知事定例記者会見記録(平成25年4月19日)

知事定例記者会見

・日時/平成25年4月19日(金)14:00~14:23  
・場所/記者会見室
 ・記者数/29名(テレビカメラ1台)

会見項目 

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知事からの話題

1 春の行楽シーズンに向けたヒグマ対策について
2  平成25年度ホッカイドウ競馬の開幕について
3 新千歳空港インターチェンジの開通について
4 3期目の折り返しを迎えて

記者からの質問

1 主権回復の日について
2 知事就任10年にあたって(1)
3 知事就任10年にあたって(2)
4 牛海綿状脳症(BSE)について       

知事からの話題

 

春の行楽シーズンに向けたヒグマ対策について

〔配付資料:春のヒグマ注意特別期間〕
  それでは私からいくつかお話をいたします。
  まず一つ目は、春の行楽シーズンに向けたヒグマ対策です。皆様方のお手元に配付資料もございますし、またご承知のとおり今週の16日に道南のせたな町におきまして、山菜採りに行かれた女性がヒグマに襲われお亡くなりになるという大変痛ましい事故が発生したところです。亡くなられた被害者のご冥福を心からお祈り申し上げます。
  春先は、山菜採りのシーズンと冬眠から目覚めたヒグマが活発に活動する時期とが重なるために、例年ヒグマによる人身事故が発生をしているところでして、道では今年も5月6日の月曜日までを春のヒグマ注意特別期間として広く注意喚起を行っているところであります。ヒグマによる人身事故を防止するためには、山菜採りやハイキングなどのレジャーで野山に入る際にヒグマの出没情報を事前に確認するとともに、単独での行動を避け複数で行動する、鈴など音の出るものを鳴らす、そしてクマの足跡やフンを見つけたらすぐに引き返すなど、ヒグマと遭遇しないよう十分注意をするいくつかの項目をこの配付資料にも掲げさせていただいているところです。
  道としては、道民の皆様方が出没情報を得やすいように、道のホームページから各市町村のヒグマ関連情報にアクセスできるようにしておりますほか、全振興局に対してあらためて事故防止の取組促進を指示しているところであります。
  道民の皆様方には、たとえ長年にわたって行き慣れたところだと思われても、そういった場所であっても、常にクマに遭遇する恐れがあることを忘れないで、細心の注意を払って行動をしていただきたいと思います。また、報道機関の皆様方におかれても啓発についてご理解ご協力を頂きたいと思います。 

平成25年度ホッカイドウ競馬の開幕について

〔配付資料:2013ホッカイドウ競馬 グランシャリオナイター開催〕
 (※「グランシャリオナイター開催日程表」及び小冊子「HOKKAIDO KEIBA2013 グランシャリオナイター」は添付省略)
  二つ目は、平成25年度ホッカイドウ競馬の開幕についてであります。ここ(机上)にコスモバルク(のぬいぐるみ)もいます。コスモバルクは、ご承知のとおり大活躍の後、今は新冠町で余生を過ごしております。ホクトくん(ホッカイドウ競馬公式マスコットキャラクター)も元気で頑張っていますね。
  本年度も、いよいよ来週の24日水曜日にホッカイドウ競馬の開幕を迎えます。11月14日まで、毎週火、水、木曜日を中心に日高の門別競馬場で80日間のナイトレース、グランシャリオナイターを開催いたします。今年は、昨年5月に供用を開始しました門別競馬場内の調教用坂路でトレーニングを積んだ新馬たちが本格的にデビューする初めての年です。ファンの皆様方への魅力あるレースを提供するために、これも配付資料でお手元にあるかと思いますけれども、全国スポーツ紙へのレース情報、いわゆる馬柱(うまばしら)というのですね。この冊子(配付資料)の20ページにあるようにいろいろな出走する馬の過去の成績とか、そういったものを情報提供する馬柱というものでありますが、こういったことの掲載拡大による情報発信の充実であるとか、昨年10月から開始しましたJRA(日本中央競馬会)のネット投票システムを活用した発売が通年で可能になるなど、多くのファンの方々により一層楽しんでいただけるよう、いろいろな取組を進めているところです。また3月末から場外発売所Aiba(あいば)におきまして、JRA馬券の発売を開始しましたが、こちらのほうもぜひご利用いただきたいと思う次第であります。
  平成24年度は、ホッカイドウ競馬自体の発売額は計画を上回りました。皆様方のご理解、ご協力に心から感謝するわけでありますが、他場の馬券の発売収入がちょっと苦戦いたしまして、今、最終的に数字を固めているところでありますが、平成25年度、気持ちも新たに頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。  

