知事定例記者会見記録(平成25年10月11日)

知事定例記者会見

・日時/平成25年10月11日(金)14:30~14:49  
・場所/記者会見室
 ・記者数/24名(テレビカメラ1台)

会見項目 

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知事からの話題

1 「アイヌフォーラム北海道2013秋」について

記者からの質問

1 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について(1)
2 新千歳空港周辺道路の渋滞について
3 平成25年度北海道原子力防災訓練について
4 JR北海道について
5 韓国政府の日本産水産物への輸入制限措置について
6 環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について(2) 

知事からの話題

 

「アイヌフォーラム北海道2013秋」について

〔配付資料:アイヌフォーラム北海道2013秋〕
 後ろにポスターもございますが、アイヌフォーラム北海道2013秋についてでございます。
 10月14日、来週の月曜日、祝日に、アイヌ文化についてのフォーラムを開催をすることになっております。アイヌ文化に対する関心をいろいろな方に持っていただきたいという思いでありますけれども、人形劇や踊り、歌など、子どもから大人まで楽しんでいただけるプログラムとなっておりますので、多くの道民の皆様方にご覧いただきたいと思います。
 イランカラプテキャンペーンもやっております。アイヌの言葉でこんにちはという意味でありますが、観光(王国)北海道のこれからのおもてなしの合い言葉として使おうと思っておりますので、こちらのほうのPRもよろしくお願いいたします。
 お配りしたチラシもどうぞご覧ください。私からは以上です。

 

記者からの質問

(NHK)
 TPPについてお尋ねしたいんですが、先日のバリ島での会合の期間中にですね、自民党の西川(TPP)対策委員長が、いわゆる聖域に踏み込むようなご発言があったかと思います。その後、昨日も自民党本部内での会合もあったようなんですが、まずこのご発言に対してどのように受け止めていらっしゃるか。そして、外交交渉を重ねる中でですね、どんどんと事象が進んでいるような、事柄がどんどん進んでいるような印象を受けるんですが、外交交渉は政府のことですので、こちらとしては行く末を見守るしかないわけなんですが、こういった状況、物事が進んでいる状況について、何かお考え、お受け止めありますでしょうか。 
 
