知事定例記者会見(平成18年8月11日)

知事定例記者会見

・日時/平成18年8月11日(金) 14:30~14:55
・場所/本庁舎2階 記者会見室
・記者数/28名(テレビカメラ3台)

会見項目

  

知事からの話題

1 天皇皇后両陛下の行幸啓について
2 根室管内「まちかど対話」の報告について

記者からの質問

1 ヤミ起債について(1)(2)(3)(4)(5)
2 歌志内市、上砂川町の財政問題について
3 総理の靖国参拝について
4 児童扶養手当について
5 夏休みについて

知事からの話題

 

天皇皇后両陛下の行幸啓について

 それでは、私から二つお話しいたします。
 一つは、天皇皇后両陛下の行幸啓についてでございます。
 天皇皇后両陛下におかれては、9月5日から9日までの5日間のご日程で道内を行幸啓いただくことになりました。この点については、8日7日に報道発表させていただいたところでございますが、改めて私からも一言ご紹介をさせていただきます。
 9月3日から札幌市において開催されます「第16回国際顕微鏡学会議」の記念式典へのご臨席が、まず、スタートでございます。その後、地方事情視察ということで、日高地方そして十勝地方にもお越しいただくということでございます。
 「国際顕微鏡学会議」というのは、世界各地で4年ごとに開催されているもので、我が国での開催は20年ぶり3回目で、北海道では初めてでございます。
 両陛下のご来道は、平成15年7月以来3年ぶり6回目でございます。特に今回、札幌の後、ご訪問されます日高管内、そして南十勝は、天皇陛下におかれては、皇太子殿下時代も含めて、初めてのご訪問でございまして、地域の人々も大変楽しみにしていると聞いております。
 短い期間ではございますが、9月早々といいますと、北海道は通常でいえば、もう秋が始まっております。初秋のすがすがしい気候ではないかなと期待をしておりまして、そういった北海道の実情を十分にご覧いただければと思っているところでございます。

根室管内「まちかど対話」の報告について

 二つ目でありますが、昨日、根室管内に「まちかど対話」で行ってまいりましたが、その際、羅臼町内のサシルイ川の治山ダムを視察させていただきました。
  サシルイ川の治山ダム2基、そして同じ知床エリアのルシャ川、斜里町側にあります2基、合計4基が、道が主体となって設置しております河川工作物で、知床の自然環境保全の観点から、なにがしか工夫が必要と言われていたものであります。サシルイ川治山ダムを拝見いたしまして、やはりなかなか鮭が登りづらいというのも目の当たりにさせていただいたところでございます。
 一方で、治山ダムとしての役割は、下流の方に民家もございましたし、道道も走っています。その意味ではダム自体の撤去は無理だろうという中で、魚道の再改良について、検討する必要があることを再認識させていただいたところでございます。
 ルシャ川、斜里町側におきましては、今年度の秋、実際上は10月以降になるかと思いますが着工いたします。昨日、私が見せていただいたサシルイ川については、詳細調査の上、どういう工法にするかという詳細な点を詰めた上で、19年度中に着工したいと考えているところでございます。

記者からの質問

(北海道新聞)
 ヤミ起債問題で質問したいんですけれども、今日、芦別市で6市町の首長会議が開かれまして、ヤミ起債の問題、一括返還をするけれども道に財政支援を求めていく、具体的にはですね、道に新しい貸付制度を求めていきたいということで、まとまったようですけれども、知事はこれをどのように受け止めていらっしゃいますか。   

(知事)
 まだ、詳細な報告は受けておりませんが、今日、関係の自治体の首長の方々がお集まりになり、なにがしかの方向性を出すことは聞いていたところでございます。貸付制度ですか。各自治体の皆様方のお話もお伺いした上で、実現可能な方向でこの問題に対しての対処方針を早急に出していきたいと、現段階では、このように申しあげるにとどめたいと思います。

(北海道新聞)
 今出たのは、実現可能な方向でということでしたけれども、道が貸付制度を作るということは法律上可能なものなんでしょうか。

(知事)
 法律上どうかもありますし、それから道民の方々からいただいている道税収入をベースに考える制度であることを前提とした場合に、道民の方々から広くご理解をいただけるものになるかどうかもあります。総合的な検討は必要だと思います。

(北海道新聞
 返済の財源ですけれども、昨日、道議会の方では、元々ヤミ起債の原資になっていますから、産炭地域の基金の取り崩しを国に求めるべきではないかという声が上がっていましたけれども、知事としてはこのようなお考えはありますでしょうか。

(知事)
 この問題の対処の方法については、色んな選択肢、色んな可能性があると思っておりますので、今、一つ一つのことについてのコメントは、差し控えさせていただきたいと思います。

