知事定例記者会見(平成30年2月7日)

知事定例記者会見

・日時/平成30年2月7日(水)  14:30~14:43
・場所/記者会見室
・記者数/23名(テレビカメラ2台)

会見項目

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知事からの話題

1 「北海道マラソン2018」・「はまなす車いすマラソン2018」の開催について

記者からの質問

1   江﨑沖縄北方担当大臣の発言について
2 北海道新幹線・札幌駅のホーム位置について
3 北海道150年キックオフ特別イベント「キタデミー賞」について

 

知事からの話題

 

「北海道マラソン2018」・「はまなす車いすマラソン2018」の開催について

〔配付資料:「北海道マラソン2018」・「はまなす車いすマラソン2018」の概要(PDF)
   私からは1点、こちらにポスターがございますが、「北海道マラソン2018」、「はまなす車いすマラソン2018」の開催についてのご案内であります。
 今年も「北海道マラソン」と「はまなす車いすマラソン」を8月26日の日曜日に合同で開催することといたしました。今年の北海道マラソンは、昨年に引き続き、2020東京オリンピックの選考レースとなりますほか、新たに視覚障がい者の部を設置することといたしました。こちらは3位までの方々に表彰を予定しております。
 それから、議会庁舎の建て替え工事に伴いまして、ファンランのコースを一部見直して、フルマラソンと同じ、大通西8丁目にフィニッシュを設定することといたしました。定員は、昨年に引き続き、2万人であります。フルマラソン1万7千人と12.1キロのファンランが3千人であります。エントリー手続きなどを円滑に進めるために、例年より1ヶ月ほど早い、3月4日(日)午後6時から受付を開始する予定といたしております。
 また、車いすマラソンは、スピードを競うハーフマラソンと、初心者の方あるいは重度障がいのある方などが参加するショートレースを行うことといたしております。この機会に、障がい者スポーツの魅力をぜひ知っていただきたいと思います。
 大会当日は、7月から8月に行われる北海道150年ウィークの最終日にあたります。両大会を通じまして、「未来につなぐ、みんなでつなぐ」といったメッセージが伝わるように準備を進めてまいる考えであります。
 道民の皆さま方には、交通規制などへのご協力をお願いするとともに、ランナーの皆さま方を応援していただくなど、大会を盛り上げていただきたいと思います。
 私からは以上です。

記者からの質問

(HBC)
 今日の国会の衆議院の予算委員会で、江﨑沖縄北方担当大臣が、本日2月7日の「北方領土の日」を「沖縄北方の日」と言い間違えた一幕があったようです。よりによって今日間違えるのもどうかというような資質を問う声もあるようですけれども、知事としての受け止めをお願いします。

(知事)
 先ほど少し前に、江﨑大臣のそのようなご発言が衆議院予算委員会の場であったという報告を受けたところであります。
 今日、私たちも道議会の(大谷)議長をはじめ、(北方領土復帰期成同盟の)佐伯会長もご一緒に(さっぽろ雪まつりの大通西)4丁目会場をお借りして、北方領土フェスティバル、北方領土返還のイベントを行ったばかりでありまして、東京では安倍総理もご出席のもと、(北方領土返還要求)全国大会も行われておりますので、その日にですね、発言(をされた)かという思いがあります。
 江﨑大臣とは、私も東京で何回かお会いをいたしまして、大変温厚な方でございまして、意図してそのようなご発言があったとは思わない、不注意でいらっしゃったんだろうなと思いまして、訂正はされたというふうに伺っておりますけれども、今日の今日でありますので、言い間違えたとしても少し残念な思いは道知事としては持っております。

(北海道新聞)
 北海道新幹線の札幌延伸に伴って、札幌駅のホームの問題ですけれども、年度内に決まれば良いというような考えがある中で、なかなか着地点が見出せないところで、先日の関係機関5者協議の中で、JR北海道からいわゆる「大東案」というか「改良東案」というか、また新たな、過去にも出た提案ですけれども、東側にホームを設置するという案が出ました。この案についての知事の受け止めと、今後、最終決定に至るまでどういったことがポイントになるかというお考えをお聞かせください。

