしれませんが、大切な人を守るためにも、体調が悪い場合には出掛けないという選択をしていただきたいと思います。その上で、帰省や旅行、会合などの前に、感染リスクを回避できるかどうか、みんなで十分に話し合っていただきたいと思います。その話し合いの結果、感染リスクを防止することが徹底できない、そういった場合には、帰省、旅行、会合を控えていただくなど、慎重に判断していただきたいと考えます。特に東京都の小池知事も昨日の会見で、この夏は都外への旅行、帰省をお控えいただきたい、大切な家族や医療現場を守るためにも、帰省は控えていただきたいと都民に対して呼び掛けをしていたところでございますが、道民の皆さまにおかれましては、滞在先での行動には制約があることなどを考慮し、訪問の必要性、訪問場所などについてご検討いただくなど、感染が拡大している地域への往来については、慎重にご判断いただくよう、あらためてお願いいたします。
 感染リスクの高い状況についてでありますけれども、例えば、人と人との距離が取れない場所での飲み会や、マスクを外して会話しているケースはリスクが高まります。また、特に食事中はマスクをできないので注意が必要です。さらには、換気が悪い部屋で長時間だんらんすることも、感染リスクを引き上げるものと考えられます。加えて、こうした状況を含め、高齢者や既往歴のある方とお会いする際には、特に注意していただきたいと思います。繰り返しとなりますが、こういった感染リスクが高くなる状況を徹底して避けていただくことをお願いいたします。
 また、特に若い世代の皆さまにお願いであります。若い方は感染していても比較的症状が軽く、自覚がない場合もあります。ご自身が感染しているかもという思いを持って、慎重に行動していただきたいと思います。ご友人やご家族と集まれば、会食や飲み会も盛り上がるということがあると思いますが、今年はウィズコロナの生活を始める夏としていただきたいと思います。集まった時はマスクを必ず着用し、特に食事中はできるだけ静かに料理を楽しむ、そしてその後、会話するときにはマスクを着用していただくよう、メリハリをお願いいたします。帰省などでご親族に会う機会も増えると思いますが、特に高齢の方や持病をお持ちの方にお会いする場合には、ご自身の健康状態に十分留意していただきたいと思います。
 多くの利用客を迎える飲食店等の事業者の皆さまには、「新北海道スタイル」の七つのポイントプラス1ということでお願いしておりますが、この徹底についてあらためてお願いいたします。また、利用客の皆さま、従業員の方々も、大声を出さないよう、普段よりBGMの音量を下げるなど、静かな環境づくりにご協力いただきたいと思います。
 繰り返しとなりますが、大都市圏を中心に全国で感染拡大の波が起きておりまして、道内においても集団感染が発生するなど、予断を許さない状況にあります。今こそ道民の皆さま、来道される皆さまにこの危機感を共有していただいて、大切な人を守るためにみんなで「新北海道スタイル」に取り組んでいただきたいと思います。
 報道機関の皆さまにも、ぜひこの呼び掛けにご協力いただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
 最後に、本日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会において、統一的な感染状況のステージと指標が示されました。道においても、警戒ステージの見直しを進めるよう、先ほどの(北海道新型コロナウイルス感染症対策)本部会議で指示をしたところでありまして、今後専門家や市町村など関係する皆さまのご意見を伺いながら、見直していく考えであります。
 私からは以上です。

記者からの質問

(北海道新聞)
 今お話のありました、警戒ステージの見直しの点に関してお尋ねいたします。この間、道の場合は全国の自治体と違って広域であることから、振興局別の指標なども出されてきておりますけれども、そういう中で人口に見合った指標の見直し、一律ではない見直しということも、現時点において検討課題とされているのでしょうか。あとその見直しは、いつぐらいをめどに行う予定なのでしょうか、お聞かせください。

(知事)
 政府のほうの分科会において、基準などが示されましたので、そういったことも踏まえて、また現下の感染状況などを踏まえて今後、専門家また市町村などにも意見を伺いながら、検討していきたいと考えています。