新千歳空港インターチェンジの開通について

   あともう一つ、新千歳空港インターチェンジの開通についてです。道央自動車道と新千歳空港を直結する新千歳空港インターチェンジが8月3日土曜日15時に開通いたします。このインターチェンジは、国の地域活性化インターチェンジ制度というものを活用して、北海道が初めて設置するインターチェンジでありまして、平成21年度からNEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)に工事を一部委託してまいったところです。この開通によりまして北の表玄関、ゲートウェイである新千歳空港がさらに大変便利になりますので、道内の地域活性化、観光振興などに期待をするものであります。

3期目の折り返しを迎えて

   最後に話題というわけでもないのですが、おかげさまをもちまして、私こと、早いもので来週の4月23日で3期目の折り返し、10年を終えるところです。本当にあっという間であると同時に皆様方にお支えを頂いてのここまでの10年であった、また3期目の前半だったというふうに理解しているところでして、引き続き、気持ちは別に何も変わるわけではありませんが、粛々、淡々とわれわれにとって必要な課題について取組を進めていくと、このように考えているところでありますので、皆さまのご理解、ご協力を心からお願いをいたします。
  私からは、以上です。

記者からの質問

(朝日新聞)
 4月28日に、政府主催で主権回復の日の記念式典が開かれる予定ですけれども、高橋知事にも出席のお誘いが来ているかと思いますが、ご出席されるかどうか教えていただきたいのと、これをめぐっては沖縄県のほうが、その当時は米軍の治政下に置かれたままであったということで反発の声もあるのですが、北海道もやはり北方四島の主権がいまだに回復されていないという実情もありまして、こういった4月28日を主権回復の日とすることについて、高橋知事はどうお考えか聞かせてください。

(知事)
   沖縄県は、確か知事は出席されず、副知事が出席ということでね。だから沖縄県として出席拒否ではないと理解しておりますが、(私は)正直言って、まだ決めておりません。北方領土問題を抱える北海道知事であります。同様に、領土問題と言うかどうかは別として、国境を接する者同士のいろいろな問題を抱えている、例えば島根県とかそういう知事の方々がどうされるか存じませんが、私自身はまだそこまで調整しておりません。


(HBC)
 知事就任10年に関連して、10年を振り返っていただいて、思い出深かったこと、そして、大変だったなと思うことをお聞かせいただければと思うのですが。

(知事)
 10年はあっという間であり、また長かったようであり、先ほども申しましたけれども。やはり、道内出身ではない私を、知事として温かく迎えてくれた10年前、選挙が4月にあって、初めての道内地域訪問で利尻・礼文に参りました。連休のまだ肌寒いころで、でも、島の皆さんが本当に温かく、私は観光で行ったことはあったのですけれども、知事として初めて訪問する先として、利尻・礼文にお邪魔をして、寒い気候の中における島民の方々の温かさというのは、もう10年も前のことかと思うくらい鮮明に思い出されます。子どもたちが歓迎行事をしてくれて、小さな手でしっかりと私の手を握りしめてくれた、そんなこともよく覚えていますね。でもあの子たちが、もう10年経ったから、成人している子もたくさんいるかと思うと、こちらも年を取ったなと思います。やはり、いろいろな意味で知事の仕事が始まった直後の、あの島民の方々との出会いというのが、今振り返ると一番嬉しかったことかなと、思い出深かったことかなと思います。
  それから、もう一つあえて申し上げれば、10年前、知事になった年の8月に、初めて夏休みを取ろうと思ったその日から、大型台風が来ました。彼(ホクトくん)も頑張っています日高と、その北にある十勝に大型台風の大きな被害が、特にあの時は、雨の被害が多くて、サラブレッドが流されたという声も聞きましたし、十勝でも大きな被害がありました。その際に、私は文字どおり右も左も分からなかったのですが、当時の副知事が私に強く助言されたのは、とにかく現場に行ってくれと。あなたが行ったから何がどう動くわけではないけれども、でもやはり、知事たる者、トップリーダーとして、まず大災害が起こった時には、被害を自分自身の目で確認して、その状況を踏まえて、戻ってきて対策を練る。これがやはり仕事として重要だと思うので行ってくれと言われました。ヘリコプターは、今でも得手な方ではないのですが、乗りまして現場に向かったこと。これが、今になりますと、10年間、私は現場主義ということを自分自身の行動原理としてもやってまいりましたし、道庁職員にもそのように常に強く言っております。その原点が、やはり、この10年前の平成15年8月の台風に対する災害対応だったかなと思っているところであります。
  その後、竜巻の被害がオホーツクのほうでありまして、トンネルの工事現場で多くの方々が亡くなられたなど、いろいろありましたけれども、常に、できる限り、まず自分自身が赴いて、状況を把握した上で対策を練る。そしてスピーディに対応する。そういったことを肝に銘じた一歩だったかなと、そんなふうに振り返っております。


(毎日新聞)
 折り返しの件について、今、10年を振り返っていただいたのですけれども、公約を含めて、ご自身で政策としてこれを成し遂げたというもので、自負されるものとして、いくつか挙げていただければと思います。

