知事定例記者会見(平成28年3月14日)

知事定例記者会見

・日時/平成28年3月14日(月) 17:15~17:30
・場所/議会知事室前
・記者数/22名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 北海道新幹線の開業前日及び開業当日の行事について

記者からの質問

1 北海道新幹線について
2 原子力災害時の対応について
3 民進党について   

知事からの話題

 

北海道新幹線の開業前日及び開業当日の行事について

〔配付資料:北海道新幹線・道南いさりび鉄道 開業前日及び開業日の主要行事について(PDF)
 私からは1点、北海道新幹線の開業前日及び開業当日の行事についてであります。
 お手元にご配付の資料があろうかと思います。私自身は、前日3月25日金曜日に函館方面に入らせていただきまして、まず、25日金曜日には、函館市の金森赤レンガ倉庫前で「前夜祭」、これは私ども道主催で開催いたします。アーティストによるステージやプロジェクションマッピング、太鼓演奏や花火を予定しています。
 次の日は、早朝ですが、JR北海道主催の「開業式」を新函館北斗駅で午前5時45分から、その後、「新幹線出発式」がございます。2階コンコース内で開業式を行いまして、1階のホームに移動して、新幹線の出発を見送るということであります。この時期、5時45分だと、夜が明けていますかね。寒いと思いますので、取材をされる方は暖かくしていただければと思います。石井国土交通大臣もご参加をいただけることになっております。
 そして、「新幹線歓迎セレモニー」でありますが、これは、新幹線でお越しいただいた観光客の方を、私や北斗市長をはじめ地元の首長の方々、経済界の方々などが盛大にお出迎えをするというものであります。7時38分からであります。
 それから、新函館北斗駅前の公園で、道と北斗市の共同により、道内各地のグルメなどをご提供申し上げる、おもてなしイベントのオープニングセレモニーを行います。
 次に「はこだてライナーと道南いさりび鉄道の出発式」が開催されます。主催はJR北海道と道南いさりび鉄道。こちらにも石井大臣がご出席されると聞いております。
 その後、「新幹線・道南いさりび鉄道祝賀会」を函館市内のホテルで開催いたしまして、こちらも石井大臣のほか、道内外の多くの来賓の方々をお招きするということであります。
 そして、祝賀会が終わった後、最後のイベントとして、(航空自衛隊の)ブルーインパルスによる祝賀飛行が行われることになっているところでございます。何としても当日は、晴れ上がった空の下、ブルーインパルスの祝賀飛行が楽しめればというふうに思っております。
 ここでまとめた行事以外にも、木古内駅、函館駅、大沼公園駅で開業記念行事が行われることになっているところでございます。
 新幹線開業という歴史的な一日、いろいろな形でご取材をいただければと、このように思います。
 私からは以上であります。 

記者からの質問

(北海道新聞)
 同じく北海道新幹線に関するご質問というかですね、いよいよ(3月)26日の開業まで迫ってきたわけなんですけれども、知事にとってですね、初選挙で(北海道新幹線の)早期着工を公約に掲げるなど、思い入れの深い事業だと思います。その当時からですね、与党で新幹線整備に尽力されてきた元自民党衆議院議員の小里貞利さんですね、連携を深めていらっしゃったと思うんですけれども、この時期に当たってですね、あらためて小里さんに対する思いというのをお伺いしたいと思います。

(知事)
 今は、小里貞利先生は引退されて、ご子息(小里泰弘衆議院議員)が、もう4期目で、お父さま同様に立派な政治家を目指して頑張っておられますけれども、鹿児島県選出の国会議員でございました。 
 そして、北海道に新幹線をという私の思いを一番温かく話を聞いていただき、アドバイスをいただいたのが、道外の国会議員ではやはり小里貞利先生だったというふうに、今、振り返っているところでございます。小里先生の私に対する一番のアドバイスは、それまでの北海道の誘致活動というのは、基本はやはり札幌まで一気に延伸整備をするということだったのでありますが、それでは東京から見ると非現実的であると。もう既に新幹線仕様でできている、世紀の国家プロジェクトだった青函トンネルを有効活用するという、それは東京に対して大きなアピールになるし、加えて、道南までで一旦その整備区間を区切った要請になれば、その整備費もリーズナブルなものになると。そういったアドバイスをいただき、いろいろなご意見を持った方々が道内にたくさんおられましたけれども、私も意を決して、一人一人説得をして、このように北海道の誘致活動を切り替えたことが、やはり今につながったかなというふうに思います。本当に小里先生は一番の恩人かなというふうに思っているところでございます。
 そして、亡くなられた公明党の冬柴(鐵三)先生。当時、公明党の幹事長でいらっしゃいましたし、また、当時から今も、二階(俊博)先生に大変お世話になっていますけれども、二階先生にもいろいろお導きをいただいて、そういう道外の先生方のご恩もあるかなというふうに振り返っているところであります。
 それで、鹿児島のほうは、私どもよりずっと早く延伸になったわけでありますけれども、その際に、(九州新幹線の)鹿児島開業に向けて、九州新幹線の(車体をかたどった)容器に入れた鹿児島特産の焼酎が発売され、小里先生から「これいいよ」ということで頂きました。私はその時から、(3月26日の)開業日に向けて、何としても北海道のお酒を新幹線の容器に入れたものを作りたいと、そういうことを思い立ちまして、数年前からそのことを関係方面に働き掛けをさせていただき、このたび2月26日に発売ということになったわけでありまして、私から小里先生にもお贈りさせていただきました。大変喜んでいただきました。
 また、道内(選出の国会議員)で一番お世話になったのは、何といっても町村信孝先生です。