(知事)
 そうですね。この前の日曜日(2月4日)、東京で5者会談、すなわち鉄道・運輸機構、JR北海道、札幌市、私ども道、それからお声掛けをされた国土交通省鉄道局、この5者による会議が東京であったと事務方から報告を受けております。
 (北海道新幹線の)2030年度末の開業に向けて、終着駅ではなく、その先ももちろん私どもは夢を持っておりますが、とりあえず札幌駅までの延伸という計画の中で、札幌駅のホームをどこに置くのかという議論は、もうここ1、2年以上されているところでありまして、結論がなかなか出ないのは大変残念でございます。
 「大東案」について、JR北海道がそういうこともあり得るのではないかというようなお話が日曜日にあったということは、道から出席をした事務方から聞いているところでございます。ただ、費用面や工期の問題などいろいろ中身がよくわからない部分もある中で、ここに及んで、また新しい案かという思いは、率直にないわけではないのでありますが、やはり、誰が見てもベストの案というものを選びたいという思いは、われわれ道も含めて、皆さんが共通しているわけでありますので、(国土交通)大臣も期限としてご発言されておられますけれども、私どももこれがデッドラインだと思っております今年度内の決着に向けて、最後の調整を加速的に進めていかなければならないかなと。ただその手続きはやはり、以前から申し上げておりますとおり、技術的なプロでいらっしゃる鉄道・運輸機構とJR北海道が「これで」という統一的な案を提示いただいた上で、札幌市やわれわれ道が判断をしていくと。もちろん鉄道局も重要な判断の主体であると思いますが、加えて、これも以前から申し上げておりますが、これは10年、20年あるいは50年先の道都札幌市の駅前のまちづくり、地域づくりにも深く関与する問題でありますので、ぜひ、時間的ゆとりを持って、経済界の方々のご意見もしっかり踏まえた上で決着できるような、そういうタイミングでわれわれにご説明をいただきたいというふうに思っております。
 事務方からは、近日中に鉄道・運輸機構とJR北海道が私どもと札幌市に正式な説明にいらっしゃるということを聞いておりますので、それも注視をしていきたいと、そんなふうに思っております。

(HTB)
 月曜日(2月5日)に行われたキタデミー賞なのですけれども、吉永小百合さんなどがゲストでいらっしゃった豪華なイベントでしたけれども、実際に会場に参加されたご感想と、北海道150年のキックオフイベントという位置付けではありましたけれども、今後の150年事業にどうつなげていきたいかお聞かせください。

(知事)
 わかりました。月曜日でしたよね、午後の時間帯、御社でライブ(中継)もしていただいて、見たよという方も結構いらっしゃって、私も嬉しかったのでありますけれども、アカデミー賞に発想を得て、キタデミー賞というタイトルで、いかに北海道を盛り上げていくのか、北海道150年事業を盛り上げていくのかということで、東映株式会社が中心となって発案をしていただいて、当然私どもも財政的な支援をさせていただいておりますけれども、それ以外に多くの企業の方々、スポンサーの方々もいらっしゃいましたし、そのような中で行われた一大キックオフイベントだったなというふうに振り返っております。
 そして、憧れの吉永小百合さんに久しぶりにお会いできたということ、それからキタサンブラックでまた男を上げた北島三郎さんにもお会いできたという、そういった楽しみもあったわけでありますが、私個人的には、北海道犬のカイ君に初めて会えたということも大変、大変嬉しかったのでありますけれども、振り返って、感想として一番申し上げたいのは、脚本を書かれ全体を演出されて、トータルを組み立てられた佐々木さんとおっしゃるディレクターの方の発想力です。それから発想だけではなくて、北海道の歴史や自然、食など、そのようなことを徹底的に勉強されたのだと思います。例えば、ヒグマは誰でも知っていると思いますけれども、今、はやりの「シメパフェ」というものも出てきました。それから助演女優賞で「ハナさん」、「ミサキさん」が出てきました。これは固有名詞としての「ハナさん」、「ミサキさん」ではなくて、北海道の花、そして北海道はやはりアイランドなので、世界に冠たる岬がたくさんありますよね。襟裳岬など、そういうものを助演女優賞という形で、「ハナさん」、「ミサキさん」という女性に思いをはせるような形でピックアップされた、このクリエイティビティというか発想力の素晴らしさを実感しました。私も最後に最優秀作品賞の「北海道」をいただくという授賞者の一人として位置付けていただいたのですが、観客の一人としても素直に率直に感動しました。楽しいなと思いました。ですから、このような企画をしていただいた東映株式会社、そしてその意を受けて、お忙しい方なのでしょうけれども、しっかりとしたあのようなストーリーを組み立てていただいた佐々木さんに心から感謝を申し上げたいと、そのように思っております。
 そして、これをキックオフイベントとしてこれから一連の150年事業を行っていくわけでありますけれども、大いに盛り上がりましたので、それをさらに盛り上げて、道民の皆さま方の記憶に残る一連の事業にしていきたい、そんな思いをあらためて強くいたしました。

 


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し、作成しています。
                                                            (文責 広報広聴課)

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