会見項目

知事からの話題

　１　サミット推進局長と利害関係者との飲食について
 

記者からの質問

　１　サミット推進局長と利害関係者との飲食について
　２　沖縄県での米軍兵による暴行事件について

知事からの話題

サミット推進局長と利害関係者との飲食について

この３連休でございましたが、一部報道が出まして、現在のサミット推進局長が企画振興部情報政策課長時代、その後の科学ＩＴ振興局次長時代に利害関係者と飲食を共にしていたこと。このことは、我々自身把握をしていたところでございまして、公務員倫理に反し、条例違反ということで精査をした上で処分をしようと考えていたところでありまして、そのことが報道に出たわけでありますが、道庁の幹部職員が公務員倫理の確立に向けて全庁を挙げて取り組んでいる中で、こういったことになったのは大変残念なことであり誠に遺憾でございます。
　今の調査の状況について申し上げますと、私どもとしては、平成１５年６月に同氏が情報政策課長に就任以降に遡り、どこまで調べられるかということもありますが、事実関係を確認しようとやっているところでございます。本人に確認するだけでなくて、外部の方々、同席をした方々、あるいはお店が分かる場合にはお店の方のご協力を得て、飲食を共にした内容等本当に割り勘であったのか、あるいはおごられたことはなかったのか、こういったことの詳細を確認し、できる限り早く結論を得て、手続きを経た後に一定の処分をしてまいりたいと思っております。 　
　

記者からの質問

（ＳＴＶ）
　処分に伴って、更迭なども考えていらっしゃるのか。あと、ご本人が認めてらっしゃるということなんですが、事実関係調査中でしょうが、本人も認めているというふうに言っているのか。知事として今、いつ、どこで、何をという部分がどの程度まで把握されているのか答えられる範囲でお願いします。

（知事）
　本人からは、この問題が表に出た後のヒアリングでは、情報政策課長時代、科学ＩＴ振興局次長時代、平成１７年、１８年に６回利害関係者と飲食をして、費用は当該職員が全額負担したか、割り勘であったということの報告をしているようであります。その意味では認めているわけであります。ただ、冒頭申しましたとおり、外部の方々のご協力を得て、本当に割り勘であったのかどうか、そこは詳細に客観的にチエックをしなければならない。その意味で認めているわけでありますが、一定期間の時間を要して、慎重に内容の調査をしたいと思っています。処分はその後になろうかと思います。
　それからもう一つのご質問でございますが、ここから７月まで我々北海道にとって全く初めての、今年前半の最大の仕事であるサミットに向けての準備ということがございます。
そこの中心的な幹部がこういうことになったのは大変残念で遺憾なのですが、彼に対するさまざまな対応は調査結果を経て、できる限り早く判断をしていかなければならないと思っております。　　　　　　　　　　

（ＳＴＶ）
　 更迭も考えられるということですか。

（知事）
　今、そこまで申し上げる段階にはございません。調査をした後に判断をしていくと考えております。

（北海道新聞）
　冒頭で、事実としては知事として報道が出る前に把握をしていたというお話ですが、どの段階で把握をしていたのかということと、０６年、０７年の話しなのでサミット推進局長に起用される前の飲食のお話だと思うんですけれども、起用される段階で噂のレベルも含めて知事のお耳に入ってらっしゃったのかとどうかということもお伺いします。

（知事）
　一つはいつ知ったかということですね。正確な日時までの記憶はございませんが、去年の暮れぐらいにこういったことが、いろんなところから聞こえてきているということは私の耳にも入っておりました。
　それから、今のポストになる前のことだったのになぜ彼を発令する前に分からなかったのかということでありますが、恥ずかしながら、私には情報は入っておりませんでした。入っていれば、当然このような人事はしなかったと思います。

（北海道新聞）
　沖縄で米軍兵による暴行事件が起きましたが、その感想をいただければ。

（知事）
　米軍兵が女の子に暴行したということ、たしか中学生ぐらいの女の子であったかと思います。何といってもあってはならないことであります。私も詳細に記憶にはないわけでありますが、これまでも何回か沖縄県における米軍兵の女の子に対する暴行事件があったわけであります。なぜこういうことが頻発するのか。私自身は女の子はいませんが、子どもを持つ親として、本当に腹立たしい限りです。何と言っても再発防止に向けて、沖縄の米軍の当局の方にしっかりと管理をしていただくということが不可欠であると思いますし、
そういったことに対処していくことが必要であると思います。いずれにいたしましても、許し難い行為であります。
　一部報道によりますと暴行した気持ちはない、押し倒しただけだと言っているようですが、どういう認識なんですかね。押し倒すということは私の常識では暴行であります。そういった意味で怒りを禁じ得ないことであります。

（ＮＨＫ）
　サミットの局長の話に戻るんですが、先ほど、知事が情報政策課長の時とＩＴ振興局次長の時に６回利害関係者と飲食を共にしたということでしたが、その内訳というのはどちらの時に何回というのはおわかりでしょうか。それと、こういうことになったので、例えば、全職員を対象に利害関係者との飲食などそういう関係を改めて調査をするのかどうかというのをお聞かせください。

（知事）
　６回の内訳は１７年６月、１８年５月、１８年６月、１８年１１月、１８年１２月、
１８年１２月と本人は報告しているようであります。
　彼が次長に就任したのが１８年４月ですので、課長時代に１回、次長に就任してから５回ということであります。今、この中身が本当にそうなのかということについて、先ほど申し上げましたとおり、外部の方々のご協力も得て確認するところであります。
　また、全職員への対応ということでありますが、今回のことを契機として、改めて公務員倫理を徹底するということを、全職員に対する通達をしっかりと出していかなければならないと思っております。
　
（毎日新聞）
　今回の飲食を供にされた方の中に、道民会議のポータルサイトの運営会社も含まれているというお話ですけれども、そういった道との契約関係の見直しはお考えでしょうか。

（知事）
　道のサミットに関するポータルサイトの委託費はゼロなんですね。むしろ、民間の方々にご負担をかける形でやろうということでありますので、私どもからそういったことは考えておりません。

（北海道新聞）
　今の段階では飲食を供にされたということで、それについても割り勘だというお話をされていますが、これから調査になると思いますけれども、便宜供与を図ったとか、金銭の授受があったとか、そういうお話になる可能性というのは今の段階ではどのようにお考えになっていて、どう把握なされてらっしゃるか。
　
（知事）
　それは調査をしてみないとわからないということであります。
 

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