(北海道新聞)
 現時点では、その辺について言及できる段階ではないということですか。

(知事)
 しっかり議論した上で、皆さまに対してお示ししたいと考えています。

(北海道新聞)
 それとですね、話題若干変わりまして、昨日道のコロナ対応について検証する有識者会議の第2回が開かれたわけなのですけれども、ここでこの一連のコロナ対応に当たる際に知事ら幹部の方々による打ち合わせの記録、この記録の出し方について座長から道民に真摯(しんし)に政策過程を開示したとは言えないという指摘があって、あらためて作成するように求められました。まずこれ座長の指摘をどう受け止められて、道として今後どう対応していくか教えてください。

(知事)
 座長からのご指摘も踏まえまして、どのような対応が可能かについて検討していきたいと考えています。

(北海道新聞)
 実際、対応がそこまでできない可能性もあるということでしょうか。

(知事)
 どのような対応ができるかについて検討していきたいと考えています。

(読売新聞)
 重点医療機関の指定についてお伺いします。政府、国が7月末までにこの重点医療機関と協力医療機関というものを指定するように都道府県に求めていたと思うのですけれども、7月末時点で道のほうにお伺いしたところ、まだ道としては重点医療機関の指定に時間がかかっているということで、これに時間がかかると、医療機関に交付される国の交付金の交付時期にも遅れが生じるかと思うのですけれども、現在の検討、道の検討状況などを教えてください。

(知事)
 重点医療機関等の指定についてでございますけれども、これは先月(7月)21日に開催した(北海道新型コロナウイルス感染症)専門会議でもご意見を伺ったところでございます。方針といたしましては、重点医療機関については感染症医療機関を中心に考えておりますし、協力医療機関につきましては検体採取が可能な帰国者・接触者外来を中心に指定していくことに加えまして、医療機関の指定や解除については柔軟に対応する、このことについて決定したところでございます。今後は可能な限り感染症患者の治療と一般医療の両立を確保していくことが重要だと考えておりますことから、指定を受けようとする医療機関が地域でどのような役割を担い、地域の感染状況に応じてどういった体制で病床を確保する考えか、その意向調査を実施しているところでございます。各医療機関の意向ですとか、確保病床の役割などを確認した後で、できるだけ早期に指定していきたいと考えています。

(読売新聞)
 これに関して本紙の調査では、全国でまだ7月末までにその指定ができたというのが18県ぐらいにとどまっているということなのですけれども、そもそも指定に時間がかかるというところで、国の制度設計ですとかスケジュール感みたいなところに対して、知事としてご意見があればお伺いしたいのですけれども。

(知事)
 これは重点医療機関もそうですし、緊急包括支援交付金、こちらについても8月5日に厚生労働省から内示が出たという状況でございまして、当然これは早急に支給できるように作業を進めているところでございますけれども、その支援金の額についても十分な確保が行われていない、そういった状況もあるわけでありまして、この国の対応につきましては予備費などもありますし、そういった対応も含めて医療機関、大変厳しい状況があります。指定の状況ももちろんですけれども、迅速に国としても対応いただくよう、これは知事会等も通して早急に話をしていきたいと思っています。

(読売新聞)
 すみません、別の話題で、札幌市保健所の関係で、夜の街関連の絡みの内部資料が一部流出といいますか、ネット上なんかに出てしまっていたという問題が発覚して、今日札幌市保健所からもそのリリースもあったわけですけれども、これに対しての知事の受け止めですとか、道として何か対応、札幌市との話し合いなど何かあれば。

