定例記者会見(平成17年2月9日)

知事定例記者会見

・日時/平成17年2月9日(水) 11:45~11:58
・場所/本庁舎3階 知事室前ロビー
・記者数/23名(その他テレビカメラ等2台)

会見項目

 

知事からの話題

1 小泉総理のさっぽろ雪まつり視察について

記者からの質問

1 全国知事会長選について
2 ローカル・マニフェスト推進首長連盟について
3 小泉総理との対談について
4 道内分権について

知事からの話題

 

小泉総理のさっぽろ雪まつり視察について

  今日これから、名寄、旭川に参りますのは、前回の会見の時に申し上げましたので、私からは、小泉総理が明日、明後日と雪まつり視察にいらっしゃる件について、ご報告申し上げます。明日の夜、入られるようですが、明日10日の夜は、大通り会場、それからすすきの会場も訪れるとお伺いしております。翌日の11日、お休みの日ですが、真駒内会場に行かれまして、大雪像を視察されます。特に、韓国大使のご夫妻が来ておられて、これはもともと、私もお会いすることにしていたんですが、一緒に韓国の雪像もご覧になるとお伺いいたしております。真駒内会場では、陸上自衛隊の皆さん方の激励もされるようです。私は、明日の夜、旭川から戻ったあと、それから11日も札幌市長と一緒に総理に同行させていただきたいと思っております。
  以上です。 

記者からの質問

(読売新聞)
  全国知事会の会長選なんですが、麻生さんの他に、増田さんも立候補するようなんですが、知事に、例えば、推薦人になってくれとか、支持してくれとか、そういうようなお話というのはあるんでしょうか。

(知事)
  いろんな方から電話があり、宮城の知事さん、大阪の知事さん、大分の知事さん、福岡の知事さんからも電話がありまして、昨日、和歌山の知事さんともお話しましたし、青森の知事さんともお話をしました。それ以外もあるかな。とにかく、一大関心事になっておりまして、いろいろお話があるんですが、私自身は、まず、推薦人については、お断りをいたしました。どちらかとは申しませんが、お断りをいたしました。昨日、麻生さんが出馬表明された後、今日は、増田知事もされたようです。いずれも立派な方ですので、私自身、どちらの方を支持するかということは決めてはおりませんが、17日までには決めたいと思っております。17日は、ご案内のとおり、予算の記者発表の日ですので、私自身は知事会は残念ながら出席はできませんが、代理の者に私の清き1票を託そうと思っております。まだ、どなたに投票するかということについては、意思決定はいたしておりません。

(NHK)
  関連なんですが、知事会の会長を、このように選挙で決めるというやり方について、知事としての考えはありますでしょうか。
  
(知事)
  もともとこういうルールでというふうに決めて、1回目の梶原さんは、結果として、話し合い(立候補が一人だったため、無投票で選任)になったわけですが、ルールとして決まっているわけですから、透明性の高い形で選挙をやるというのは、私は賛成です。

(時事通信)
  こういう形で、知事会長選、あるいは知事会長ということがクローズアップされることは珍しいことだと思うんですが、その点については。

(知事)
  やはり、それだけ、地方の立場といいますか、知事会が、かつては親睦団体だったそうですが、私が入った時には、闘う知事会になっていましたが、かつての役割から、今、大きく変化している中で、地方団体のいわばとりまとめ役である全国知事会の会長を選ぶということについて、全国民の関心も高まっているでしょうし、また、そういう中で、立候補しようと、その方を応援しようとする推薦人の方々の存在を含めて、あるということは、私は、今の国と地方との関係の大改革を我々地方から仕掛けようとしている中で、好ましいことだと考えております。

(時事通信)
  関連で、どちらかとは、先だって、推薦人についてはお断りしたということなんですが、明日、締め切りでしたよね。どちらかというと、両方お断りするというニュアンスでよろしいでしょうか。

(知事)
  はい。そう思っていただいて結構です。昨日、麻生さんも提出されたんじゃないですか。

(NHK)
  関連なんですが、どういう観点で、知事の1票を投じる人を選ぶんでしょうか。

(知事)
  今日、これからJRに乗りますから、その中でまた考えますが、いずれもやはり、知事会を取りまとめ、6団体の調整を図って、国に発信をするというその役割、素質という言い方は失礼かもしれませんが、そういう意味では、両候補もどちらが上とも、どちらが下とも、そういうことはないと思います。知事としてのご経験は3期目ということで、だいたい同じのようです。年齢はあまり関係ないと思いますので、そういった中で、私は、これは理由にもなるかどうか分からない理由ですが、麻生知事は、私の元おりました組織の大先輩でございまして、30年以上に渡って、お人柄、マネージメント能力については、よく存じております。一方で、増田知事につきましては、やはり、近隣の北東北3県と北海道は、特に仲良くさせていただいている中で、私にとって、いわば兄貴分として、いろんな問題で、私自身悩む時に、ちょっとお電話をしてご相談すると、気軽に先輩としていろんなアドバイスをいただいているという関係でもあります。それで、困っているわけです。という状況ですので、今しばらく時間をいただければと思います。