(北海道新聞
 歌志内市や上砂川町の、財政状況は、かなり厳しいようですけれども、道として歌志内市、上砂川町に再建団体入りを望まないのであれば、再建団体入りを避けるために道として支援を続けるというお考えでしょうか。場合によっては、再建団体入りもやむを得ないという考えでしょうか。

(知事)
 私も、地方自治体の一員として、やはり財政再建団体入りの団体が増えるのは好ましくないという思いは、皆様方と共有をしていると認識をいたしております。しかしながら、先程の繰り返しになりますが、色んな可能性や選択肢とともに関係先として国もございますし、また、道内にもたくさんございます。色んな方々との間で調整できるような案をスピード感を持って模索をしていくことだと思います。

(HTB)
 来週15日は終戦記念日、総理が靖国へ参拝される可能性がかなり高まっているんですが、そうなりますと、道とか町の自治体が独自にやっている交流事業に影響が出てくるのではないかという、その辺に懸念はございますかということと、知事ご自身は靖国に対してどのようなお考えをお持ちでしょうか。

(知事)
 総理が実際靖国に参拝されるのかどうか、そしてされるとした場合それがいつなのか、色んな報道がなされているのは私も承知しております。個人の問題、個人の内面の問題と総理自身も言っておられますし、そのことは総理自身がご判断されることかなとそれ以上コメントはしようがないと思うのです。実際、そのことが、韓国、中国と我々地方レベルの交流にどういう影響があるかどうかというご質問だと思います。
 先週、中国に行って参りました。遼寧省と黒竜江省と駆け足でありましたが訪問させていただきまして、主任(議会議長)、省長(知事)とお話をさせていただきました。また、空港あるいはバスの中など色々な場面で、遼寧省と黒竜江省の役所の方々や中国の方々ともお話をする機会がありましたけれども、一度として総理の靖国について懸念するとか話題になったことはございませんでした。その意味では、私自身としては地域でできる交流を粛々と進めていく。そのこと自身について、小泉さんが靖国に行く行かないは、あまり大きく影響することはないのではないかなと思います。あるいは、万が一あったとしても、そういう環境だからこそ我々地方レベルでできる交流をしっかりとやっていくことを、私は、是非、北海道の知事としてやっていきたいし、また、そのことは中国サイドも韓国の方々もそのように思っているのではないかと思っております。
 それから、靖国に対する私の思いですか。前もこういうお話があったかと思いますが、靖国神社は九段にございまして、私の長男が行っておりました学校から歩いて2,3分のところにあります。学校のPTA(総会)の行き帰りに寄ったり、結構、訪問はさせてたいただいたことはございます。春の時期は桜もきれいですし、白い鳩が居て、えさをやったこともございます。初詣を含めてお参りしたことはないのですけれども、本殿の隣にある資料館を子どもと一緒に見たことはあります。親しみのある靖国でございますが、靖国自身に対する思いが、私自身の中でどれくらいかについては、難しいですね。まあ、親しみのある神社だなというくらいで、ただ一方で、靖国と関係云々とは全く別な次元として、やはり戦争はしてはいけないことでありますし、その悲惨さを私たち世代ですら、戦後生まれでございますので、書物を通じて、あるいは親から聞いた話でしか、もう知るよしはないわけでありますが、それでも戦争の悲惨さ、あってはならないという思いは、我々世代が次の世代にもきっちり受け継いでいかなければならないのではないかなと、思っております。

(NHK)
  ヤミ起債の問題に戻って恐縮なんですが、先程の新たな貸付制度の創設についての要望についてです。これがヤミ起債という借金の返済に充てる財源を手当てしてあげるということになった場合にはですね、それが長期分割返済という形をとるならば、その実態は、お金の貸し手が基金から道に替わるだけで、不適正な状態は、実際変わらないのかなと私は思うのですが、結果として国の理解を得られるかもちょっとよくわからないんですが、その辺知事どうお考えですか。

(知事)
 今回の不適正な起債についての返還の財源確保はですね、昨日、委員会で事務方からご報告を申し上げたとおり、一義的には、関係市町の自主的な財政努力が基本になると思うのです。そういったことの確保に向けて、私ども道として助言協力していく基本的なスタンスの中で、今日、貸付制度の創設というご要望も出たところございます。そういったことが先程のお答えと一緒になってしまうのですが、制度的に可能かどうか、あるいは道民の方々、そして国の理解が得られるものであるかどうか、色んな観点から精査をしていかなければならないと思っております。

(北海道新聞)
 児童扶養手当の会計検査院に返還を求められている件についてお伺いしたいんですけれども、返還を求められている6市が、それぞれ聞き取り調査をしまして、そちらの担当課の方もそれぞれ道の指示通りにしたのだから、道に返して欲しいということを回答しているのですが、これに対してどう受け止めていらっしゃるか、お伺いしたいんですけれども。

