知事定例記者会見(平成20年7月9日)

知事定例記者会見

・日時/平成20年7月9日(水)18:02~18:38
・場所/記者会見室
・記者数/26名(テレビカメラ3台)
 

会見項目

  

知事からの話題

1 北海道洞爺湖サミットを終えて
2 ポストサミットについて
3 日露首脳会談(北方領土関連)について

記者からの質問

1 サミットで印象に残ったシーンやエピソード
2 サミットでのNGOの活動について
3 サミットで使用された食材について
4 環境総合展の今後の開催について

知事からの話題

 

北海道洞爺湖サミットを終えて

北海道洞爺湖サミットを終えてということでございます。先ほど午後、福田総理の議長総括の記者会見が行われていたわけでありますが、これをもって北海道洞爺湖サミットの全日程が終了をいたしました。
 今回のサミットはアウトリーチの14か国を含めて、22か国が参加をするという最大規模のサミットになったわけでございます。
 まずは、大きな混乱もなく、無事に終了したということを地元の知事として、安堵したということをまずは申し上げたいと思います。
 サミットの成功に向けまして、地元としてできる限りのことをやろうということで、民間の皆様方と道民会議を立ち上げ、そこを中心に道内外の多くの方々のご支援をいただきながら、ここまで懸命に取り組んできたわけであります。
 改めて、関係の皆様方のご支援、ご協力に心から感謝を申し上げたいと思う次第でございます。
 また一方で道民市民の皆様方には、サミット開催、特に7月に迫ってから特にでありますが、各地で交通規制などが実施されまして、大変に多くの方々にご不便をおかけせざるを得なかったわけでございます。 
 マイカーの乗り入れの自粛、あるいは事業用の車両の運行調整など本当にご迷惑をおかけせざるを得なかったということ、そしてそういったことに対して、ご協力をいただいた皆様方に対して心から御礼を申し上げたいと思う次第であります。
 全国からも多くの方々が協力のために来ていただきました、警備関係、各都府県の警察本部、警視庁はじめとして来ていただきましたし、そして医療でも多くの方々に来ていただいたわけでありまして、ご協力いただいた皆様方に心から感謝申し上げたいと思う次第であります。
 今回のサミットの中身、それ自身の評価については、私自身がするよりもまさに今日いらっしゃっておられるマスコミの方々、国民の方々がされるということが、素直な考え方かなと思うわけでありますが、地球環境問題、特に京都議定書ののち、どういった方向に世界が動いていくかということ、その枠組みの議論、あるいは食料の問題、原油高騰への対策、そして、アフリカの国々もお招きしてのアフリカの自立に向けての支援の問題など、大変に多くの世界の抱える重要なテーマが話し合いをされたわけであります。
 それから一方で、道民会議を中心として取り組んでまいりました北海道の情報発信につきまして、とりわけマスコミ関係の皆様にもご協力をいただきまして、留寿都のIMC国際メディアセンターの中に北海道情報館を設定しましたし、また、ようこそ北海道パス というものをご用意をいただいて、道内をマスコミの方々に自由に回っていただくといういろんな取組もしたわけでありまして、こういったことの成果もこれから少しずつ出てくるのかなと思っております。
 北海道情報館は、9日今日の16時現在の利用者として私どもが確認させていただいております人数が、4,150人ということでございます。これから、また、しばらく増えることもあろうかと思いますが、そんなことで今段階では評価をいたしております。
 私自身もおかげさまを持ちまして、忙しく動かせていただきました。
 開催前日の6日でありますが、空港にお迎えを申し上げるなどさせていただきましたけれども、ブッシュ大統領ご夫妻は昼に着かれました。地元の子ども達、小学生の子ども達に花束を用意してお迎えをいたしましたけれども、子ども達の出迎えを本当にうれしそうに一緒に記念写真を撮っておられたところでございます。
 私もお迎えに行ったということもあって、小さい小物入れをブッシュ大統領から頂戴いたしました。ここに持ってきたんですよ。こういうものなのですけれども。今後ろにそれ以外の多くの皆様方からいただいたものを置いてありますが、知事公館の方で展示をさせていただき、道民の皆様方にもぜひご覧をいただきたいとこのように思っております。
 ちなみに今日午前中に洞爺湖畔で、ブッシュ大統領婦人とは記念植樹でご一緒しましたので、直接私から御礼を申し上げたところでございます。
 それから、さかのぼりますが6日は、福田総理ご夫妻にも北海道情報館をご覧をいただきました。総理は、試食コーナーで新得の十勝の方のナチュラルチーズのサクラの葉っぱを用いたチーズを試食されて、大変においしいと絶賛をされたそうであります。
 それで、急遽その日行われたブッシュ大統領との晩餐会に使いたいということで、提供させていただいたところであります。ちょっとハプニングでありましたが、改めて北海道の食というものに私ども誇りと自信をもったということであります。余市のおいしいサクランボもありましたね。私も何粒かいただきましたが、とってもおいしかったです。
 7日のサミットの初日はカナダのハーパー首相ご夫妻を伊達市にご案内をさせていただきました。伊達市姉妹都市提携をしておられるカナダのブリティッシュ・コロンビア州のレイクカウチン町との共同開催の子ども環境サミットに出席をされたという形でありました。
