知事定例記者会見(平成19年10月31日)

知事定例記者会見

・日時/平成19年10月31日(水)14:00~14:09
・場所/記者会見室
・記者数/30名(テレビカメラ2台)

会見項目

  

知事からの話題

 1 児童虐待防止推進月間の取り組みについて
 

記者からの質問

 1 原油価格の高騰について
 2 コムスンからの事業譲渡について

知事からの話題

 

児童虐待防止推進月間の取り組みについて

それでは、私からは1つご報告申し上げます。
 ここにポスターもございますし、私もここにちょっとつけておりますが、オレンジのリボン。これは子どもを悲惨な虐待やいじめから守るという気持ちを込めてつけております。11月、明日からは児童虐待防止推進月間でございます。これは平成12年の11月に児童虐待防止法が施行されたというこの月にちなんで、11月という月を平成16年からこの推進月間ということで位置付け、リボン着用などをしながら、我々国民の気持ちを高めようというキャンペーンを行っているところでありまして、我々道でもこういったことをしっかりやっていこうということを、道教委とともに推進をいたしているところでございます。
 北海道のいろんな児童虐待についての案件が報道される度に、母親としても胸を痛めることが多いわけでありますが、直近で言えば8月の初めくらいに苫小牧だったと思うのですが、小学校低学年の男の子に父親が虐待をしたということが大きく報道で取り上げられていたということも、記憶に新しいところであります。
 道民の方々もそれぞれいろんなお立場の方がおられるわけであります。お子さんがおられる方、おられない方、あるいは若い方、独身の方もおられる。いろんな方がおられるわけでありますが、それぞれの立場で子どもへの虐待をなくしていくという輪は皆様方にもぜひお願いを申し上げたいと思います。

 

記者からの質問

(NHK)
 原油価格の高騰の話で、明日から元売り各社がガソリンの値上げをしたりとか、今日も道の調査が出てましたけれども、ガソリンとか灯油とか少し上がっているということが出ていまして、改めて知事の受け止めと、道としてこういった取組みを更に強化したいとかありましたら教えていただけませんでしょうか。

(知事)
 日一日と寒さが進んできている実感を持っております。冬場に近い中で今お話しのありましたガソリン価格の上昇、あるいは灯油価格など石油製品の値上げということが報道等を通じて知らされているところであります。
 特に冬場になりますとこういった原油高騰の影響、石油製品価格の上昇ということ、大変私も懸念しているわけでありまして、一つはやはり消費者の方々の生活への影響、もう一つはまだまだ厳しさを脱却できていない道内の産業あるいは中小企業の方々への影響ということになろうかと思います。
 消費者の皆様方との関係では相談窓口を設けるなり、いろんなモニタリング調査をやるなり国と連携しながら価格の動向をちゃんとモニタリングしていくことも重要だと思いますし、また多少ではありますが生計をサポートするような制度もあるわけでありまして、こういったことを道民の方々に周知をし、ご活用をいただくということかなと思います。
 また、やはり省エネ対策というかウォームビズということ、家の中で1枚余分に着て暖房経費も少なくするというような努力も必要だということを、道民の方々に啓発してまいりたいと思います。
 また、中小企業対策ということにつきましては、相談窓口、あるいは金融制度等も用意されておりますのでそういったことの周知をすると同時に、こちらも国と連携しながら、道内の中小企業の方々がこの原油価格の影響等に伴う部分を少しでも緩和できるような形で、我々もサポートしていきたいと思っているところであります。
 これから原油価格が上がることによって、石油製品以外にも値上げということの波及が出てくるであろうという中で、なんとか道民生活への影響を最小限に抑えるために我々としてもやるべきことはやってまいりたいと思っております。

(HTB)
 明日の話なのですが、コムスンからジャパンケアあるいはニチイ学館に事業譲渡が行われるということなのですが、これに当たりまして知事として新たな譲渡先に望むことなどがありましたら、ひと言いただきたいのですが。

(知事)
 道内でのこういう介護につきましては、全国との比較においてやはり広域分散型で、高齢化は他の地域以上に進んでいるということで、コムスンがあのような形になった後をしっかりと引き受けてくれる事業者がいるかどうか、離島なんかも含めてですので大変に心配をいたしたところでございますが、円満な形で譲渡先が決定されたというには私自身正直ほっといたしているところでございます。まずは譲渡を受けて事業を展開される事業者に対しては、しっかりと道民の介護を支えていただきたいということを心から期待をいたすところであります。ジャパンケアの会長さんには私も一度お会いをいたして、離島も含めてしっかりサービスを継続してほしいということで、要請を直接させていただいた経緯もあるわけですが、ただ一方でコムスンの事例でもあったように相対のサービスのある中で不正なことが行われていないか。道民の方々の思いを踏まえて行政としてしっかりチェックしていかなければならないということも思っておりますので、こういった規制に目配りをしながら、道内の介護を支えていただくためのサービス提供を、これからも着実にしていただきたいということを事業者の方々に心から期待をしたいと思っております。

 


 

この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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