(知事)
 この流出の話がございまして、状況を私のほうでもあらためて確認しました。ススキノ地区において新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生したことから、合同対策チームを札幌市と立ち上げさせていただいて、臨時PCR検査センターを設置するなど対応を進めてきました。この店舗名リストでございますけれども、これは電話相談の際に活用するために札幌市が作成したものでありまして、こちら道としても保健所等への相談に際し参照しているものであります。札幌市から道に対してこの店舗名リストの外部漏えいについての報告がありました。それとともに調査の依頼がありまして、札幌市としては相談委託業者や他の保健所設置市にも同様の調査を依頼していることや、弁護士や道警察にも相談されているということでございますけれども、道としては合同で対策を進めている立場から、この札幌市の対応を真摯に受け止めまして、この調査にしっかりと協力していくということで考えております。また、道として関係部局に対し、当然のことですけれども情報管理の徹底についてあらためて通知いたしまして、職員指導に努めているところであります。
 
(HTB)
 今週の4日なのですけれども、自衛隊の千歳基地にアメリカ軍のオスプレイが飛来しました。前日にも後志地方では飛行が確認されています。地元の千歳市などからは事前の連絡をしてほしいという声も上がっていますが、知事のお考えをお聞かせください。

(知事)
 オスプレイの飛行については、日米地位協定に基づき飛行していると認識しておりますけれども、道内においては日米共同訓練ですとか、イベントでの飛行などの際に国からオスプレイの情報を事前にいただいていたところでありまして、今回のことについては本当に突然でありまして、私としても驚いているところです。このオスプレイの飛行に限らずでありますけれども、道内で実施されるいかなる訓練においても、道民の皆さまの安全、安心が確保されることが何よりも重要だと思いますし、国においては安全管理の徹底が図られることが必要だと考えます。道民の皆さまの間に不安や懸念もあると承知していまして、千歳基地に着陸した4日には、北海道防衛局に対しまして、緊急に道と千歳市において事前の情報提供と安全確保に万全を期すように要請いたしました。今後引き続き飛行が行われた場合については、状況を踏まえて、適切に対応してまいりたいと考えております。

(朝日新聞)
 先ほどの冒頭のご説明の中で、2点まず先に確認させていただきたいのですが、知事がおっしゃった中で全国で、感染拡大の波が起きており道内でも予断を許さない状況というふうにおっしゃられました。これは、現在は第3波の入り口ではない状況ということなのか、その辺り第3波については知事はどのような今見立てをされているのでしょうか。

(知事)
 全国的にも第2波と呼ばれる感染確認が、どういった概念で第2波として認定するのかということが明確に定まっていない状況があるわけですけれども、その感染の流行で考えたときに、全国的に明らかに感染拡大傾向があるわけでありまして、全国的に第2波とも言える感染の再度の波が起きていると私自身は認識しています。ただこれはやはり専門家の観点で、その第2波というのはこういう考え方で今現在起きているのだとか、そういったことを整理する必要があるのではないかと思いますが、あくまでこれは、私個人としてそういった思いがあるわけであります。一方で、今回北海道で、今感染が確認されている状況を明確に第3波の入り口だということを申し上げるかどうかについては、これはなかなか今整理することは時期が早いのではないかなと思いますけれども、こういった点についても、専門家やさまざまな方々に助言などをいただきながら、皆さんに説明していくことになるのではないかと思います。ただ日本全体で感染が拡大している状況を、国としてどう捉えるのかということについては、都道府県単位で捉えるというよりは、国として、現在の状況をどう捉えるのかということを位置付ける必要があるのではないかと私は思っています。

(朝日新聞)
 あともう1点、冒頭のご説明の中で今日の国の分科会のお話がありました。道のほうでも見直しをということなのですが、その指示をされていましたが、大体いつをめどにいつまでにという予定でしょうか。

(知事)
 これもそんなに時間を置いてやるような話ではございませんので、ただ一方でやはり専門家や市町村などに協議しながらといいますか、進めていく必要が一方ではあると思いますので、その一定の期間は必要であろうと思っていますけれども、できるだけ早くそこら辺もしっかり決めていきたいとは思っています。

(朝日新聞)
 分かりました。話題が変わりまして、今解体の方針が道のほうで示されている百年記念塔のことに関してなのですが、先日来「考える会」であるとか「守る会」といった団体がですね、道のそういった方針の見直しを求めるような書簡であったりとか、意見照会を行ったりという活動を進めており、今も、来週もまた何か集会を開くように聞いています。知事ご自身の考えとして、まずこの百年記念塔のあり方についてどのようなお考えをお持ちでしょうか。