 実はこの道内市町村とのG8首脳の方々との交流、いわゆる絆プロジェクトと名付けて、20の市町村から交流のプログラムの提案があったわけでありまして、私も何回か各国大使館にお邪魔をして、実現に向けて協力要請をしたわけでありますけれども、結果的にはカナダのハーパー首相ご夫妻の件しか実現できなかったというのは、残念だったなというところであります。サミット本体のスケジュールが厳しかったことがあるかと思いますけれども、22か国の首脳の方々、ご婦人も含めて、ご婦人が来られないところもあったわけでありますが、来られたわけでありまして、その意味では市町村との交流が、いろんな話が出ては消え、出ては消えというところがあったわけでありますが、必ずしも十分ではなかったなというのは、非常に残念であります。
 やはり、国々の大使館の方々も前向きに検討しておられたというのは、私自身直接事前に交渉している中で、実感をいたしていたところでありますが、やはり8年前と違って、セキュリティということに対する意識が大変高まってきたということ等、いろいろな中でこういった様な形になったかなと思います。 
 ただ、アウトリーチの国の首脳の皆様方、あるいは、奥様との関係ではいくつか北海道の地元に行っていただくということも実現していたようでありまして、 今日は午前中にインドの首脳のご婦人が富良野まで行かれたそうでありまして、ラベンダーをはじめ北海道の美しい花をご覧になると同時に地元とのふれあい交流もあったのではないかというふうに考えているところであります。
 また、絆プロジェクトにつきましては、提案市町村の熱意を受けまして、フランス、ドイツ、イギリスにつきましては、駐日大使による視察ということが行われたところであります。
 さて8日でありますが、 ウィンザーホテルの外の所でG8の首脳の皆様方にクリーンラーチの植樹を行っていただいたところであります。
 二酸化炭素の吸収率が、旧来の品種よりも20%高いというようなことのご説明をさせていただきました。環境サミットと言われております。今回の北海道洞爺湖サミットの象徴として大きく育ち、たくさんのCO2を吸収してくれることを期待をいたしているところでございます。一方でこの日、配偶者の皆様方は、北のまるしぇ。これは真狩村の方でありますが、ご視察をいただいて、昼食はマッカリーナで取られたわけであります。
 釣部議長にお迎えをいただいたところであります。大変おいしかったという評価を受け、私もうれしく思ったところであります。
 その後、真狩村から留寿都の方にお移りいただいて、北海道情報館を私がご案内をさせていただきました。
 流氷に触れていただき、地球温暖化が確実に北海道でも進んでいるというようなご説明に、興味深くうなずいておられました。また美唄の方で雪を活用した貯蔵によって、開花時期をずらして、今桜が満開になっており、この桜の花のご説明を申し上げたところ大変興味深くご覧いただいておりました。
 また、アイヌ文化ゾーンではアイヌの衣装をそれぞれ着ていただきまして、にっこりと笑って、記念撮影にも応じておられました。
 昨日の夜はアウトリーチ国・国際機関歓迎レセプションの開催を札幌でさせていただきました。南アフリカのムベキ大統領、中国の胡錦濤主席、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領、国連の藩基文(パン・ギムン)事務総長、経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長、国際エネルギー機関(IEA)の田中事務局長などをお招きをいたしまして、さまざまなお話をさせていただき、北海道についてもご紹介をする機会を得られたことを良かったと思っております。
 外務大臣からも来賓としてご祝辞を頂戴いたしました。
 本日最終日は私自身は、配偶者プログラムの最後のメニューでございます記念植樹を洞爺湖畔の噴火記念公園において、実施をさせていただきました。
 ご婦人皆様方お疲れかと思いましたけれども、お疲れでされなかったEUの委員長の夫人以外はこちらにいらっしゃっておられる方は皆さん、ご参加をいただいて、地元の子ども達が手伝ってくれる中で、植樹をさせていただきました。
 それぞれのご婦人方、大変子ども達にも気遣いをしていただいておりまして、大変ほほえましい風景だったなと思っております。
 またラベンダーをはじめとして色とりどりのお花を地元の方々に植えていただいて、そういった花を素晴らしいというふうに、褒めていただいたところでもありました。
 薄曇りではありましたが、洞爺湖の4つの中島もはっきりと見えまして、爽やかな気持ちの中で、一連の行事を締めくくることができたなというふうに思っております。
 今回のサミットの開催を通じまして、いろんな面をアピールできたのかなと思っております。特に、直接お話をさせていただいた首脳のご婦人の方々あるいは、アウトリーチの皆様方などからは北海道の緑をはじめとする豊かな自然ということについて、言葉は違うんですが評価をいただいたこと、あるいは食については、文句なく皆さんにおいしいおいしいとおっしゃっていただいたことなど、大変に地元の知事としてうれしく思った次第であります。
 今後は、このPR効果、たぶん金額換算、一度やってみますかね、どれくらいの評価になるかね。相当のPR効果はあると思っております。これを事後に何とか結びつけていかなければならないと思っております。
 観光の振興、道産品の販売拡大、国際会議の招致などあらゆる形で、本道の活性化に結びつけていくように民間の皆様方と共に力を尽くしてまいりたいと思っております。
 これが1件であります。

