知事定例記者会見(平成28年5月12日)

知事定例記者会見

・日時/平成28年5月12日(木) 14:30~14:42
・場所/記者会見室
・記者数/27名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 自動車税の納期内納税について

記者からの質問

1 日ロ首脳会談について
2 コジェミャコ・サハリン州知事の来道について
3 舛添東京都知事について

知事からの話題

 

自動車税の納期内納税について

〔配付資料:自動車税の納期内納税について(PDF)
〔配付資料:自動車税はインターネット上の専用サイトからクレジットカード納税が利用できます!!(PDF)
〔配付資料:自動車税納期内納税推進キャンペーン2016(PDF)
(※「自動車税納期内納税啓発用ポケットティッシュ」は添付省略)
  私からは1点であります。
 ここにポスターを掲示しておりますが、今年度の自動車税の納税通知書は、約208万台の自動車につきまして、5月9日月曜日に発送し、納期限は5月31日ということになっております。
 自動車税の予算規模は753億円で、平成28年度の道税収入予算額6,003億円の約13パーセントを占める基幹税目であります。昨年度からインターネットを利用したクレジットカード納税を導入いたしました。その影響などもあったのでしょうか、平成27年度の自動車税の納期内納税率は74.2パーセントと、前年度を2.3ポイント上回ったところでありますが、全国平均は78.9パーセントでありますので、それは大きく下回っている状況にあります。
 道では、自動車税の納期内納税率の向上のために、企業やコンビニエンスストアに協力を求めてポスターを掲示するなど、広く道民の皆さま方に納期内納税の呼び掛けをさせていただいております。
 5月14日の土曜日午前中には、JRタワー地下1階APIA(アピア)太陽の広場において、納期内納税推進キャンペーンも実施いたします。マスコミの皆さま方におかれましても、積極的なPRをよろしくお願いいたします。
 私からは以上であります。 

記者からの質問

(STV)
 今日午前中に、コジェミャコ・サハリン州知事とお会いになられまして、何点かお伺いしたいのですが、1点目としまして、今日のお話し合いの中で、高橋知事から、北方領土問題についても前向きに進展があればというようなお話がありましたが、先日の日ロの非公式の首脳会談もありましたけれども、現時点で日本政府としての交渉について、北海道知事としてどのような評価をされているかというのを、まず伺えればと思います。
 
(知事)
 ソチの日ロ首脳会談の評価ということでありますが、安倍総理はこれまでの歴代総理の中でも、ことのほか、北方領土問題の解決、そしてそれを前提とした日ロ平和条約の締結ということに熱心に取り組んでいただいている総理だというふうに思っているところでございまして、ウクライナ問題などもある中で、これまで以上に欧米各国との調整も難しい状況かと思うわけでありますが、そういう中で日ロ間の対話を少しでも進めようというご努力をしておられるということが、とてもよくわかるというふうにも思っております。
 先週のソチの日ロ首脳会談の中におきましても、まさにこの領土問題について「双方に受け入れ可能な解決策の作成に向け、『新しいアプローチ』で交渉を精力的に進めていくという認識を共有した」ということでございます。その「新しいアプローチ」ということについては、私どもとしてその詳細は承知していないところでありますが、道内におられる旧島民の方々も、領土問題の解決を心から望んでおられますし、そういう地域を抱える道知事としても、日ロ両政府が解決に向けて一歩一歩と進んでいき歩み寄りをしていただきたいと、こんなふうに思っております。

(STV)
 今日のサハリン州知事とのお話の中では、先方もさまざまな協力関係が進んでいけば、懸案も、これは領土問題のことというふうにわれわれには聞こえたのですが、その問題の解決の糸口をつかめるのではないかというような主旨のご発言があったかと思うのですが、それについてはどのように受け止められましたでしょうか。 

(知事)
 昨年の10月に私がユジノサハリンスクを訪問させていただいたのを含めて、2回目の会談になるわけでありますが、コジェミャコ州知事は、サハリン州の歴代知事の中でもとてもビジネスライクと言うのでしょうか、サハリン州の住民の生活のレベルアップにつながるような具体的な事業を一歩一歩進めていきたいという思いを強く持っておられるようでありまして、大変印象的だったのは、昨年の10月、私どもは経済界の方々とユジノサハリンスクに一緒に行って、「北海道センター」ビルをオープンさせていただいたわけでありますけれども、そのレセプションに州知事は最後までおられたんですね。私どもに同行した経済界の方々お一人お一人と話し込んでおられたと。それだけ北海道の経済の各分野の方々と連携していくということが、サハリン州のためになるということを強く思っておられる知事なのかなというふうに思うわけでありまして、その流れの中で、今日の40分程度の会談ではありましたけれども、農業分野、水産分野、観光分野など幅広い分野での具体的な協力拡大ということ、それをビジネスにもつなげていきたいという発言などもあったわけであります。また、私との会合の前後で、州知事は1泊2日の日程で、昨日も視察をされておりますし、今日も(カネシメ)高橋水産や北海道銀行、岩倉建設などとの意見交換も行うなど盛りだくさんに行動しておられますので、これからのサハリンと北海道との交流拡大ということに向けて、私も大変心を強くしたところでありますし、そういうことの流れの先に、コジェミャコ州知事から先ほどのご質問にあったような発言があったというふうに私は理解をしておりますので、われわれは地方政府同士、一歩一歩この交流の実というものを挙げていくと、そのことが領土問題の解決に向けての環境整備に資するものと、このように確信をして対応を進めていきたいと、こんなふうに思っております。

(北海道新聞)
 東京都の舛添要一知事が、公用車を使って都外の湯河原の別荘に毎週のように通っていたり、海外出張の際にファーストクラスを使って一泊十数万円というホテルに泊まっていたりして、問題になっています。知事も海外出張に出向かれることもあると思いますけれども、こうした舛添知事の一連の問題についてどのように見ていらっしゃるでしょうか。

(知事)
 知事も道職員でありますので、国内外を問わず、出張をする際には、規定に沿う形で出張するということになっているわけでありまして、その規定どおり執行するということが原則だと思います。私についても、あらためて確認したところ、ほぼこの規定の範囲内で対応しておりました。ただ、宿泊費で規定を超えた例は、例えば海外のイベントに参加する際に主催者から宿等が指定されたような場合などがありましたが、やむを得ない事情がある場合にはこの限りではないという規定もありますので、それに沿って手続きをして執行するということでやってきたというのが、少なくとも私が知事になってからの状況であります。
 今回都知事の海外出張等の問題がいろいろ報道されていますが、今申し上げたことに尽きると思うのですが、規定上どのようになっているのか、そしてそれを超えているという状況があるとすれば、有権者である都民の理解が得られるようなものであるのかどうなのか、そこは大いに議論をしていただければなというふうに思います。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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