定例記者会見(平成16年9月1日)

知事定例記者会見

・日時/平成16年9月1日(水) 12:25~12:37
・場所/本庁舎3階 知事室前ロビー
・記者数/16名(その他テレビカメラ等2台)

会見項目

  

知事からの話題

1 小泉総理大臣の北方領土視察について
2 「北海道子ども未来づくりのための少子化対策推進条例」案について
3 「華やか花やかHANAカーニバル2004」について

記者からの質問

1  羅鍾一在日大韓民国大使館特命全権大使との懇談について
2 三位一体改革について
3 北海道銀行と北陸銀行の経営統合について
4 小泉総理大臣の北方領土視察について

知事からの話題

 

小泉総理大臣の北方領土視察について

  私からは三つ申し上げます。
  一つは、今日これから岩見沢に行った後、根室に入りますが、明日小泉総理が現職総理としては3人目になりますが、北方領土をご視察いただく、それに同行させていただきます。現職総理として洋上からのご視察は初めてということでして、すでに日程は皆様方にお知らせしていると思いますが、この中からも同行していただく記者さんも多いということで心強く思います。北方領土の返還問題は、私ども道民が長年にわたって訴え続けてきた重大な案件です。国と国との領土問題と国境という問題でもありますが、是非この北海道の我々の悲願である領土問題の早期解決に向けて、今回の総理のご視察が良い方向に影響するように私は心から願っているところです。また、私ども自治体の役割はこういった国対国の外交交渉を下支えをするという、いろんな道民運動、国民運動を盛り上げる中でサポートしていくことだと思っています。また、マラホフ知事との間での協議でもこの問題を当然取り上げておりますので、そういったことを踏まえ、明日視察に同行したいと思っています。

「北海道子ども未来づくりのための少子化対策推進条例」案について

   二つ目ですが、北海道子どもの未来づくりのための少子化対策推進条例の案を決定しました。9月中旬から予定されております第3回定例道議会に私ども道の案として提案することにしております。これは私自身の公約でもありますし、少子化対策として全国初の条例化という位置づけです。もちろん行政が、若い男女の方々に結婚するようにとか、子どもを産んでくださいとか、強制する立場にないわけですが、これだけ素晴らしい子どもを育てる環境のある北海道において、いま全国的にワースト4になっている出生率を高めて、結婚もしたい、子どもも持ちたいと思っていただくような環境づくりをする。これが行政の役割だと思っていますので、こういった観点から条例を制定しようというものです。条例の中味は今日午後2時半から担当室長の方から皆様方にご説明をしますので、ここで具体的には触れませんが、今年度中にこの条例を踏まえて策定する予定の実施計画の中で、北海道の地域特性を出した対策、アクションプランを是非盛り込んでいくように担当部局に指示をしているところです。

「華やか花やかHANAカーニバル2004」について

  三つ目は「華やか花やかHANAカーニバル2004」の開催についてです。もうお知らせしているか、あるいはこれから正式にお知らせしますが、9月9日木曜日9時半から京王プラザホテルの中で、花きの生産振興と需要の拡大を図るための「北海道の花」の普及啓発イベントを今年度初めての開催を予定しています。9月の花は「コスモス」と「珊瑚草」です。こういった機会を通じて北海道の花観光に一役買えることを私自身も期待しているところです。是非、ご来場、それから報道していただければと思います。私からは以上です。

記者からの質問

(朝日新聞)
  先ほどの大使(羅 鍾一 在日大韓民国大使館特命全権大使)との話の中で、首脳会談の北海道開催を要望されていましたが、具体的な希望地があれば教えていただきたいんですが。

(知事)
  具体的にはまだ絞り込んでいるわけではありませんが、私がこのことを思い立ったのは、両国間の決めの中で、温泉地で開催するということが報道されたのが一つです。それから日経新聞さんの調査で、東南アジアの方々を対象にした日本の観光地の意識調査を行ったら、韓国だけ切り分けてみますと、先ほど申し上げたので聞かれたかも知れませんが、東京が最も行きたい観光地で、二番目は北海道ということです。スキー場、温泉、ゴルフ場があり、そして都市機能もあって買い物も出来る。いろんな意味でトータルで北海道のようです。私はもっと日本の南の方が上位にでるかなと思いましたが、そうではなくこういった結果もあったので、これは売り込もうかなと思ったわけです。そういったことで大使にお力添えをいただきたいということをお願いしました。