ポストサミットについて

二つ目は、今最後に申し上げたこととも絡まってくるんですが、ポスト北海道洞爺湖サミットの我々の継続的な活動についての今の思いについてであります。
 今回のサミット開催に向けての準備は、民間の方々と道民会議を立ち上げて共にやってきたところであります。そういった中で、その活動を継続することによって、ポストサミットの中でも、北海道の価値を高めていくということをさらにやっていきたいという思いを持っているところであります。
 一つ目の視点は、コラボ北海道ということであります。まさに、道民の皆様方と協力をして、知恵を絞りながら民間、道民の方々、そして行政がコラボしながら新たな北海道づくりをしていきたいと。そういった気運の盛り上がりをさらに高めていきたいと思っております。
 二点目は、国際的にアピールをしていこうということであります。直前の4日の閣議で閣議了解という形で、国際会議の誘致なども含めて政府の支援をいただけることになっておりますので、こういったことも最大限活用しながら、世界に向けた北海道の魅力を発信していきたいと思っております。
 三つ目は、エコ北海道。4月に北海道環境宣言を出させていただきましたが、環境先進地、北海道をさらにアピールしていきたいと考えております。雪冷房をメディアセンターで実験をしたわけでありますけれども、それ以外にもヒートポンプなど北海道独自の技術、関連技術も含めて北海道の環境の取組について発信もしていきたいと思っております。
 それから4点目は、北海道の観光を含めてしっかりとした魅力あふれる北海道づくりを行い、それを発信するということを確立をしていきたいと思っております。先ほども申しましたとおり、北海道の食に対する評価が高まっております。また、緑を中心とした自然景観への評価も高まったと認識をいたしておりますので、こういったこと、あるいは環境ビジネスも含めて魅力あふれる北海道づくりを目指していきたいと思っております。
 そして、道民会議の取組に関しいろいろな資金も集まっているわけでありますが、決算を遅くても秋ぐらいまでにはいたした上で、お金が残ることがあるとすれば、それも活用しながら、これからの北海道の活性化に向けてどういう形でやるかということについても、経済界の皆様方との議論も深めながら、秋以降のこれからの我々の活動につなげていきたいと考えているところであります。