(知事)
 「北海道百年記念塔の未来を考える会」から、道に対してこの記念塔の存続を求めた公開質問状が提出されておりまして、そのことに対して私の認識といいますか、道としての考え方でございますけれども、道では解体もやむを得ないとしたその判断の理由について説明を行うということが必要だと思っていますし、この6月には「考える会」からの要望に応じて、その老朽化した塔の現状をご理解いただくために、視察会を開催させていただいて、普段立ち入りができないその内部を実際に視察いただくなどの対応を行ってきました。さまざまなご意見があるということについては、私自身も承知しておりますけれども、今後ともさまざまな機会を通じて、平成30年に道が策定いたしました構想(ほっかいどう歴史・文化・自然「体感」交流空間構想)の考え方、こちらについて地域の皆さまに丁寧に説明していこうと私も考えております。

(朝日新聞)
 あとすみません、関連で1点なのですが、先日内部公開に合わせて報道陣にも内部が公開されました。そうすると、根元のところにレリーフ、壁画的なものが用意してありました。それを見るとですね、この道庁のロビーのものとよく似ているのですが、一部に批判があるということを聞いた上で見ると、やはり価値感というか、馬に乗った和人がいる一方でアイヌの人々が小さく描かれているといったような、時代的な背景もあると思いますが、なかなか今日では通用しにくいデザインの可能性もあるなと私個人は思いました。知事および北海道としては、ああいうある種、アイヌとの歴史観を象徴するようなものについて百年記念塔、仮に解体したとして、ああいうレリーフとかをどのように扱っていきたいか、またその百年記念というものをどういうふうに考えていきたいか、知事のお考えがあれば教えていただきたいと思います。

(知事)
 そういったさまざまなご意見があろうかと思いますけれども、モニュメントを整理するという中でそういった取り扱いをどうするかという話だと思うのですが、当然のことですけれども多様性を認め合う、そういった共生の立場で未来志向に立った将来の北海道を象徴するものに、いずれにしてもしなければならないと思いますので、より多くの方々からそういった提案をいただきながら、具体的なものについては考えていくというのが基本になると思います。
 
(時事通信)
 コロナウイルスの関係なのですが、秋、それから冬になると、インフルエンザも流行の兆しが出てくるというところで、同時流行というのが一つ懸念されると思うのですけれど、知事、この同時流行に対して、現時点で問題認識をお持ちであるかどうか。あるいは持っているのであれば、どういう対応をしていきたいのかというビジョン等々あれば伺いたいのですが、お願いできますでしょうか。

(知事)
 この点につきましては、今熱中症でも似たような発熱症状がある中での搬送の難しさなどが、感染が非常に広がっている地域などで大きな議論になっていますけれども、これは患者数に限らず共通のそういった症状を持つ場合や、またインフルエンザが流行したときに対する医療現場の対応の難しさについては、かねてから課題としてございました。発熱時における対応の中で、今、救急搬送や病院の受け入れ状況につきましても、(新型)コロナ(ウイルス感染症)の疑いがあるのではないかという状況での早期の検査や、オペレーションですね。それは具体的な人の動きということだけではなくて、病院として受け入れるに当たって一定の施設整備が必要だろうとか、そういったことについても取り組んでいただいているところがございますので、インフルエンザとの同時流行にあって、ソフト、ハード両面で対策をしていくということが重要だと思いますし、国や市町村ともしっかり連携しながら、流行に備えた準備を進めていくことが重要だろうと認識しています。

(時事通信)
 準備を進めていく重要性というところでは、そのタイミングとしていつまでにある程度の整理ですとか、その基本的な方針ですかね、そういうところをまとめていきたいかというような現時点でのお考えはありますか。

