会見項目

知事からの話題

　それでは、私から現状についてお話を申し上げます。
　佐呂間町の、竜巻と思われる突風による被害の状況についてであります。
　相前後いたしますが、竜巻かどうかにつきましては、明日、現地に気象台の方々が入られて、最終的に確認をされると伺っております。
　私ども道が連絡を受けましたのは、１３時５０分に道警からの連絡がございまして、直ちに、支庁に情報収集の指示をいたしたところでございます。
　現状における認識でございますが、新佐呂間トンネル、これは国道のサロマトンネルに替わるものとして、今、工事中でございますが、その新佐呂間トンネルの北側の若佐地区にございますトンネル工事の作業所付近で竜巻と思われる突風が発生しました。
　これに伴いまして、鹿島をはじめとする建設関係の方々が多くおられたわけですが、この事業所が倒壊し、また、近くにございました木工場も倒壊したと報告を受けております。亡くなられた方が９名、それ以外に不明者の方も若干おられる模様でありますが、現段階、私ども、その詳細は承知いたしておりません。
　負傷者につきましては、病院に搬送済みの方々が、自力で行かれた方も含めて１７名と報告を受けております。北見中央病院、北見日赤などにそれぞれ分散して治療を受けておられます。
　また、消防からの情報によれば、若佐地区におきまして民家の全壊が１５棟、半壊が１７棟、一部破損が１９棟と報告を受けておりますが、この情報は、今後また変わる可能性もあろうかと思います。
　地域住民の方々の被害の状況というのは不明と聞いております。
　亡くなられた方々のご遺体はコミュニティセンターの方に安置されていると聞いております。
　また、同じ若佐地区にございます武道館の方に５０名を超える方々が避難をしておられる状況でございまして、作業現場の関係者の方々が５０名程度、そして、現地の住民の方が６名程度と報告を受けているところでございます。
　先程の続きで道の対応でございますが、道警からの連絡で直ちに支庁に情報収集の指示を出したところでございますが、道としての連絡本部を１４時７分に設置をさせていただきました。
　その後、この問題についての緊急の幹部会を開きまして、１６時４０分段階で対策本部に格上げをし、道庁をあげてしっかりと対応するという体制を整えたところでございます。
　網走支庁、そして東京にも同様の本部を立ち上げております。
　現在、網走支庁長をはじめとして、現地に入って対応しているところでございます。
　道道につきまして、周辺の近いところに２カ所通行止めをしている状況でございます。

記者からの質問

（朝日新聞）
　今後、知事が現地の方に入るご予定はあるんでしょうか。

（知事）
　私、これから女満別空港にまいります。飛行機で現地に入ろうと思っています。若干、遅れているようでございますので、今の状況では、女満別空港に着くのが８時ぐらいになります。それから、女満別空港から現地までが１時間半くらいと聞いておりますので、もう暗い状況ではございますが、現地に今日中に一度入って、状況を確認をしたいと思っています。
　ちなみに、溝手担当大臣をはじめとする政府の調査団の方々が東京から女満別空港に直行便でお入りになられるということで、時間的には私の現地入りよりも、ちょっと早く入られるやの情報を得ているところでございます。
　それから、明日どういう対応をするかについては、今日夜入って、網走支庁長はじめ関係者と議論をしてからと思っておりますが、再度現場に入ると同時に、お見舞いなどできる限り対応したいと思っております。

 

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