(知事)
 この問題は児童扶養手当の認定事務について、親族と同居している場合、その生計の同一又は分離をどのように判断するかの基準について、国の事務処理マニュアルが、平成15年の6月に出されたのですが、それと異なる扱いを道内でしていて不明瞭だったという点について、会計検査院から指摘があったということです。
 まず、一義的に私どもは、こういった会計検査院の指摘に対して、結果として道の取り扱いが、過去の経緯も担当部局から報告を受けておりますが、不明瞭であった点もあって、そのことについては、大変遺憾に思っております。
 当然のこととして、改善すべき点は速やかに改善する。これは全道にまたがる話でありますので、そのことをきっちりと出来る限りしっかりやり、事務処理の適正化に努めなければならないと思っております。
 一方、6市の取り扱いについては、基本的には道が返還するという性格のものではございません。会計検査院サイドは、道から市に権限移譲がされた平成14年8月からさかのぼって市の責任においてやったのだから、返還すべしという中間的な報告です。まだ、最終的に会計検査院は、報告をまとめておられないようでありますけれども、関係の6市、国の会計検査院などと連携、協議をしながら、6市の返済額の精査と出来る限りそれを少なくすることについて、対応していきたいと思っております。

(室蘭民報)
 今の関連なんですけども、6市以外の市辺りからも、自分たちに市、町にも影響が及ぶのではないかという声も出ているのですが、その辺りについて、知事のお考えがもしあれば、お聞かせください。

(知事)
 今回の指摘を踏まえて、我々、道として過去の一連の国とのやりとり、そして市町村に対する色んなやり方ついて、反省すべき所があったという観点に立って、是正すべき点は早急に是正をして、事務処理の適正化を図っていく、この点に尽きるかと思っております。

(毎日新聞)
 ヤミ起債の件ですけど、自主努力ということを繰り返していらっしゃるんですけど、そうすると、我々聞いていると、道は協議や相談にはのるけどお金は出さないよ、というふうにしか聞こえないのですが、その辺知事はどう考えているのかということと。今の児童扶養手当の件についてもそうですが、結局、今権限は市の方にある。道のマニュアルに沿って各自治体はやったのだけれども、結局道は責任をとらないね、というふうにしか聞こえないのですが、以上の2点をどう対応するのか教えてください。

(知事)
 一つ目のことについて、私はお金を出さないとも出すとも言っていません。ただ関係者が大変複雑に絡まっておりますので、方向性が定まっていない段階で、知事が一言言うこと自体の影響が大きいと思います。今ここで私が言うことは全部公開しておりますので、今聞いているか別として、東京でも聞いておられる。
 その意味では、この問題については、一言一言慎重にお話をしているつもりでございます。前もこの会見で申しましたが、我々としてこれで行くと確定したあかつきには、皆様方にきちっとした形で情報を開示していきたいと思っております。その意味では出すとも出さないとも言ってないので、もうしばらくお待ちいただければと思う次第です。
 それから、二つ目の児童手当の問題ですね。繰り返しになりますけれども、過去の事務処理が始まった時系列の説明を担当部署から受けました。平成10年くらいからいろいろなことが行われてきたわけでありまして、その過程で我々の事務処理についての対応が、国との関係あるいは市町村との関係で、本当にそれで良かったのかという点については、反省すべき点がある。そういう意味では遺憾であると思っております。
 そういった中で、会計検査院の最終報告がもうじき出ますので、我々としては、まず、事務処理として、正すべきはしっかりと正しながらも、返還額については最小限にとどめることで、対処をしていきたい。

(uhb)
 今日からいよいよお盆休みということでUターンラッシュが始まったんですが、知事は夏休みですね、どのようにお過ごしになろうと予定になっているのでしょうか。

(知事)
 まず、今週の土日は、何カ月ぶりか覚えていないくらい久しぶりに土日休めます。
 これは夏休みに入らないと思いますが、来週火曜日から再来週の月曜日まで、何もなければ休みを取らせていただこうかなと思っております。
 あまり具体的な計画はないのですが、マイベターハーフ、主人も帰ってきてくれるとも言っておりますし、子どもたちとも接点を持ちながら、気持ちをゆったりと出来ればなと思っております。後半ぐらいに東京に行こうかなと思っておりますが、まだ決めておりません。

(uhb)
 前半は道内でお過ごしになるということですか。

(知事)
 そうですね。わんちゃんと散歩したり、そのくらいですかね。

 

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

このページに関するお問い合わせ
総合政策部知事室広報広聴課報道グループ
〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
 電話番号:011-204-5109
 FAX番号:011-232-3796
メールアドレス:sogo.koho2@pref.hokkaido.lg.jp

カテゴリー

知事室広報広聴課のカテゴリ

cc-by

page top