(知事)
 当然、流行を迎える前までに、でき得る限りの体制を整えていくというのが基本になるのではないかと考えていますので、先ほど国の対応について、予算面の不足や、医療機関に対する支援が手続き上、国からの内示がどうしてもギリギリになるものですから、対処が難しいということがありますけれども、こういったものにつきましても国に働き掛けをしていくのと同時に、先ほど重点医療機関や協力医療機関の話もしましたが、そういった議論を進めていく中で、着実に前進させていくということが必要だと思います。

(読売新聞)
 先ほども出ましたけれど、昨日の専門家の検証委員会の中で石井座長のほうから、感染者の主に居住地情報の開示をもっと積極的にやったらどうかというようなご指摘がありましたけれども、この辺は何かお考えは変わったりなんかしたところはありますでしょうか。

(知事)
 公表情報の話だと思いますけれども、これは以前からこの場でもお話をしていますけれども、感染拡大の防止と公衆衛生上の必要性、そして誹謗(ひぼう)中傷などがありますので、個人情報保護の観点から比較考量しながらということでお話をしてまいりました。その中で、そういったお話があったわけでございますけれども、有識者会議では、個人情報に最大限配慮をいただきながら、きちんと情報開示をすることの整理をお願いしたいというご意見がありました。その一方で、必要な情報は出していただいて、特に個人の問題となるものに関しては、ある程度整理をしていただいたほうが良いとの意見も一方であったところでございます。これは有識者会議の中で具体的な発言としてそのまま触れさせていただいていますが、いわゆるそのバランスについて、両面からご指摘があったということです。この点については、道としても対応を整理いたしまして、有識者会議でもご意見を伺っていきたいと考えています。

(読売新聞)
 それは整理の結果、今までとちょっと、これまでより踏み込んだことになる可能性があるとかそういう理解で良いのですかね。

(知事)
 今の状況というのは、振興局単位を基本として対応させていただいていますけれども、その中で先ほど申し上げたような、いわゆる整理をお願いしたいというご意見、そしてある程度制御したほうが良いのではないかという具体的なご発言がありましたので、そのことを踏まえて道として対応を整理して、有識者会議にさらにご意見を伺っていくということを考えています。

(読売新聞)
 話題変わりまして、夜の街の店の情報流出の関係ですけれども、これ札幌市のほうで作ったリストが流出したということのようですけれども、これが出たことの影響ですね。直接的には札幌市ということかもしれませんが、行政全般でやはりこういう情報管理ということで言うと、札幌市にとどまらず、道が今後感染対策を進める上でも影響が出るというふうにお考えでしょうか。

(知事)
 これは影響が出ないようにしっかり対応していかなければならないということは当然でございますけれども、こういった形で店舗名リストが流出したということをしっかり受け止めなければならないと思っていますし、信頼をしっかり回復するべく、取り組みをしていかなければならないと思います。

(読売新聞)
 この関連で、道から市のほうに指導というか指摘というか、そういうようなことをするような段階ではまだないのですかね。

(知事)
 それは誰に対してですか。

(読売新聞)
 道のほうから札幌市に対して。

(知事)
 この点は、札幌市から先ほど申し上げたように、そういったまず漏えいがあった旨の報告がありました。そして、併せて調査の依頼がありまして、そういう意味では、その調査というのをまずしっかり行っていく中で、どのような形で流出してしまったのかということをしっかり把握する、そのことにしっかり協力していくことがまずは大事だろうと思います。

(uhb)
 来週の12日でウポポイ開業から1カ月というところなのですけれども、その受け止めをお願いしたいことと、またアイヌの差別の歴史展示などがちょっと少ないなという一部の声もあったり、また遺骨問題も含めて、北海道として今後、どういった施設にしていきたいかというご意見も伺えたらなと思っています。