(NHK)
 原発事故の際の避難についてなんですけれども、放射線物質の拡散を予測するSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)について、政府が先週金曜日(3月11日)に自治体独自の判断で、避難だったり情報に活用することを容認するというような判断をしました。それについて道の原子力防災の連絡会議の中でも、近隣の自治体のニセコ町だったと思うのですけれども、首長さんからはSPEEDIの活用を検討したらどうかというようなお声も、以前出されていたと思うのですが、道として前向きにSPEEDIの活用というのを検討されるお考えがあるのか聞かせてください。

(知事)
 やや当惑しているというのが、偽らざる私の思いであります。と申しますのは、このSPEEDI、これはいわば予測システムですよね。風向きとかいろいろある中で、どちらの方向に放射性物質が広がっていくかということを予測するシステムでありまして、ご承知のとおり、原子力規制委員会では、これを基本的には使わないということを決定されたという経緯があるところであります。ただ、参考にはするというふうに言っておられたわけでありますが、そういった中で、今おっしゃられた3月11日の原子力関係閣僚会議の決定ということで、国によると、自治体が自らの判断と責任において、このSPEEDIシステムを参考情報として活用することは妨げないという言い方ですよね。これは困ったなと思っております。
 私どもは、ご承知のとおり、原子力規制委員会の、SPEEDIは使わず参考にすると、実際の避難には緊急時モニタリングの実測値で対応するというご判断もあって、3月いっぱいで(泊発電所の)30キロメートル圏内の、83カ所全てに(モニタリングポストの)整備を終えることにしておりまして、これに基づく形で、万が一の場合には、(実測値により)避難誘導を検討するということを決定しているところでございまして、こういう中で、3月11日の政府の決定が出たわけでありますが、今後、全て自治体任せとして、国のほうでこれ以上検討されないということはないと思います。
 多分、国のほうで、このSPEEDIの活用のあり方を明確にした上で、防災基本計画を修正することになると思いますので、そういった中での方向性を見極めて、私どもとしてどのように対処していくかということを検討してまいりたいというふうに思っております。
 ただ、緊急時モニタリングによる実測値で対応するということは、ほとんどの(原発立地・隣接の)道府県はそうだと思いますので、早く国の方針を出していただきたいと、こんなふうに思っております。われわれは実測値で粛々と対応していくということを、今、考えているところでございます。
 今のニセコ町長の発言というのは、私はちょっと聞いておりませんので確認をいたします。自分としてはこれが絶対必要だという強い思いでおっしゃられたのか、それとも、SPEEDIも参考にしたらどうかという質問調で聞かれたのか、そこは確認をしたいと思います。
 いずれにしろ、これから国の検討を待って、私どもとして、今進んでいる方向をどうするのかということを考えていきたいと思っております。

(NHK)
 国の判断を待つまでは、道として(SPEEDIを)活用するとかそういったことは。

(知事)
 考えておりません。3月いっぱいまでに(モニタリングポストを)全て整備してしまいますから。

(STV)
 今日の午後なんですが、民主党と維新の党が合流後の党名を民進党というふうに決めたようでですね、党名ですからいいとか悪いとかということはないと思うんですけれども、お聞きになって率直なご感想があればと思います。

(知事)
 民を進める党。そうですね、前へ前へ進んでいくようなイメージですかね。それが、世論調査の中で一番多かったということですか。
 心新たに、進んでいかれるということなのでしょうけれども、党名については、私の立場でコメントは難しいですね。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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