(北海道新聞)
  昨日、経済財政諮問会議で、三位一体改革について民間委員とか、あるいは財務省案で交付税改革が地方にとっては厳しい案が出ましたが、知事のお考えをお願いします。

(知事)
  この問題については、骨太方針の2004に書かれた3兆円の税源移譲について、小泉総理から投げられた球を地方として投げ返したというのが現状です。そういった中で、財務省、総務省、それから民間委員を巻き込んでああいった交付税措置そのものについての議論が活発化してきている。活発な議論それ自身は歓迎するところですが、やはり残念なのは、そういった議論の中に私ども地方の代表が誰も含まれない形で、いわば観念論と言ったら怒られそうですが、学者さんとか、あるいは国の行政の方々から地方の実態をどれくらい分かっておられるのかというのがあります。
  そういった中で議論が空中戦で動いているというのがとても残念です。ですから、私ども知事会の方からも提案しました、国と地方が対等な立場で協議をする場といったところを通じて、こういった問題についても是非議論をしていただきたい。北海道も含めて地方もスリム化努力、財政の節約化努力をさぼるところはどこもありません。当たり前のことです。我々自身が厳しいわけで、国は国で財政が厳しい。これは理解できますが、一方的に国が今までと同じような発想で、地方より上位に立って国の財政再建の押しつけを地方にしてくるという従来どおりの考え方というのは私どもとして、この前(8月18日~19日に開催された全国知事会議で)あれだけ一体感を持って新潟県で議論しました一員として思うのは、ちょっとおかしいのではないかということを申し上げたいと思います。

(日本経済新聞)
  この間も出たんですが、「ほくほくフィナンシャルグループ」について改めてお願いします。

(知事)
  期待ですね。今日午前中、北海道銀行・北陸銀行の両頭取が私のところにいらっしゃいました。そして私から申し上げましたのは、両行合わせて資金規模は全国の中でもトップクラスの地銀さんになられること、そして経営基盤の中心が一方は北陸・富山を中心として、また東京なり大阪へも支店を持っておられる北陸銀行さんと、北海道を代表する銀行の一つである北海道銀行さんが合併するメリットというのが多くの分野で出てくるであろうということです。一方でこのことは両頭取には申し上げませんでしたが、両行とも経営上、不良債権問題をはじめとして大きな問題を抱えられているのも事実ですので、是非、両行、経営統合体となった暁にはその経営統合の戦略に基づいて、こういった不良債権も含めて、過去の負の遺産というものを改善していただいて、健全な地銀として北海道内における金融システムの安定化、あるいは経済の活性化といったことにもご尽力いただければと心から思っています。
  また、北海道銀行の堰八頭取が言っておられましたが、やはり旧北海道拓殖銀行が持っておられた機能、すなわち北海道経済と、東京なり関西なり全国の主要な経済圏とを繋ぐ機能が、今回の経営統合を通じて達成できる道筋ができたのではないかというご発言がありました。私もこのとおりだと思います。そのためには一日も早くこの2行が経営統合のメリットを十分に活かし、そのデメリットであった部分を解消して立派なグループになっていただきたいと思います。

(読売新聞)
  北方領土に関してですが、小泉総理が来るということで、地元、北海道は当然、前向きだと思いますが、ロシアでは反発、戸惑いもあるようです。その辺の知事のお考えは。

(知事)
  交渉相手のロシアが外務省の発言を批判、牽制されるということは、当然、駆け引きなどいろいろあるのでしょう。
  ただ、私どもとしては、何と言っても来年のプーチン大統領との交渉の前に、現職総理に北方領土をご自分の目でご視察いただいて、来年度の交渉に向けて弾みをつけていただくというのは大きな意義があると思っております。
  また、島民との対話の中で、島民の高齢化が進む中で、いろいろな悩みや苦しみをもっておられることを直に総理に聞いていただくということも意義があると考えております。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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