(知事)
 分かりました。TPPの交渉に関連して、自民党の西川TPP対策委員長からのご発言があり、一番最初は、バリ島滞在の中におけるぶら下がり会見で発言があって、その後、帰国後、昨日、党のほうでも会合があって、同じように精査をしていくというふうなご発言、それを党幹事長も含めてそういうことでというような流れになっていると、こんなふうな理解をいたしているところであります。
 一方で、自民党として幹事長、それから西川委員長もそうでありますが、党としての公約、それから国会、衆参両院の農林水産委員会で決議されていることもございまして、そういったことにたがうことはないと、決議を守るということをそれぞれ明言しておられますので、そこは見守っていかざるを得ないかなという思いを持っておりますが、一方でJA(農業協同組合)の関係の方々をはじめとして、今後の交渉の先行きということを心配する声も道内において上がってきているということの認識もあるところであります。
 これからの状況というものを、まずは見守っていく必要があるかと思うのでありますが、一部の報道機関は書いておられますが、あらためて国会決議を見ますと、この重要5品目と言われている、米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物の後に「など」と付いているんですよね。この「など」が、実は私ども北海道の1次産業には大変重要でありまして、例えば、ご承知のとおり、輪作の一環である小豆であるとか、豆類もここの「など」でありますし、それからホタテであるとか、日高などの軽種馬であるとか、いろいろこの「など」という中で、われわれとしてはやはり守ってもらわなければならない、そういったものもあるわけでありまして、先ほど言及された、バリ島における西川発言というのは、こういった「など」の部分についても、あらためて守るべきは守るという趣旨の発言だと、私どもは認識しておりまして、「など」ともともと書いてはありますが、そのことをあらためて確認をされた、というふうに理解をいたしているところです。この「など」も含めて、われわれとしてはしっかり注視をしていかなければならないと思います。
 それから品目の精査ということを、党としてイニシアチブを取ってやると言われましたので、そういったことについて、ちょっと私も、いろいろ勉強したのですが、重要5品目の中で586、(5品目以外の)「など」のほうが248ですか、そういうブレイクダウンされた細分品目について見ていくという中で、調製品、加工品で、輸入実績がない品目などを選んでいくというふうなお話もあったわけでありますけれども、やはりその品目自体に、例えば輸入実績がなくても、そこを抜くことによって大きな影響が出るというものもあるであろうというのが、私どもの見方でありまして、これが検討されているという情報があるわけでも何でもないのですが、牛タンのことをどちらかの報道機関が書いておられましたけれども、例えば、小麦ミール、ペレットというのが、これは細分品目であります。小麦を粗くひき割りしたものというのが小麦ミールで、またペレットというのは、ペレットストーブのペレットでお分かりになるように、小麦粉を圧縮して固めたものです。この部分(小麦ミール、ペレット)の関税率というのは、小麦本体よりも今は高い状況にあって、この小麦ミール、ペレットというのは、輸入はほとんどないという現状にあります。ではこれで影響がないと言えるのかどうかといえば、ここについて万が一にも関税撤廃というようなことになると、そこがどっと入ってくると、小麦粉や小麦粉の製品の原料として使用されることになって、結局、やはり国産小麦そのものの需要を奪う恐れが大変高いであろうと。単に数量の形式的なところだけを見て判断されるというのは、厳にわれわれとしては、気を付けていただきたいと。同じような例というのは他にもあるのですけれども、時間の関係で省略しますけれども、やはりこの精査のやり方というのは、どのくらい情報開示されるのかというのはありますが、私どもとしては物を言っていかなければならない部分もあるかなというふうに思うわけであります。いずれにいたしましても、私どもといたしましては、国において、あるいは自民党において、国会決議というものを十分に踏まえていただき、本道の農林水産分野における重要品目、「など」も含めての重要品目の関税を維持することなど、万全な対応を行っていただく必要があると考えるところでありますので、国に対してこのことを強く強く求めていかなければならない、そんなふうに思っております。


(北海道新聞)
 新千歳空港にできた新しいインターチェンジのことなんですけれども、あそこのインターチェンジが開通してですね、以前うちの記事にも書かせていただいたんですが、空港付近の道道でですね、渋滞が発生していると、こういう状況を受けて、インターチェンジで予算も出された道としてですね、なにがしかの対策というかですね、そういったもの何か取り組むお考えがあるのかをお伺いしたいんですが。 
 
(知事)
 これはもう情報が入っておられるかと思うのですけれども、私どもも、空港区域内の道路を管理されておられます東京航空局といろいろ議論をしておりまして、今日の午前中から、信号のシステムを一部変えるというようなことを試行しておられるようでありますので、そういったことの効果なども見極めていく必要があろうかなと思っておりますが、やはり道民の皆様方のお声に真摯(しんし)に取り組んでいくということは、大変重要なことだと思っております。


(STV)
 今週火曜日に実施された原子力防災訓練の件でお伺いしたいんですが、実施されて今、知事がどのように評価されているかと、もし課題点があると感じていらっしゃれば、その点も含めてお教えください。

