知事定例記者会見記録(平成26年4月25日)

知事定例記者会見

・日時/平成26年4月25日(金)15:00~15:16  
・場所/記者会見室
・記者数/25名(テレビカメラ2台)

会見項目 

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知事からの話題

1 行楽期における交通事故防止について
2 民間企業との包括連携協定に基づく協働事業について    

記者からの質問

1 TPP問題への対応について
2 JR北海道について
3 北海道新幹線について
4 道政などに関する世論調査について
5 北海道空港(株)について
6 豚流行性下痢(PED)について
7 知事のゴールデンウィークの過ごし方について

知事からの話題

 

行楽期における交通事故防止について

〔配付資料:交通事故発生概況(平成26年4月24日現在速報値) 〕
 私からは2件ご報告をいたします。
 一つ目は、資料を配付しておりますが、これから大型連休を迎えまして行楽などで車を利用する方が増えるのではないかという状況の中で、道民の皆様方には余裕をもったスケジュールで、くれぐれも安全運転に心掛けていただき、交通事故の防止に努めていただきたいということであります。
 (4月24日)現在、道内における交通死亡事故死者数は昨年を上回るペースになっております。4月18日から20日の3日間、渡島総合振興局管内において3件4名の方々の死亡事故がございました。こういったこともございまして、今、渡島総合振興局管内では、4月21日に交通死亡事故多発警報というものを、これまでの基準に従う形で発表させていただいたところであります。
 これからの時季、峠など、場所によっては夜間、路面が凍結する可能性もございますので、十分に注意をしていただきたいと思います。マスコミの方々からも交通安全の呼び掛けにご協力を頂きたいと思います。

民間企業との包括連携協定に基づく協働事業について

〔配付資料:電光掲示板付自動販売機を活用した道政情報発信について 〕
 2件目でありますが、これも配付資料があるかと思いますが、今年の1月に包括連携協定を締結した北海道コカ・コーラボトリング株式会社との協働事業の一環といたしまして、4月28日、来週からですが、全道1,300カ所に設置されております電光掲示板付き自動販売機を活用して、道政情報を発信することといたしました。
 これまでは災害情報が中心だったわけでありますが、こういったことに加えて、道政情報の発信、例えば、今申しました、春の行楽期の交通事故防止というようなこともあるでしょうし、また、季節柄、春のヒグマ注意の情報などもあるでしょうし、また、これから迎えます自動車税の納期限の周知など、われわれとして、今、さまざまなことを考えているところでございますが、こういった道政情報も、北海道コカ・コーラボトリング株式会社のご理解、ご協力の下、発信させていただくことになったわけであります。こういった行政情報の発信という取組は、都道府県では全国初ということで、心から感謝を申し上げる次第であります。
 災害などの緊急性の高い情報や身近な暮らしに役立つ情報を、皆様方の目に触れやすい場所で24時間、道民の方々にいち早くお届けすることができるものと期待しております。4月28日月曜日の昼休みに、道庁1階ロビーにおきまして、メッセージ送受信のデモンストレーションを行う点灯式を開催することといたしております。
 私からは、以上2点であります。

記者からの質問

(朝日新聞)
 TPPなんですけれども、日米首脳会談が終わりましたが、結局大筋合意は見送りとなった一方でですね、やはり今後も、牛肉、豚肉の関税引き下げが話し合われることと思います。やっぱり北海道にとっては非常に重要な問題だと思われますが、知事のお考えと、今後どう取り組まれていくのか教えてください。 
 
(知事)
 このことは、私も(北海道)東京事務所を中心としてさまざまな情報収集に努めると同時に、マスコミの情報も各社詳細に拝見させていただき、状況を見守ってきたところであります。こういった中、日米首脳会談に向けて、先週(4月17日)、林農林水産大臣にもオール北海道での緊急要請をさせていただいたところであります。今回の首脳会談では、今おっしゃったとおりの姿で終わったわけでありますが、首脳会談(等を踏まえた日米共同声明)における表現がなかなか具体的にはよく分からないもののですね、意味が深い、この共同声明におけるこの部分はTPPに関する合意文書でもありますので、そういったことを見るにつけてもですね、これからも必要に応じてしっかりと国に対して(情報)発信し、要請を強く求めていく必要があろうというふうに思っております。
 繰り返しになりますが、やはり私ども、食料供給基地(としての役割)を担っている北海道といたしましては、国において今後も交渉に毅然(きぜん)とした姿勢で臨んでいただきたい。その前提として国会決議をしっかり順守するということでありまして、そういった中で、北海道の農林水産分野における重要品目の関税を維持するなど、しっかりと北海道の農林水産業の(持続的な)発展というものが図られるよう万全の対応を求めていくことに尽きると、このように考えております。


(共同通信社)
 JR北海道の関連で2点お伺いしたいと思います。一部報道で今日ありましたが、JR北海道さんから道庁に対してですね、社外取締役の派遣の要請が来ているという報道があります。それに関する知事のご認識と、今後の取組、今後の姿勢についてお伺いしたいと思います。

(知事)
 私、昨日(中国出張から)こちらに戻ってきて、まとめて新聞を各紙拝見させていただいたところ、ご質問のございましたような人事情報をはじめとして、いくつかの、ヘぇこうなんだというふうな人事関連のニュース、新聞記事があったのを拝見したところであります。
 人事情報というのは、それぞれ(記事を)書かれたところがどこから(情報を)入手されたかは存じませんが、やはり関係する組織であるとか会社であるとか、あるいは関係する個人の方々もおられますので、コメントは差し控えたいと、このように思います。


