知事定例記者会見(平成29年11月28日)

知事定例記者会見

・日時/平成29年11月28日(火) 11:55~12:03
・場所/議会知事室前
・記者数/22名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 平成29年第4回定例会の開会にあたって
2 「どさんこ愛食食べきり運動」について

記者からの質問

1 奥尻地熱発電所について
2 北朝鮮によるミサイルの発射等について

知事からの話題

 

平成29年第4回定例会の開会にあたって

 私からは2点であります。
  一つ目は、今日から今年の第4回定例会が開会しました。冒頭、釣部議員のご逝去に伴う追悼のお言葉などもございましたが、私からは、今年の台風被害への対応など一般会計総額で約193億円の補正予算案を提案させていただきました。また、北海道航空振興基金条例案など20件の条例案を提案させていただきました。
  これからの質疑に真摯(しんし)に対応させていただきたいと考えております。

 

「どさんこ愛食食べきり運動」について

〔配付資料:「宴会時の食べきりキャンペーン」の実施について(PDF)〕
 二つ目は、「どさんこ愛食食べきり運動」について、食品ロスに関するキャンペーンであります。
  小売店での売れ残りや家庭での食べ残し、あるいはレストランなど、特に宴会、お酒が入るとそのようなことが多いかもしれませんが、食べ残しということが大変問題になっているところでありまして、いわゆる「食品ロス」は、国内で年間621万トンにも及んでおりまして、一人当たりに換算すると、毎日お茶碗1杯分、134グラムの食べ物が捨てられている状況であります。
  こうした状況に鑑みまして、道といたしましては、道民の皆さま方のご協力の下、昨年(2016年)11月から「どさんこ愛食食べきり運動」を展開させていただいております。食べ物に感謝を込めて、「おいしく残さず食べきろう」をスローガンに、家庭や宴会での食べ残しを減らすための啓発など、食品ロス削減に向けた取り組みを実施してきているところであります。「もったいない」という気持ちを一人一人が持つ、これが大切だと思いますし、食べ物を最後までおいしくいただくことが大切であります。
  これから忘年会、新年会のシーズンに入りますことから、11月22日から来年1月31日までの期間、食品ロスを減らすキャンペーンにしっかり取り組んでいきたいと思っております。宴会の際に、資料の「宴会五箇条」に書いてあるようなお声掛け、お酒が入った場合に場の雰囲気をしっかり踏まえて行っていただく必要があるかと思いますが、特に幹事の方から「おいしく食べきろう」のお声掛けをしていただくなど、われわれとして、食品ロスを減らすキャンペーンに取り組んでいきたいと思っておりますので、報道機関の皆さま方にもご理解、ご協力をいただければと思います。
  私からは以上2点であります。

記者からの質問

(HTB)
 今年7月に完成した奥尻島の地熱発電の施設なのですけれども、技術的な問題で運転が遅れていましたが、ようやく運転のめどが立ったということなのですけれども、それを受けまして、知事の受け止めと、今後、地熱発電に期待することをあらためてお伺いします。

(知事)
 今年の夏、7月に私も竣工式に参加させていただきまして、その後、安定的な発電に向けて、蒸気の発生の安定化ということに少し時間を要したようでありますが、明日から無事に発電開始とお伺いをしておりまして、私も嬉しく思っているところでございます。
  この奥尻島の試みは、道内の離島では初めてで、全国的にも珍しい試みでありまして、新エネルギーの地産地消という意味でも大変意義深い取り組みだと思いますし、また、竣工式の際にもお話を伺ったのですが、地熱発電に使った以外の熱をいかに地域振興につなげるかということが一つの大きなポイントになると思います。例えば、道南の森町では、地熱発電に伴う熱を活用して、おいしいトマトを作っておられるなど、私も地元に入って、大変感銘を受けたところでもあります。特に奥尻町は水産のまちでもありますので、例えば、この熱を水産業の養殖に活用することもあり得るでしょうし、発電の電気だけではなく、しっかり地域振興に使っていただく、そういうことをお勧めしたいですし、そのために私ども道も檜山振興局などを通じて、しっかりサポートをしていきたいと思っております。

(毎日新聞)
  北朝鮮のミサイルの関係で、ミサイル発射準備をうかがわせる電波信号を確認したとの報道があります。道として、政府から情報をもらっている、あるいは問い合わせをしているというような事実はありますでしょうか。

(知事)
  私自身は今まで議会対応をしておりましたので、担当部局はやりとりをしているかもしれませんが、私自身は、今段階においては情報を持っておりません。ただ、いずれにしろ、常に万全に対応することは大変重要だと思いますので、しっかり国と連携していく必要があると思います。

(毎日新聞)
  今日かとか、明日かとか、近くかとかということとは別に、情報を収集して、万全の準備をするということですけれど、道としての警戒というか、懸念みたいなものはございますか。

(知事)
  今段階ではちょっと情報がございません。7月、8月、9月と北朝鮮による北海道の上空を通過するなどのミサイルの発射がございましたので、われわれは常に気を引き締めて対応することを考えておりますし、また、万が一そういう事案が発生し、Jアラートが発動された場合、どのように逃げるのかということをわかりやすい漫画で道民の皆さま方に、日常生活の中で想定されるさまざまな状況をパターン化して情報を提供するということもしており、そういった意味で、万全の対応を常にさせていただいております。 

 

 

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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