(知事)
 ウポポイについては、開業が2回延期になりましたけれども、図らずも緑豊かなそういった北海道らしい季節にオープンすることができたということもあるのではないかと思っていますし、昨日現在で2万9403人の方が入場したということです。また、7月18日から夜間プログラムが始まっておりますし、教育旅行についても、今月からではありますが、本格化してきているということがありますので、今後の推移を期待して見ていきたいと思っています。新型コロナウイルス感染症対策としての対応として、予約制ですとか、上限人数に達するといった状況も時間帯によっては見られる状況がありましたけれども、しっかり対策した上で、PR効果が浸透してきているのではないかと思っています。また今週からでありますが、北海道日本ハムファイターズとの連携によりますPRも行っておりまして、私も明日球場に行きたいと考えています。
 先ほど、さまざまなご意見があるというお話もございました。これはオープンに当たって申し上げましたけれども、北海道の宝として、このウポポイを大切に育てていく観点から、道民の皆さま、そして楽しんでいただいた方々からもさまざまなご意見をいただきながら、より良いものにしていくということが重要だと考えておりますし、そのことについて、国などともしっかり共有していきたいと思います。

(共同通信)
 夜の街関連で、札幌市と道は店名公表については今までずっと慎重でいらっしゃって、非公表を条件に店から客の連絡先とか情報提供を受けたりということがあったかと思うのですけれども、店名が流出してしまうということについて、市から報告を受けた時の知事の率直な受け止めを教えてください。

(知事)
 とても驚きましたし、今まさに「(新北海道スタイル)集中対策期間」ということで、いわゆるススキノ地区におけるどぶ板で、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)上のそういったお店に対して、さまざまな働き掛けを行っていこうということで取り組みがスタートしたタイミングで、情報の取り扱いについて、適切ではない状況になりました。この点は大変残念に思いますし、先ほど申し上げましたけれども、しっかりと信頼回復に向けて、これは札幌市と合同対策チームで取り組んでいますけれども、しっかり取り組んでいきたいと考えています。

(共同通信)
 関連して調査についてなのですけれども、いつごろをめどに調査を始めて、いつごろまでに調査を終了するという予定はもうありますか。

(知事)
 調査について、今日もうすでにお話が札幌市からもありまして、われわれは全面的に当然協力して、直ちにスタートさせていただいて、これは当然のことながら、できるだけ早くその状況を確認するということが必要だと思っています。具体的にいつまでということについては、今報告を受けていません。

(STV)
 北海道でも新型コロナウイルス新規感染者がちょっと増加している中で、その一方で東京オリンピック・パラリンピックまで残り1年ということで、あらためて開催についてのお気持ちを聞かせていただきたいのですが。

(知事)
 まずはこの新型コロナウイルスとの戦い、この中でしっかりと終息に向けて、これは日本全体で当然取り組んでいかなければならないと思っています。その中で、マラソンをはじめとするさまざまな競技が確実に実現できるように、例えば組織委員会の方が来られたりだとか、手続きを着実に進めているところもございます。新型コロナウイルスの感染状況などをしっかり注視していかなければならない状況は続きますが、そんな中でもしっかりと開催ができるように、引き続き札幌市や組織委員会をはじめ、東京都などとしっかり連携して、開催に向けて取り組みを進めていきたいと考えています。

(北海道新聞)
 たびたびすみません。先ほど、間もなく皆さんお盆休みが始まるという状況の中で、さまざまな注意を呼び掛けられたわけですけれども、知事はこのお盆の時期、どのようにお過ごしになる予定なのか、お聞かせください。

(知事)
 この質問は、毎年あるようなのですけれども、今非常に厳しい状況がございまして、正直まだ何の予定も立てていないというのが率直な状況でございます。当然、職員をはじめ、本当に大変な中で対策を講じています。保健所も大変な状況です。これは本当に休みも取れない状況の中で、対応いただいてきた。これまでも厳しい状況がございましたし、どうしても感染確認が続きますと、医療従事者の方をはじめ、多くの方々が懸命にその対策に当たるという状況があります。私自身も、明日も多分、緊急の全国知事会などもありますけれども、その感染状況によって、当然対策をしていかなければならないと思いますので、まずはそのことにしっかり備えていきたいと思っています。


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。

(文責 広報広聴課)

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