知事定例記者会見記録(平成26年2月19日)

知事定例記者会見

・日時/平成26年2月19日(水)14:25~14:36  
・場所/議会知事室前
 ・記者数/24名(テレビカメラ1台)

会見項目 

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知事からの話題

1 平成26年第1回定例会の開会にあたって
2 ソチオリンピックスキージャンプにおける北海道関係選手のメダル獲得に対する対応について
3 2014北海道マラソンについて

記者からの質問

1 TPP問題への対応について
2 電気料金について
3 栄誉賞の贈呈について

知事からの話題

 

平成26年第1回定例会の開会にあたって

  それでは私から3点であります。一つ目は、今日から平成26年第1回(北海道議会)定例会が開会いたしました。先ほど午前中に、道政執行にあたっての私の所信を申し上げたところであります。(2月)26日から代表質問が始まりまして、本格的な論戦が展開されます。私どもとして、真摯(しんし)に対応していきたいと、このように思っております。

ソチオリンピックスキージャンプにおける北海道関係選手のメダル獲得に対する対応について

   二つ目はソチオリンピックスキージャンプにおける北海道関係選手のメダル獲得に対する対応ということであります。葛西(紀明)選手41歳、私も感動いたしました。そして、葛西選手とラージヒル団体ですね。ここには同じ道内出身の伊東大貴選手、それから、北海道ゆかり(道内チーム所属)の清水礼留飛(れるひ)選手も含まれているわけでありますが、ラージヒル団体のメダル獲得、本当にうれしい限りであります。メダリストとなられた皆さんに心からおめでとうということを申し上げたいと思います。
 葛西選手は、(2月)21日かな、こちら(道庁)にいらっしゃるというありがたいお話もお伺いしているのですが、私、この日はちょっと東京のほうで国の審議会(中小企業政策審議会)の委員として出席しなければならないので、たぶんこの日は副知事が対応させていただくことになろうかと思うのでありますが、その葛西選手をはじめ、北海道のメダリストの方々に、夢と勇気と感動を道民に与えていただいたということで、栄誉賞を贈呈して、道民の喜びと感謝の気持ちを表したいと考えております。
  今日の午前中には、(道議会)自民党会派の布川議員会長をはじめ、同じような、やはりここは道民の気持ちを示すべきではないかという申し入れも頂いたところでありますが、そのようなことを、今、皆様方に発表させていただきたいと思う次第であります。  

2014北海道マラソンについて

〔配付資料:2014北海道マラソンの概要 〕
〔配付資料:2014北海道マラソン参加申込案内 〕
  それから3点目が、2014北海道マラソンについてであります。今年の北海道マラソンの概要がこのほど決まったので、ご報告を申し上げます。配付資料もございますが、8月31日開催であります。午前9時、大通公園スタート。私も日程調整ができれば、またスターターをしたいと思っております。
  今年は、参加定員につきましては、フルマラソンが1万3千人、これは昨年の1万2千人より1千人アップでありまして、ファンランと称するショートコースの3千人と合わせて合計1万6千人の方々のご参加を予定しているところであります。4月7日から受付を開始する予定であります。
  北海道マラソンと姉妹提携を結んでおりますソウル国際マラソンが、3月16日に開催されます。両大会は選手の相互派遣をしているところでありまして、毎回いろいろな形での交流をしているところでございまして、8月の北海道マラソンにはソウル側から招待選手2名を受け入れる予定としているところでございます。
  今年の北海道マラソンは、2015年に北京で開催される世界陸上競技選手権大会の女子マラソンの代表選手選考レースとも位置付けられることになるわけでありまして、例年以上にトップアスリートの参加が期待されるところであります。先般、日本陸連(日本陸上競技連盟)の会長の横川(浩)さんが私のところに来られて、この北海道マラソンに対する期待ということも語っておられたところでありますが、大会の成功に向けまして、皆様方と連携して素晴らしい大会となるよう取組を進めてまいりたいと考えております。   
   