(共同通信社)
 (北海道)新幹線の駅名に関して、函館市と北斗市がJR北海道に一任するということになりました。先週(4月18日)知事の会見でお話があったように、知事ご自身が汗をかく用意があるということでしたけれども、今後どのようにこの件に関して取り組んでいかれるか、今一度お聞かせ願いたいと思います。

(知事)
 駅名の問題はですね、これは(中国出張から)帰った直後に担当副知事からも報告を受けましたが、いろいろな経緯がある中で、直近私どもが見守っておりましたのは、函館市と北斗市という両当事者間の意見の対立があったのを、この両当事者でお話をして決めるというふうに言っておられましたので、その動きというものを見守ってきたところでございまして、結局、(4月)22日に3回目の協議をそれぞれの市長、正副議長の6人でされて、結局一致はみないと。駅名については一致はみないけれども、これから新幹線の(北海道)乗り入れについて協力してやっていこうということで、この駅名の協議を終えられたということのようであります。
 その中身やこうした経緯についてですね、(4月)30日にも、両市の方からJR北海道にももちろん報告されるのでしょうが、道にもご報告があるというふうにお伺いしておりますので、前の記者会見でも申し上げたと思いますが、やはり駅名を早く決めませんと、対外的なPR活動、本格的なPR活動にはちょっとあんばいが良くないというか、スムーズにいかない部分もあるというのは前から申し上げていたところでありますので、JR北海道の新社長の意向も踏まえてですね、スムーズに、できる限り早く、JR北海道が新駅の駅名を決めていただけるような環境づくりのために私自身も汗をかいていきたいと、具体的には(4月)30日にご報告を受けてからかなと、こんなふうに思っております。いろいろな方々のご意見も、やはり近隣の自治体の方々のご意向もあるでしょうし、いろいろなことをお伺いした上で、ということかなというふうに思っております。


(北海道新聞)
 弊紙の(4月22日掲載の全道)世論調査の件で恐縮ですけれども、知事の道政運営についてですね、「大変良い」「まあ良い」というのを合わせると65%ということで、高い支持率が出たんですけれども、それについて、知事はどのように、その数字についてご感想をいただきたいと思います。

(知事)
 御社の世論調査も(中国出張から)こちらに戻ってまいりましてから拝見させていただきました。一面トップでしたね、びっくりしました。私自身の思いとの比較においては、思いもかけず高いご支持をいただいたということでありまして、正直、うれしいというよりもですね、これだけ高いご支持の中に込められた道民の方々の思いですよね。しっかりやれと、手を抜くなと、道政をしっかりやってほしいというご期待の表れかなというふうに思いますと、うれしさというよりも、むしろその重さというか、責任の重さということを強く感じた次第でありまして、身が引き締まる思いであるというのが私の率直な感想でございます。
 前回(4月18日)の記者会見の時でしたか、私の道政に対するスタンスというのは申しましたので、それはあえてもう繰り返しませんけれども、今回のわずか2泊ぐらいの中国出張で、残念ながら韓国のほうには行けなかったのですが、中国国内で北海道ブランドというのが大変に関心が高いということをあらためて再認識いたしましたので、こういったことに着目をして、もっともっと私自身がしっかり自分自身汗をかき、知恵を出し、体を動かしですね、トップセールスということもやっていかなければならないというような強い意識も持ったところでありまして、引き続き道民の皆様方の幸せ向上のために、しっかりと仕事を、残された任期の1年、やっていきたいと、このように感じております。


(北海道新聞)
 人事に関連いたしまして、北海道空港の人事ですね、私どもは初の生え抜き社長が誕生すると把握はしているんですが、このような人事について知事としてはどのようにお考えなのかをお願いいたします。
 
(知事)
 答えはさきほどと一緒です。


(十勝毎日新聞)
 豚流行性下痢、PEDの関係なんですけれども、事例が道内で拡大しているかと思うんですが、感染経路や原因について道で調査中ということですけれども、現状についてはどのように受け止めていますでしょうか。また、考えられる要因であるとか可能性についてお聞かせいただければと思うんですが。 
 
(知事)
 分かりました。PEDは、これは私が出張に行く前、道南のほう、それから上川のほうにも拡大をしているということでありまして、昨日あらためてそういった報告も受けたところであります。原因のところはですね、まだ詳細な報告は受けておりませんので、食の安全推進局の担当者に後から補完してほしいと思うのですが、私自身の認識は、これは全国の問題でありますので、農林水産省のほうで原因究明ということをしっかりやっていただいているという状況で、その可能性なり何なりの中身がどこにあるかということについて、後ほど(担当部署から)ご説明させます。


(北海道新聞)
 明日からゴールデンウィークが始まるんですけれども、知事のゴールデンウィークの休みの日程と、何かどこかに行く予定などあれば、ちょっと教えていただけますか。 
 
(知事)
 結論的には何もありません。ゆっくり休もうかなと思っておりまして。ただ、常に申し上げていることでありますが、公務優先でありますので、必要であれば常に仕事優先で対処したいと思っております。どこに行くとかそういう予定も今のところありませんけれども、ゆっくりと、ちょっと出張が結構きつかったので、その疲れを取りつつ、たまった書類とかいろいろなもの、それから頂いた本などもいっぱいたまっていますので、そういったものに目を通していきたいなと、そんなふうに思っております。 

(北海道新聞)
 基本的には暦どおりということでいいのでしょうか。 
 
(知事)
 そうですね、はい。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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