知事定例記者会見(平成28年7月15日)

知事定例記者会見

・日時/平成28年7月15日(金) 14:00~14:17
・場所/記者会見室
・記者数/16名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 道産花きのイベントについて

記者からの質問

1 北電の住民説明会について
2 鹿児島県知事選について
3 天皇陛下の生前退位の意向について
4 東京都知事選について

知事からの話題

 

道産花きのイベントについて

〔配付資料:今週末(7/15~7/17)の道産花きのイベントについて(PDF)
  私からは1点であります。
  道産の花きのイベントについてのご紹介であります。
  いよいよ夏本番であります。北海道の花の生産が最盛期を迎える中、今週末に札幌市で2件、そして旭川市で1件、北海道産の花をPRするイベントが開催されます。
  道としては、道内の花の生産・流通・販売などに関わる団体の皆さま方と、平成26年に「北海道花き振興協議会」を設置して、さまざまなイベントを含むPR活動を実施してきているところでございます。私のところに、5月のゴールデンウィーク明けにはカーネーションを、あるいは6月にはバラなどをお届けいただいている花き生産者の皆さま方もおられるところでありますが、花で大いに北海道を盛り上げようというふうに考えているところであります。
  一つ目にご紹介するイベントは、札幌市豊平区にございます八紘学園で開催される「北海道フィールドトライアル2016」です。ガーデニングなどに使われる花の新品種や活用方法を、園芸愛好家のみならず一般の皆さま方にもご紹介するために、約600種類の花を植えた花壇やコンテナガーデンの展示、コンテストなどのイベントを実施します。
  それから札幌市内二つ目は、明日16日、白石区にございます札幌花き地方卸売市場で「さっぽろ花き市場まつり」が開催されます。一般の消費者の方々に花に対する親しみを深めてもらうために、普段は一般の方が入場できない市場において、約200種類の花の展示や即売会や親子フラワーアレンジメント教室などのイベントを実施します。
  それから旭川市内では、本日15日から17日までの3日間、旭川駅前にございます旭川アッシュアトリウムにおきまして「北海道の中心で花がいっぱい!!」というイベントが開催されます。道内各地の高品質な花の展示と生産地の紹介を行います。大いに取材をしていただければと、このように思います。
  私からは以上です。

記者からの質問

(NHK)
  北海道電力が後志管内で行っている泊原子力発電所の安全対策についての住民説明会について、札幌市が同じものを札幌市内でも住民向けに開いてほしいと要請をしているということなんですけれども、これについて知事は、これまでも道民に説明する機会をとおっしゃられていますが、改めてのお考えを聞かせてください。

(知事)
  今年の1月4日に、私から北電の社長に対し、道民の方々、特に後志管内の方々への安全対策などの情報提供をしっかり行うように申し入れをさせていただいた経緯がございます。
  こういったことを踏まえて、現在、北電主体という形で後志管内各市町村における住民説明会を開催していると承知をしておりまして、大変丁寧な対応をしているというふうに事務的に報告を受けているところでございます。
  他方、今ご質問のとおり、報道を通じてしか承知しておりませんが、札幌市が市民向けの説明会を要望しておられるというような報道があったところであります。考えてみますと、原発の安全対策というのは、札幌市民の方々ばかりではなく、道民の皆さま方の関心事だと思います。そういった意味では、広く道民の皆さま方に向けて北電が説明をするということ、そしてそれを開催する場所としては、道庁所在地である札幌市がふさわしいのかなと思いますので、北電においてはそういったことを検討されても良いのかなと、私は思います。

(NHK)
  同じものを札幌市でも開くことが望ましいということですか。

(知事)
  (札幌)市民向けだけということではなく、ぜひ道民全体に向けて開いたらどうかなという思いでありまして、その場所としては、道庁所在地である札幌市で開くことが利便性の上では良いのかなと、そんなふうに思います。

(北海道新聞)
  参院選の投開票日(7月10日)に鹿児島県知事選も行われまして、脱原発とか川内原発の一時停止を公約に挙げた方が初当選したんですけれども、その点で2つ伺います。脱原発の動きが鹿児島以外にも広がる可能性もあるとは思うんですけれども、再稼働に向けた手続きが進む泊原発への影響をどう考えているかという点と、再稼働については知事は道議会の意見を聞いた上で判断すると、常々おっしゃっておりますけれども、その従来のスタンスが変わらないのかという2点を伺えればと思います。

(知事)
  鹿児島県の知事選については、事務的に報告を受けておりますが、原発問題だけが争点であったかというと、そうではないのかもしれませんが、ただ、当選された三反園氏が、川内原発について、九電(九州電力)に一時停止の申し入れをすると言及されたということは、報道で承知しているところであります。
  そうした中で、ご質問は道内への影響についてでありますけれども、道内におけるさまざまな議論について、影響というのはあまりないのかなというふうに思います。
  それから、二つ目のご質問の私のスタンスについては、全く変わっておりません。