 日露首脳会談(北方領土関連)について

三つ目でありますが、日露首脳会談、特に北方領土関連についての私のコメントであります。
 昨日洞爺湖町において福田総理とメドべージェフ大統領との日露首脳会談。日露首脳会談としては2回目が行われたわけであります。史上初めてこの北海道にロシアの大統領が来られました。そしてこの北海道の地で日露首脳会談が行われ、道民のそして国民の悲願である北方領土の返還に向け議論がなされたわけであります。私といたしましては、確かな前進への一歩が記されることを強く期待していたわけでありますが、具体的な進展を見るにはいたらなかったことでありまして、この会談への期待が大きかっただけに残念に思っているところであります。しかしながら会談では日ロ間の領土問題を解決して、平和条約を早期に締結する必要性についての共通認識を確認をする。そして首脳レベルを含む交渉を誠実に行っていくということで一致するとともに、双方がこの問題の最終的な解決に向けて前進する決意を有するということを確認し合われたところでありまして、私はやはり国において今回の会談結果を足がかりにして、北方領土問題の早期解決に向けてさらに強い外交交渉を加速させてもらうことを強く期待をするところであります。今後とも領土の一日も早い返還、領土問題の解決の実現に向けて、道民の皆様方と力を合わせて、しっかりと粘り強く取り組んでいきたいという思いをあらためて強くいたしたところであります。

 

記者からの質問

(北海道新聞)
 知事からいろいろご説明があったので大体わかるんですけれども、特にサミットの開催前に「おもてなしの心」ということを強くおっしゃっていたと思うんですけれども、各国の代表、ご婦人や関係者の方と出会う中で、知事が今ご紹介された中に含まれていてもいいので、一番か二番、一つ二つですね、誰かからこんなことを言われたとか、ちょっと印象に残ったシーンやエピソードがあればお聞かせください。

(知事)
 第一番はG8の方々とご一緒にクリーンラーチの植樹をさせていただいた時に、持ち時間1分といわれておりました。その1分の中で、つたない英語でありましたけれども、我々の道立試験場、北海道が開発したクリーンラーチ、新しい種類の松。それが従来種よりも20%高いCO2の吸収能力を有しているものである。そして我々がクリーンラーチとネーミングをしたのは、グローバルウォーミングへの、地球温暖化問題への鍵となるような、そういった植物になって欲しいという思いを込めてクリーンラーチと名付けた。世界のG8のリーダーの方々にしっかりと気候変動問題について議論をしていただき、方向性を出していただくと同時に、この松の植樹をしていただくことは意義深いというようなご説明をしました。もちろんそれぞれからコメントをもらう時間はなかったんですが、大変に興味深く皆様方聞き入っていただきました。そのことがこの松を、この種類の植物を我々道立試験場が大変苦労してここまで開発してきた経緯もありますし、我々北海道としてもこのクリーンラーチをこれから広めていこうという思いを持っておりますので、このことが道知事として大変に嬉しく思った一つのエピソードでございます。
 それから、いろいろ断片的にあるのですが、まとまった話としては、昨日アウトリーチの国々の方々をはじめとしてお招きして行われたレセプションの席で、一つは中国の胡錦濤主席が、大変に事前に北海道と中国との交流についてのレクチャーを受けられていられたこと、とても大変誠実なお人柄なのかなと感銘を受けたんですが、中国の北の方の地域と北海道がさまざまな交流を深めてきていることを大変嬉しく思っているということ、そして、日本と中国の交流がさらに深まることによって、北海道の人たちにとってもよりよい方向性が出てくるのではないかということをおっしゃっていただいたことはとても嬉しく思いました。
 それと国連の事務総長さん、藩基文(パン・ギムン)さん。昨日午前中、北大でレクチャーをされた、そんなことも言及されながら、この気候変動、地球温暖化の中で北海道がいくつかの植物の生産という意味では適地になってきたというようなお話も受けたとご紹介をされまして、そうかと質問されました。私はそうでありますと。しかしながら一方で流氷の話をはじめ、いくつか例をあげながら、この北海道でも気候変動の悪い影響も多く見受けられているところであり、我々北海道としてもこの問題に対して、国を上げて、あるいは世界を上げて対処することが重要であるということを申し上げさせていただいて、国連の事務総長も大変北海道の食料の生産と気候変動の問題についても思いを深くしていただいたことも私は嬉しく思った次第であります。
 おもてなしの心と直接つながるかわかりませんが、そういったことも含めてそれぞれは短い時間ではありましたが、それぞれの国のそれぞれの方々が北海道にいらっしゃる前にいろんな形で北海道のことを勉強していただいてこの北海道にご訪問され、そしてこの北海道でいろんなことをご経験していただいたということ、それが今後の北海道の世界に対する発信に向けて大きく効果が出てくるのではないかなということを今思っている次第でございます。