(時事通信)
  先日話題になったローカルマニフェストについてですが、もう入りましたか。

(知事)
  入会しました。入会金も納めました。
  担当の参事が確認したところ、ホームページがあるんだそうです。そこに、高橋はるみの名前が書いてあったと聞いております。締め切りは過ぎていたのですが、認めていただきました。これから、さらに勉強し、また議論にも参加していきたいと思います。
  昨日、たまたま自衛隊の関係地域の首長の方々が来られたのですが、その中で、美幌町長が、(ローカルマニフェスト推進首長連盟に)知事が入ったことをとてもありがたいというご発言がありました。道内でも、この問題についての首長さん方の関心が高まっている。別に組織に入る入らないは別にして、これからの街づくりについて、積極的な政策提言をした形での選挙戦の展開が、北海道でも強まっていくことを心から期待しております。

(HTB)
  小泉総理の関係なのですが、今回、札幌に1泊していく中で、直接お話しする機会も多々あると思いますが、道州制を含めて、小泉総理に直接なにかお話しすることは考えていますか。
  
(知事)
  主として来られるのは、雪まつりの視察ですので、それがメインで、いろいろと関係の方々とお話をされたりとかもあると思います。それを邪魔するつもりはございませんが、もちろん、道州制のこと、それから北方領土のこと。7日は北方領土の日で、我々は地元で気勢を上げましたし、また、東京でも大会がございました。また、根室でも大会がありました。そういった私ども地元の思いというものを機会があればお伝えしたいし、その他、三位一体改革にしろ、時間的にゆとりがあれば、私の立場で、いろいろとお話を申し上げたいことは多々ございます。

(HTB)
  道州制に関して、具体的に何かありますか。

(知事)
  具体的には、竹中大臣が責任を持って預かるということを言っておられますので、個別具体的なお話をするつもりは今のところはございません。

(読売新聞)
  道内分権についてですが、町村会から道に申し入れがあったということですが、これまで町村会の意見のとりまとめというか、円卓会議の方で意見交換をしていたと思いますが、その中で見ていくと、町村会のそういった意見などの食い違いというか、その辺の役割というか、その辺の整理は。

(知事)
  今、208という多くの市町村がおられて、私ども、企画振興部の担当職員が出向いて、個々には無理なので、支庁単位でいろいろな議論させていただいておりまして、それと、円卓会議での議論があります。円卓会議も、市長会、町村会のご推薦をいただいた代表の方々から成っている懇談の場ですので、そこで齟齬を来すような議論を展開するというのは、本来はあり得ないと思いますが、ただ、そうはいっても多くの市町村がある中で、いろいろな方がいろいろなご意見を持っておられるということは、十分にあり得ることだと思います。
  ですから、私どもとしては、これからさらに市町村の皆様方ときめ細やかな議論を努めて行っていくことに、最大限の努力を傾注していきたいということに尽きるかと思います。個別具体的に何か記者の方々がお気づきになることがあれば、おっしゃっていただければ、私から電話するなり、そういった一つ一つをやはり解決していかなければならないことかなと思っています。私どもは、スケジュールでお示ししているとおり、3月末までに移譲方針、これは、いわば道と市町村との役割分担、ものの考え方、これを整理をし、その後、個別具体的な権限の中身について、その移譲をお受けいただけるのでしょうかということについては、また、時間をかけてやっていくわけです。その意味では、十分な時間的ゆとりがあるかとは思うのですが、それでも、場合によっては、誤解に基づく市町村のご意見もあるでしょうし、そういう場合には、私ども職員がご説明することもあるでしょうし、また、ご意見によっては、私自身が対応する、副知事が対応する、部長が対応する。そういったことを一つ一つ積み重ねて、市町村の皆さま方とわたしどもが意思の疎通ができる形で、この権限移譲の問題、それから質問にはありませんでしたが、市町村合併の問題も、そうした手法で解決していかなければならないと思います。
  そのために今、道庁の中に、もっと市町村長の方々と我々が接することができるような物理的なスペースみたいなものをできないか検討させています。そのうち、きちんとご報告いたします。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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