(HBC)
  天皇陛下が、生前に次の代にという意向であるというふうに新聞報道されていますけれども、天皇陛下は道内にも何回もお越しになられてですね、公務もいろいろ大変だと思うのですが、この件について、知事の受け止め、お考えを教えてください。

(知事)
  思い起こしてみますと、私が知事になりましてから4回の行幸啓、正確に言いますと、2011年の天皇陛下ご来道の際には皇后陛下は一緒に来られませんでしたので、行幸啓とは言わずに行幸と言いますが、4回ご来道いただいた経緯がございます。
  陛下のご来道に際しては、慣例に従い、道知事というのはその全てでご案内をさせていただくわけでありまして、行事におけるお言葉をはじめとして、さまざまな施設のご訪問や役場でご休憩をされたり、町民へのお声掛けですとか、天皇陛下のお姿をお近くで拝する機会が4回ございました。
  また、加えて、道知事は宮中にお呼びいただくこともありまして、歌会始の儀や12月下旬の天皇誕生日宴会の儀、また、何人かの知事とともに、さまざまな話題を天皇陛下、皇太子殿下、秋篠宮殿下がいらっしゃる場でご報告する機会などもございまして、これまで何度か直接陛下にお目にかかることがございました。
  その陛下にお目にかかった際に、陛下が、疎開先にあった戦前の北海道を撮影した映画フィルムをぜひ知事に差し上げたいと思うがどうかとおっしゃられて、ありがたく頂戴いたしますということを申し上げましたら、その後、行幸啓に当たり、宮内庁のほうからその映画フィルムを寄贈いただいたという経緯がございます。
  北海道発展の歴史を探る上でも大変貴重なものを、天皇陛下から直接お声をかけていただいて、頂戴したということは、道知事としては大変ありがたいことでございました。このようにたくさんの思い出がありますが、そういった中で、私が感銘を受けておりましたのは、天皇皇后両陛下が常に真摯(しんし)にご公務に向きあっていらっしゃるそのお姿でございます。
  本当にお言葉一つ一つ、特に全国植樹祭でのお言葉などは、隣で聞いておりまして大変感銘深いお話でございましたし、また、いろいろな施設等を訪問される際のお声掛けをされるその一言一言も大変に温かく、人々をおもんばかるお気持ちがにじみ出るようなお言葉であり、そういう場に同席をさせていただいて、天皇皇后両陛下の真摯なご対応と、国民、道民に寄せる思いというものを強く感じたところでございます。
  この生前退位ということについては、報道では出ておりますけれども、宮内庁も官邸のほうもコメントしないと言っておられますので、私の立場でもそういうことにしたいと思います。

(北海道新聞)
  東京都知事選の関係だったのですけれども、今、盛んに報道されてますけれども、増田寛也さんが出馬されて、北海道の顧問もされているということで、この対応というかですね、どういうふうにされるのかということと、それぞれ知事、面識ある方なども立候補されていると思うのですが、心情的にどなたになられたら良いというふうにお考えでしょうか。

(知事)
  数多くの方(21名)が立候補しておられるというのは、報道を通じて承知しておりますが、今言及された増田寛也さんのほか、小池百合子さんについても環境大臣として何度もご来道されましたし、またそれ以外にも私の選挙応援で来られるなど、その意味では皆さんに勝ってほしいということであります。しかし、それはあり得ませんので、3代続けて任期を全うされない形で都知事が辞任されたという、これまでの都政の経緯というものを踏まえた場合には、やはり実務能力に長けた即戦力である方が都知事になられたほうがスムーズな船出になるのかなと、また4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けての動きもすぐに出てきますので、これから1カ月かけて都政概要の説明を受けてから対応をするのでは全く間に合いませんので、そういう意味でも、やはり実務能力のある、岩手県知事としても私もいろいろご指導をいただきました増田寛也さんを都民の方々が選ばれるとスムーズな船出になるのかなというふうに思います。ただこれは、私が選ぶのではなくて都民の方々が選ばれることですから、何とも言えません。
  それから道の顧問の件ですが、これは北海道は特に岩手県など北東北3県と仲良くさせていただいているわけですが、改革派の知事として知られた増田さんでありますので、道内で、私ばかりではなく、179市町村のトップの方々、あるいは道の幹部も含めて、いろいろと教えていただけたら、アドバイスをいただけたら良いなということでお願いをして、(平成21年4月から)長期間続けていただいているところであります。今は選挙でお忙しいので、顧問の件をご相談する状況にはありませんが、もし、当選されたとすれば、一般論として、他の都道府県知事をやっておられる方が道の顧問というのはおかしいと思いますので、その段階で打ち合わせをしていきたいと、こんなふうに思っております。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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