知事臨時記者会見(平成18年5月19日 1)

知事臨時記者会見

・日時/平成18年5月19日(金) 14:15~14:20
・場所/京王プラザ2階
・記者数/17名(テレビカメラ5台)

記者からの質問

(STV)
 北海道新幹線の着工から丸1年ということで、今日は、札幌延伸の実現推進本部の設置ということで、札幌延伸の現状と今後の課題について知事はどのようにお考えですか。

(知事)
 道民の夢と言われた新幹線着工はクリアしたわけでありますが、やはり札幌まで新幹線をもってこないと最大限の効果が引き出せない。これはもう当然のことでありますので、そのことに向けて今日推進本部を作ったわけであります。ただ、地域間競争のライバルである北陸は、先程JRの会長さんも言っておられましたけれども、相当に盛り上がっております。これはもう、市民レベルまで相当盛り上がっている。私は生まれ故郷が富山なので、北陸三県が基本的には仲が悪いというのはよく知っているんですが、新幹線については、本当に一致団結して、常に同じ共同歩調で国に対してもやっているんですね。そういう強敵の中で、北海道が着工したからと言って喜んでいるだけではいられない。これからやはり札幌延伸をいかに描いていくかということなんですが、重要なことはやはり二つであろうと、一つは中央要請というものを、これは与党プロセスで決まっていますので、それが政策決定のプロセスとしていいかどうかという問題はさておき、現実そういうふうになっておりますので、自民党なり、公明党なりに対する働きかけをこれからも強くやっていかなければならない。それは当然なんですが、加えて、地元における沿線それぞれの地域、自治体及びその地域住民の方々の気持ちの上での盛り上げ、これの方が、どうも北陸との比較において遅れているような気がしてならない。現実遅れていると思います。これはやはり、それぞれ沿線の首長の方々に意識を変えていただいて、住民の方々とともに考えていただく。これから道庁が音頭をとる形で経済界の皆様方にもご協力をいただきながら進めていかなければならない。このように思っております。
 先程、私はあいさつの中でも言いましたけれども、そういった中で、駅舎、駅部調査というのかな、新函館から札幌までの間の延伸に結びつくような様々な調査が、国交省の方で認めていただいております。また、同じように難工事であるところの技術的な調査経費みたいなものも、計上していただいている状況にございますので、こういったことを最大限活用しながら、今、申し上げたような沿線自治体における住民の方々の意欲の盛り上げ、これを一生懸命やっていきたいと思っております。

(uhb)
 今の件なんですけれども、なぜ、道民が盛り上がらないんだろうと。その件については、どのような原因があると思われますか。

(知事)
 いい質問をしていただきました。一つは皆様方にお願いでありますが、北陸に行くと分かるんですが、毎日、新聞なりテレビで「新幹線、新幹線」とやってます。これはもう、事実です。是非ですね、やはり日々道民の方々が触れておられる、マスコミのご賛同される方々に限るんでしょうが、是非、北海道新幹線の情報提供をいろいろやっていただくと、それはそれで、住民の方々の意識向上にもつながってくるかなと思っております。
 先程、JRの会長さんもおっしゃっておられたサークル活動とか教育の現場でいろいろやっているというお話もありましたので、先生方との話し合いがなければできないことでありますが、いろいろな工夫をしながら道民一人一人の意識が高まるような努力をしていきたいと、このように思っております。

uhb
 知事すみません。別な件なんですがよろしいですか。一問だけすみません。晴れやかな舞台ですみません。
 昨日の苫小牧市のお話なんですけれども、紙の方で、桜井市長の知事コメントをいただいておりますけれども、改めてテレビの方でご感想を、今後これから予想される苫小牧市の市政の混乱についてのお話をお聞かせください。

(知事)
 内容については、私は報道以上のことについては存じませんが、市長自身もわいせつ行為と認めているようでありますので、これからはいろいろな場で真実が明らかになっていくのではないかと思います。やはり私も女性としてですね、これが事実だとすれば、こんなに腹の立つことはありません。率直な気持ちであります。
 それはそれとして、やはり苫小牧市という極めて重要な人口20万人にも届くような大きな都市の市長さんが、こういった形で辞職されると、この推移的な空白が苫小牧市政に大きな影響が出ると同時に、私ども道との連携の事業、いろいろある中で、これは昨日の上川管内で記者会見をしたときにも申しあげたんですが、例えば来年の植樹祭、天皇皇后が来られるものも苫小牧市でやります。この準備もこれから本格的にやっていかなければならない。それから、例の米軍の訓練移転への対応もどうするかという話もあります。それから、苫東地域の様々な企業誘致活動、私ども道もですね、全面的に前に出るような形で一生懸命やらせていただいているポートセールスも含めて、市役所との連携はいろいろあるんですね。こういったことへの悪影響を心から懸念しているところでございますので、少しでも空白が短い形で、この状況を苫小牧市が乗り越えられることを期待いたしております。


 

 

 


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