(知事)
 評価はなかなか難しいのですが、原子力防災訓練というのは、その年、その年、さまざまな状況の想定を少しずつ変えながら、反復継続的に実施するということが何より重要ですので、そういった意味で今年においても警察や自衛隊など、防災関係機関との連携がうまくいくかどうかというような点、あるいは今回は避難ということについて、自家用車の避難も含めた渋滞への対応ということ、それから小樽のフェリーターミナルに設置した救護所での大規模なスクリーニングの実施など、いろいろな点を工夫しながら実施させていただいたというふうに思っているところでございます。
 また来年は来年でいろいろな状況、アクセントをどこに置くのか、あるいは想定をどのように変えるかなどの工夫をしていきたいと思うわけでありますが、今年課題として挙がったことということで事務方から報告を受けておりますのは、一つは、オフサイトセンターの中における情報が一部、一つの空間にいる人たちの間で、情報が一部共有できていなかったということ、そこをどのように改善していくかという点があったということ。それからもう一つは、外国人の方々に対するエリアメールの出し方でちょっと工夫が必要かなというのがありました。日本語では「訓練」と書いて、こうこうこういうことなのでというふうな内容にしたのでありますが、「訓練」というのは英語で「Drill」でありますが、その「Drill」という文言が(メール本文には)なく、外国人に英語でエリアメールが届いたことによって、これは大変だ、本当に災害が起こったのかということで、慌てられた外国人の方が何人かおられたという報告を受けて、直ちに私どもとして「Drill」という文言を(本文中に)入れたわけでありますが、一部の町村には周知されていなくてちょっと混乱があったということがありますので、そういった外国人の方に分かりやすいエリアメールの表示方法を来年以降どのようにやるか、ここは一つの課題であったというふうに聞いているところでございます。
 あらためて、それ以外のさまざまな課題の検証を関係機関とともに行って、来年の訓練にも備えてまいりたいと、このように考えております。


(uhb)
 知事、先日、太田(国土交通)大臣のほうにJR北海道の件でご訪問されましたけども、その後ですね、道としての何か具体的な動きとか、もしあればちょっと教えていただければと思います。

(知事)
 今後ですか。

(uhb)
 はい。

(知事)
 これは太田大臣にお会いする前、道議会でも表明をいたしましたし、また太田大臣にもご説明を申し上げましたが、道としても知事をトップとする庁内対策会議を設けまして、この交通の問題そのもので言えば、代替交通手段の確保などを含めて、道民の足がしっかりと守られるかどうかという点についての対応策。これも代替交通機関と言えばそうですが、物流の面での対応。あるいは観光をはじめ、本道経済全体への影響などへの対策など、そういったことを実施しようというふうに考えているところでありまして、その過程では北海道運輸局と北海道開発局の国土交通省の出先機関、大臣にはその二つだけ申し上げましたが、実際にそれを実行するためには、実は国土交通省の出先機関以外にも、経済産業省の出先機関である北海道経済産業局、(厚生労働省の出先機関である)北海道労働局など、いろいろなところにご協力いただく必要があると思うのですが、そういった形で対策を打っていくということを考えております。ただ、今は、影響把握ということをそれぞれの担当部局ごとに鋭意行っているところでありますので、その状況が見え次第、できる限り(速やかに)第1回の対策会議というものを開催をしてまいりたい、そのように考えております。


(北海道新聞)
 福島第一原発事故の汚染水問題でですね、韓国政府が日本産の水産物の輸入規制を発表して1カ月余り経ったかと思うんですが、状況は変わっていないのが現状かと思うんですけれども、道内ではスケソウダラ漁も本格化してきてですね、なかなか現状では輸出ができないという、事実上ちょっとしづらいという状況かと思うんですけれども、道としてですね、今後の対応が何かありましたらお聞かせください。

(知事)
 このことはまさに、水産林務部長とこれから議論しようということも言っていたのですが、おっしゃるとおり福島県を含め、最初から(輸入を)止めてしまうという部分と、北海道産を含めて、微量でも放射性物質が検出されれば(輸入を)止めるという部分と二つあって、今のところ道産品については大きな影響というのは確認されてないようでありますが、これから本格的なスケソウダラの漁期に入りますので、私どもとして大変憂慮しているところでございます。私ども大口輸出者、あるいは生産者としての政府に対する申し入れももう既にいたしましたし、またそういったことを踏まえて、日本国政府としても韓国政府に申し入れをしてもらっていますし、そういった中で、今しばらく状況を見極めながら、必要であれば次の手も考えていきたいと、このように考えております。


(十勝毎日新聞)
 TPP関連なんですけれども、輸入実績がなくても影響が出るものもあるという話がありました。小麦ミール、ペレットの例を出されましたけども、直接、間接を含めて、加工品や調製品など、道として独自に影響を調査するようなお考えというのは、ありますでしょうか。
 
(知事)
 それはいろいろ、もちろん内々やらなければならないという思いもありますけれども、まだ明確に方針について申し上げられる状況にはありません。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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