臨時記者会見(平成17年3月27日)

 

知事臨時記者会見

・日時/平成17年3月27日(日) 13:32~13:42
・場所/ 道立北方四島交流センター(根室市)
・記者数/9名(その他テレビカメラ等5台)

会見項目

 

知事からの話題

1 ふるさと銀河線について

記者からの質問

1 ふるさと銀河線について
2 北方領土問題について

知事からの話題

 

ふるさと銀河線について

  ふるさと銀河線について、今日、現地で取締役会、協議会が開催されるのに際しまして、朝から現地の副知事と議論を進めながらやってきたところであります。今段階は、取締役会に入ったところと報告を受けております。この銀河線につきましては、道東の開発の歴史、長い歴史、百年以上の池北線以来の歴史ということ、それから地域住民の皆様の熱い熱い思いなどいろいろなことを含めて、私なりに熟考を重ねてまいったところであります。しかしながら、ふるさと銀河線を取り巻く経営環境の厳しさについては、なかなか改善の見通しが立たなかった。民間の方々からのご提案、これはいただいた後も、何回も検討し、私も先週の金曜日、道議会が終わった後も、担当部長、室長、副知事とも再度どうなんだということを議論いたしましたが、なかなかこの提案につきましても、4月から直ちに黒字の方向となるようなものでもないだろうということもございまして、今朝ですね、協議会が始まる前の段階で、現地の副知事から電話をもらって、沿線各自治体の首長の状況などを改めて確認させていただいた上で、私から「道として、銀河線をやはりなかなか廃止以外の選択肢はないのではないか」ということについて、そういった方針で協議会に臨むように指示をいたしたところでございます。協議会の場では、バス転換の具体的な方向性についても、また改めて議論があり、道からは、改めて転換した場合にはこういうふうになると、現に十勝バスなり北見バスですか、水面下で可能性の議論をしていたようで、こういったご説明を申し上げ、議論がさらに進んだと聞いております。予定の2時間を超えて協議会での議論があったようでございまして、各自治体の皆様の思いの図があったのではないかと思います。本来であれば協議会、今年度いっぱい閉じることについては、各首長さんは合意の上でやってきましたので、その最後の協議会においての皆さん方の合意ということが一番良かったと思うのですが、今日の協議会では議論を総括し、存続を強く主張される方、廃止の地域の方が、残る形での議論を総括となったようです。この段階では、また副知事から連絡がありまして、こういった状況の報告を受けると同時に、取締役会にどういうふうに臨むかという話がございました。私としては、副知事と改めて議論をした後、そういったことであれば、取締役会において会社側から事業の廃止についての議決の提案があった場合は、それはやむなしとの判断を、取締役会の一員として網走支庁長が参加いたしておりますので、そういった方向で意見表明するよう指示いたしたところでございます。今日の経緯でございます。まだ、取締役会が終わっていないようでございますので、取締役会が終わった後、私はいろいろと情報を現地から報告を受けて上で、次のコメントは紙で出させていただきたいと思います。
  私からは以上です。

記者からの質問

(HBC)
    一部の町長さんから、この場に知事は居ないのかということを協議会であったそうなんですよ。それについては。

(知事)
  ご承知のとおり、どうしてこちらの方で北方領土問題について重要な会合がございまして、残念ながら副知事に出てもらいました。

(uhb)
  今日、町村大臣にどんな要請をされて、どんなお答えがあったのか。

(知事)
  要望会ですか。時間が極めて限られておりましたので、北方領土の問題について、改めて四島一括の帰属ということが、道民の思いであることを申し上げました。大臣からは皆さん方の思いはよく分かるという、包括的なお話し以上のものはなかったわけでございますが、むしろ皆様方も聞いておられた講演の方でですね、今段階のロシアとの協議の状況について、極めて細かいご説明があって、経済的な交流、ロシアと日本との包括的な経済交流というパイプを太くする中で、併せてこの領土問題にも取り組んで行きたいという、トータルパッケージとしてのロシアとの交渉戦略について、ご説明がございましたので、私としては心強く思った次第であります。加えて知床について、これは環境大臣でもいらっしゃる小池大臣もおられましたので、改めてお願いをいたしたところでございます。環境大臣としての小池さんも「頑張る」ということをいただきました。

 


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