(毎日新聞)
 関連でサミットなんですけれども、今回NGOの活動が非常に活発だったんですけれども、一連の動きというのを知事はどのようにご覧になっていたのか。札幌市は公共施設を貸し出したり、かなりやっていたんですけれどもその辺の評価を含めてお聞かせください。
 2点目は同じくNGOなんですけれども、知事あてに提言というものが出されていると思います。この扱いについて協議の場を設けてもらいたいという声が出ているんですけれども今後どういうふうに対応されるのかお願いします。

(知事)
 NGOの方々が去年のドイツのハイリゲンダムサミットの時のような大きな混乱もなく、粛々といろんな活動をされたということはとても嬉しく思っています。またいろいろな発信をそれぞれのお立場でされたということも、行政なり行政の関連の世界から来られた方々とはまた別の角度で北海道を見ていただいた方々の発信というものが、世界に広まるということも期待をするところであります。NGOに対しましては、北海道に対して今年はじめ洞爺湖畔になんとかこの宿営地の手当等をしてくれというお話をちょうだいをして、地元の方々と議論をしながら、2カ所提供し、そこで宿営をしながらご活動を展開されたということでありまして、一部地元の方々との交流みたいなこともあったと聞いていて、良かったなと思っているところでございます。これから事後的にいろいろな情報が上がってくると思いますので、そういった中で我々として反省すべきこともあろうかと思いますが、今段階ではNGOの皆さま方ともいい関係でいろんなことができてきたのかなと思っているところであります。
 それから提言については、これから詳細を拝見させていただきながら、対応を検討していきたいと思っておりますので、協議の場を含めてこれからのことだと思っております。

(日本農業新聞)
 サミットの関連で、食材に一次産業のPRということで、冒頭のお話でも非常においしいというPR効果があったというお話をいただきましたので、さきほど福田首相がチーズを食べておいしいとおっしゃられたということですが、他の首相ですとか首脳夫人から具体的なおいしいというようなエピソードがあればお聞かせいただきたいということと、もう1点ですが、食材の関係の課題として、私この問題非常に関心があり現地を取材しておりまして、課題として思ったのが、外務省の事務局側から発表された資料として、ものによっては産地表示されているものもあるのですが、例えば道産野菜と道産果物とか大まかな表記しかないような事実もありまして、IMCの中のレストランに提供された食材についても、非常に特徴ある品種であったり特徴ある生産方法であったりそういったものが提供されており、生産者の方々もそういったところに提供されるということで非常に期待をもってお話されている方もいたんですけども、ただIMCの中ではそういう表記が全くないというものも見られまして、そういった課題についてお考えがあればお話いただければと思います。

