知事臨時記者会見(平成20年2月5日)

知事臨時記者会見

・日時/平成20年2月5日(火)16:30 ~ 16:38
・場所/本庁舎3階エレベーターホール
・記者数/18名(テレビカメラ5台)

会見項目

  

知事からの話題

 1 (株)北海道フットボールクラブへの支援について
 

記者からの質問

 1 (株)北海道フットボールクラブへの支援について

知事からの話題

 

地公三者との交渉に係る最終回答について

北海道フットボールクラブへの支援について、決定いたしましたのでご報告いたします。この件につきましては、今日このような形で(会見を)しようか悩んだのですが、三週連続で記者会見の場で皆様方からご質問がございましたので、関心が高いのではないかという認識のもとに、こういった場を作らさせていただいたところでございます。
 昨年暮れから、同社から財政再建に向けた減増資、J1昇格によっていろんな問題を解決していかなければならないとのご相談を受けつつ、その中で貸付金の返済猶予の話などご要請をいただいてきたところでございます。
 これまで、担当の環境生活部におきまして減資の妥当性、返済の確実性等についていろいろ検討を行わせていただいてきたわけであります。そして、記者会見の場でも三週連続で同じこと申し上げましたが、私どもからは、特に、経営責任の明確化、貸付金の具体的な返済計画、さらには地域への社会貢献のこれからについて、同社に対してさらなる説明を求めてきたところであります。
 そういった中で、昨日、経営再建にかかる考え方が具体的に示されたところでございます。
 ここで読み上げさせていただければ、一つ、経営責任の明確化につきましては、減増資計画を実行し経営改善に努めることが差し当たっての経営責任であり、減増資計画が完了した段階で経営者としての責任を明確にする。一つ、経営改善のため経営体制の充実強化、外部からの意見を反映する仕組み作りに取り組む。2点目の貸付金返済計画につきましては、今年度末に5千万円、残金を平成20年度から24年度の5年間で返済する。三つ目ですが、地域への社会貢献につきましては、全道域に広く展開しているが、さらに食育、介護予防教室を本格化するほか「ユメセン(夢先生)プロジェクト」を始める。また、環境保護活動にも積極的に取り組むというようなご報告を北海道フットボールクラブからちょうだいいたしたところであります。
 こうしたご報告を踏まえて、私といたしましては、出資金の減資および貸付金の返済期間の延長についてはやむを得ない措置であり、道議会あるいは道民の皆様方のご理解も得られるであろうと判断をし、同社の要請に応えていきたいと判断をしたところでございま
す。
  いずれにいたしましても、コンサドーレ札幌さんJ1に復帰されたわけであります。今年度この新しい年度の活躍を祈りつつ、しっかりとした財政基盤を作っていただきたいと願っているところでございます。
 

記者からの質問

(日本経済新聞)
 報道でHFCの児玉社長から辞意の意向が幹部の方へ伝えられたとの報道があったんですけれども、それは把握されてますでしょうか。

(知事)
 いえ、私はそのような報告は受けておりません。あくまでも経営責任については、先ほど読み上げさせていただいたような形で、この北海道フットボールクラブさんからご報告を受けたところでありまして、そういうことであります。

(読売新聞)
  経営責任の明確化ということについて、具体的には何かどのようなことが道として適切なものであるかとかそういう何かご意識はありますでしょうか。

(知事)
 具体的な動きというのは、これから同社自身の動きを見ていくということだと思っておりまして、私どもあるいは私として、具体的にこういう形が経営責任の取り方ということにまで言及をする段階にはないと思っております。

(毎日新聞)
 先ほどの常任委員会で、HFCが出してきた収支経営計画の考え方というのが、具体性に欠けてよくわからないという話しもあったのですが、今知事は返済計画が具体的なものが出てきているとおっしゃいましたが、どの辺を評価したのでしょうか。

(知事)
 今年度内に、ある一定割合を返済するということを明確に言われたわけであります。そして、後の20年度以降についてこれからまた詳細を詰めていくということでありますが、保証についてもしっかりとした形での継続ということも含めて、私どもとしては了承するに足る内容でないかなと、このように判断したところであります。

(NHK)
 先ほどの出資金の減増資と貸付金の延長について、やむを得ない措置というようなお話しでしたけれども、その辺もっと判断に至った理由を教えてください。

(知事)
 私どもとしては、以前からこういうご要請に対して3点の明確化ということを説明を求めてきたところでありまして、その点の一つひとつについて方向性が先ほど申し上げたような形で示されたということをもって、私どもとして道民の皆様方からお預かりしている税金から一定の支援をすることについては良いのではないかというふうに判断をさせていただいたということであります。


 

 


 

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