記者からの質問

(朝日新聞)
  TPPですけれども、いよいよですね、日米交渉で政府、あるいは自民党の責任者がですね、主要5項目のタリフラインの一部を関税撤廃するか削減するという話に踏み込まれました。特にですね、日米交渉ということで牛肉、豚肉という北海道にとって非常に大事な品目が対象になると思われますが、まず受け止めと今後どう対応されるのかお聞かせください。
 
(知事)
 ちょっと報道が先行している形でありまして、いろいろと政府等に直接情報収集をトライしても、なかなか確たることが今、入手できていない現状にあります。たぶん何も決まっていないのだと思うのですが、一方でシンガポールの、この(2月)22日から25日にかけて閣僚会合が行われるこの場に、これで4回目くらいになりますが、道職員をまた派遣して、直接的なさまざまな情報収集をしようということをわれわれとして判断して、そのように進めておりますので、まずはやはりシンガポールに派遣する道職員からの情報というものをしっかりと聴取した上で、必要があればいろいろな次のアクションということも考えていかなければならない。今段階ではそのように考えております。
 
(朝日新聞)
 閣僚会合も大事だと思うんですが、どうも日米交渉でかなり大きな話が決まってしまいそうな気がするんですが、日米交渉についての情報収集も当然されているけれども、何も取れていないと、そういう状況ですか。
 
(知事)
 そうです。日米協議は東京で行われておりますものね。いろいろやっておりますが、なかなか難しいです。
 
(朝日新聞)
 やはり現状では、特にまだアクションというのは考えていない。
 
(知事)
 道議会もちょうど始まったばかりでもありますので、まずは出張して現地(シンガポール)でさまざまな情報収集をする道職員からの情報というものをまず聴取していきたいと、そう考えております。
 
 
(NHK)
 先日(2月17日)、北海道電力がですね、電気料金について再びの値上げの検討というふうに表明されましたけれども、これについて受け止めはありますでしょうか。
 
(知事)
 私も、その(表明の)直後に来られた北電(北海道電力)の幹部の方が道庁の幹部に報告した結果などについて、報告を内部で受けているところでございまして、それによれば、北電におかれては今年度末には純資産が資本金を大きく下回ると。このままでは燃料調達、あるいは設備の補修、保全などに必要な資金調達も困難となり、電力の安定供給にも支障を来すことが懸念されるため、ということで電気料金値上げの検討に着手することとしたということを社長が対外的に表明されたと、そういう報告を受けているところであります。しかしながら、去年の9月に大幅な値上げということがありました。それからあまり時間が経ってない中で、やはり道内の家計はもとより、せっかく今持ち直しの兆しが見えている本道経済、産業にも大きな影響を及ぼすことを、道知事の立場で大変懸念をいたしているところであります。ですから、北電においては、値上げの具体的事項については今後検討を進めていくということではありますが、まずは、企業としての経営の合理化・効率化ということをあらためて最大限の努力を積んでいく、このことを強く求めたいと、このように思っております。
 
 
(STV)
 先ほどの道民栄誉賞の関連でお伺いしたいんですけれども、まだオリンピック期間中でございまして、今後、道内関係のメダリストが出てくる可能性もゼロではないと思うんですが、その場合と、あとパラリンピックでもしメダリストが出た場合のご対応をお考えになっていれば教えてください。
 
(知事)
 もとより、まだオリンピックの期間中でありますのでね、これからも道産子選手が大活躍してくれることを私も心から願っておりますので、今後、やはりメダルを取られる方が出てこられれば、その段階でまた検討していきたいと、このように思っております。またパラリンピックについてもまったく同様でありますので、過去のさまざまな前例なども踏まえて前向きに検討していきたいと、このように思います。まずは、これからも葛西選手、伊東選手に続く形で、道産子選手が素晴らしい結果を出してほしいなということを、皆様方とともに一道民としてしっかり応援をしていきたいと、このように思っております。

 


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