(知事)
 まず、個々の方々からの個々の食材についてのコメント、ここまでお話する時間はございませんでした。
 私どもとしてはできる限り全道から、海のものも山のものも畑のものも田んぼのものも、いろんなもの、牧場のものも、取り寄せてということに配慮させていただきました。
 ただ、首脳自身、それぞれのウインザーホテルなりルスツで何を使うかは外務省の仕切りの中でされました。そこの選択は国の責任においてやられたということだと思いますが、私ども地元としては全ての食材は、食材の宝庫、北海道でありますので、色々な機会を通じて、全道のさまざまな食材のPRをさせていただいたという経緯はあります。
 それから表記ですが、47都道府県の中で圧倒的に広いのは北海道でありますので、国の立場からしますと、北海道のどこどこ産、我々道民から見ますと当たり前なのでしょう。新得のチーズと別海のチーズは当然違うということだと思うのですが、そこを大くくりにやってしまったということはあるのでしょうが、これから我々としてサミットで使われた食材を、北海道を訪れられる国内外の観光客、あるいはビジネス客、いろいろな方へ発信するときには、今おっしゃられた「北海道内のどこどこ産」、さらにいえば生産に工夫があることなど、できる限りの情報を提供していくということが、その後の当該生産物の販売の拡大にも繋がっていこうかと思います。そういった工夫は、私ども自身が、これは私ども行政だけでなくて生産者の方々、あるいは農業関係の団体の方々との意識を共有しながら、工夫を凝らしていきたいと、このように思っております。

(北海道新聞)
 サミットについて2点お伺いします。
 まずは、アフターサミットの関連行事で、環境総合展ですとか、非常に評価をされた行事がいろいろありましたけれども、環境総合展など初めてして、来年以降も続けたいと現時点で思うようなことがありましたらお伺いしたいのと、もう1点、知事のご感想をお伺いしたいのですが、今回のサミットは成功だったと思うか、成功だと思うのでしたら、何をもって成功と判断するのかをお聞かせ下さい。

(知事)
 一つ目の環境総合展などの来年以降どうするのかということについてでありますが、これは私、冒頭で申し上げたとおり、我々行政だけでできることではありませんので、道民会議の皆様と議論を深めて来年度以降の戦略を練っていきたいと思います。
 環境総合展初日に来られた日本経団連の御手洗会長は、ぜひこういったものを続けると良いですよ、と言っておられた経緯はございます。
 ただこれは、多大な資金と労力と、そういったことが必要となりますので、民間の方々と議論を重ねた上で方向性を出していきたいと、このように思います。
 それから、道民にとって成功かどうか。これはまさにこれから評価が出てくるところでありますので、冒頭で申しましたとおり、いろいろな交通規制等で住民の方々にご不便をお掛けしたところもありますし、一方で地元の方々は、子ども達の参加を含めて大いに盛り上がっているところもありますでしょうし、いろいろそれぞれのお立場がありますので、なかなか総括ということを今段階で申し上げるのは難しい部分がありますが、私はまずは、つつがなくサミットが終わったということ、環境問題についても、前回サミットよりも一歩進んだ方向性ということが出たということなど、まずは成功ということの評価の第一歩ぐらいはクリアした段階にはあるのかなと、このように思っているところでございます。
 これから重要なのは、まさにサミットが開催されたということを活用して、北海道自身がこの北海道の発信をさらに世界に対して高めていくかどうかという、我々自身の努力にかかっているのかなと。そういったことを含めて、初めて今回の北海道洞爺湖サミットが道民にとって成功したものと言えるのかどうかということが言えてくるのではないのかと私自身思っております。
 これは、サミット誘致を決めたときから私は申し上げておりました、経済効果とは別に、今の時代を生きる私たち、とりわけ北海道の子供たちにとって、この北海道で世界で主要な会合の一つであるサミットが、史上初の22カ国の参加を待て行われたということ、そういったことを踏まえて、これから国際的にはばたく子供たちもいるでしょうし、いろんな形でこれからの北海道を背負っていく子供たちが、サミットが我々のふるさと北海道で行われたということを噛みしめて、郷土に対する思いを深めてくれればと、というのは既に思っているところであります。その意味で、北海道の子供たちがいろいろな場面で参加してくる関連イベントも行われましたので、先ほど申し上げました、成功への第一歩へのクリアにはなっているのかなとそういうふうに思っております。 


 

 


 

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