(知事)
 10年間でですか。

(毎日新聞)
  10年間というか、まず、折り返し2年というところでも結構なのですけれども。

(知事)
 折り返し2年ということは、3期目の公約については、1期目も2期目も全く一緒なのですけれども、私自身の当該4年間に、道民の方々にお約束したものが基本プランというか、全体計画とすれば、毎年毎年、ここまでやります、ここまでやりました、というのをローリングをしていくという、こういう形で道庁の政策部局の、何代かの局長がやってきてくれていますので、そういう意味では2期目までに掲げた公約の多くは実行されているというふうに認識しております。
  3期目につきましては、今、直近この段階で、何本掲げたうちの何本ができたということを申し上げる準備はできていないのですが、4年間でやるビジョンもございますし、時間がかかるものもございますので、4年間で確実にお約束したことを実行していかなければならないと考えているところであります。

(毎日新聞)
 4年間のビジョンとして、今後2年で、特にこういうことを達成したいということがあれば、抱負をお話しいただけますでしょうか。

(知事)
 公約というのは、ブレイクダウンをして、たくさんの項目について書いているので、そのどれがどれより優位だということは全くございません。そういう意味では、3期目ということではなくて、私が、道民の方々から知事に選んでいただいてからずっとここまで、私自身がやらなければならないと思っていること、ということでお答えをさせていただければ、私が知事になりましたのは2003年、今世紀に入った直後であり、そして、北海道がある意味、多くの分野で自信をなくしていた時期でありました。その一つは、前世紀末の拓銀(北海道拓殖銀行)破綻。絶対潰れることがあり得ないと言われておりました都市銀行である北海道拓殖銀行が、あのような形で破綻をしてしまったと。そのことを、私が北海道に参りました直後に、周りの道民の皆さんが言っておられたのは、国は、あるいは中央は、北海道を見捨てたんだ、と。そういった表現をしておられたのが記憶に残っているところであります。
  加えて、2001年だったでしょうか、当時の国家行政組織の行政改革(中央省庁再編)、例えば、私がおりました通産省が経済産業省になったわけでありますけれども、国交省ができた年でもある。その年に、北海道開発庁という大臣を戴く、北海道のインフラ整備をやっていた役所が、国交省の一部局になってしまった。これもやはり、北海道は社会資本整備で地域づくりをやっていたのに、これがこれから縮小していくのではないかということで、北海道の皆さまは、大変な自信喪失感を持っておられた。その時期に、私が知事に挑戦し、選ばれたと。私が思いましたのは、北海道ほど、この21世紀に合う環境を備えている地域はない。すなわち、経済活動もそこそこ、インフラ整備もそこそこですが、加えて、どの地域にもない環境というものがこれだけ豊富に残っている。21世紀というのは環境の世紀と言われ始めておりましたので、ぜひ、この環境を守りながら、経済活動も北海道らしい経済活動を活発にしていこうじゃないかと、そういったことを道民の方々にお伝えをし、そのことを一歩一歩実現をしてきた。すなわち、自前の経済構造を構築していくと。もちろん国の力を頂きながらインフラ整備もやっていく。ただ、それだけではなくインフラ整備の社会資本整備、公共事業のみに北海道経済の基盤というものを支えてもらうのではなくて、自前の経済資源、自前の環境資源を活用して、北海道の発展を期していくということを、ずっと一歩一歩地道にここまでやってきたつもりでありまして、そして、このことを通じて、21世紀、どこよりも素晴らしい、全国のどの地域よりも素晴らしいこの北海道というふるさと、われわれのふるさとに自信を持とうと、われわれ自身の素晴らしさというものを自覚をしようと、そういうことも訴え続けてきたつもりでして、そのことを、これからも粛々と私の力の及ぶ限り、道庁のチーム力を活用しながらやっていかなければならない、そんなふうに思っております。


(HBC)
 BSEですね、一部報道で全頭検査廃止へという報道ありましたけれども、現状についてちょっとどのような状況なのかというのを、ちょっと教えていただけますでしょうか。

(知事)
 何も変わっておりません。前々回の(記者会見)の場でもご説明を申し上げたとおり、国の方向性というのは理解をしておりますし、承知はしていると。しかしながら、私ども道内におけるこの牛の検査を今後どのように進めていくかということにつきましては、北海道食の安全・安心委員会に検討を依頼をしているところでありまして、今、BSE専門部会、専門委員の有識者の皆様方の会合でご議論いただいているところですので、このご議論の結果を、まず慎重に見極めてまいりたいと、それが第一です。そして、その上で道民の代表である道議会の皆様方とのご議論、それから他県の状況、いろいろなことを総合的に判断しながら、慎重に検討をしていかなければならない政策課題であると、大変大きな政策課題であると、このように考えているところでございます。


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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