知事定例記者会見(平成29年1月4日)

知事定例記者会見

・日時/平成29年1月4日(水) 14:30~14:39
・場所/記者会見室
・記者数/21名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 年頭に当たって

記者からの質問

1 北方四島における共同経済活動等に係る対応について

知事からの話題

 

年頭に当たって

  明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
  私自身は、年末2日間(26日~27日)、風邪でダウンをいたしまして、最終日、仕事納めの日(28日)は何とか出てきたわけでありますが、そういう経緯もございましたので、年末年始はほとんど家で過ごしました。
  おかげさまで、初めての経験になりましたが、(1月)2日、3日は朝から午後2時ぐらいまででしょうか、箱根駅伝を最初から最後までテレビで観戦させていただきまして、わが家は私も主人も箱根駅伝が大好きで、大磯の辺りで旗を振って応援したこともあるぐらい好きなのでありますが、最初から最後まで観戦したのは今年が初めてでございました。道内出身のランナーも何人かおられて、応援をしておりました。そうこうしているうちに、今日4日になったという状況でありまして、私個人といたしましては、大変ゆっくりと休ませていただきました。
  昨年を振り返りますと、年末は高病原性鳥インフルエンザの対応について、現場の皆さま方が大変頑張ってくれたわけでありますが、年末から年始にかけても野鳥について陽性が確定したとの報告を受けておりまして、やはり気を緩めることなく、警戒をしていかなければならないことでありますし、今回の清水町における事案への対応のあり方などについての検証作業も、今行っているところでございます。そういったことなどを踏まえて、どこかでまた起こるかもしれませんので、その時には、万全の体制で取り組んでいかなければならないと、そんなふうに考えております。
  時系列的にはさかのぼりますが、夏の大雨災害からの復旧・復興についても、まだ途上でございます。この春からの営農の再開に向けて、特に被害が厳しかった十勝をはじめとして、本道の基幹産業である農業の復旧・復興にしっかりと取り組んでいかなければならない、そんなふうに思っているところでございます。
  今日の午前中、道議会庁舎で仕事始めのご挨拶をさせていただいたところでありますが、職員の皆さんに、日々の仕事を足下から見直すことなどを意識していただきたいと、私からそのように申し上げたところであります。また、「世界の中の北海道」ということを、今年も引き続き強く意識をして、さまざまな仕事に取り組んでほしいということもお願い申し上げたところであります。
  年明け早々から、JR北海道の事業範囲の見直しについて道としての基本的なスタンスを固めるワーキングチームの議論、空港民営化の議論など、本当に多くの課題があるわけでありますが、われわれ道産子一人一人が、北海道というふるさとに自信と誇りを持って、明日の発展ということをしっかりと思い描きながら、今年一年も皆さま方とともに、歩みを一歩でも二歩でも進められるよう取り組んでいきたいと、このように思っております。皆さま方、今年もよろしくお願いいたします。私からは以上です。

記者からの質問

(朝日新聞)
  昨年末の日ロ首脳会談で合意した北方四島の共同経済活動への対応として、一部報道で、道が担当局長を設置して組織を再編するというふうな報道があったのですが、道として具体的にどのように対応されていくのか、そのお考えを教えていただければと思います。

(知事)
  昨年末、12月15、16日に日ロ首脳会談がございまして、今、質問の中でも触れられました、四島における共同経済活動に向けての特別な制度についての協議を始めるということ、それから日ロの経済交流についてもしっかりと進めようということ、相前後しましたが、主として人道的な理由からの元島民の方々の四島における墓参活動の改善などといったことが、合意されたところでございます。
  私ども北海道は北方領土を所管している立場でありますし、また多くの元島民の方々が生活されておりますので、こういった日ロ両首脳の合意というものに、どこよりもしっかりと対応していかなければならない地域であるということは論をまたないと思うわけであります。今おっしゃられた具体的な組織というところまで、私としてもまだ議論には至っておりませんが、やはり、両国政府の事務レベルの協議というものを活性化するためにも、私どもとしての提案、働き掛けなどということを、しっかりと行っていかなければならないというふうに思っているところでございます。
  その際に、領土問題というくくりの中で対応するということも重要ではございますが、その領土問題と密接不可分の形で日ロの経済交流の拡大ということがございます。これについては私どものカウンターパートの一つがサハリン州でございまして、州知事はロシアの立場から北方領土(を含む地域)をクリルと呼んで、そこを所管しているとおっしゃられておりますが、この領土問題に係るさまざまな検討ということと、日ロの経済交流の拡大ということについて、今までと同じように分けて考えるということで道庁の組織の編成を行いますと、抜け落ちてしまうところが出てくるのかなというふうな思いもございまして、そういった点にも工夫をしながら、道庁の組織再編ということの議論を加速していかなければならないというふうに、私自身も年末年始考えていたところでございます。
  いずれにいたしましても、4定議会(平成28年第4回北海道議会定例会)が終わったばかりでございまして、1定議会(平成29年第1回北海道議会定例会)は2月下旬からということで、まだ少し間がございますが、私どもの組織を再編していくということであれば、やはり道議会の皆さま方にご議論をしていただくということが不可欠だと思っておりますので、そういったところも見据えながら、今、ご質問にございました、私どもとしての、日ロ首脳会談を踏まえた四島における共同経済活動に向けた組織づくり、あるいは日ロ全体の経済交流の拡大に向けた組織づくり、こういったことを検討していきたいと、こういうふうに考えております。

 


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