定例記者会見(平成16年7月12日)

知事定例記者会見

・日時/平成16年7月12日(月) 17:20~17:40
・場所/ 登別市・登別グランドホテル
・記者数/9名(その他テレビカメラ等2台)

会見項目

  

知事からの話題

1 「まちかど対話212」(西胆振)について

記者からの質問

1   参議院議員選挙及び胆振支庁庁舎改築について
2 参議院議員選挙について
3 PCB処理について

知事からの話題

 

「まちかど対話212」(西胆振)について

  まちかど対話212西胆振のパート2といいますか、今日は伊達市で「ふみだす」(知的障害者通所授産施設)、室蘭市で北海道福祉衛生専門学校、それから皆さんご承知のとおり胆振支庁の(庁舎の)状況なども見まして、職員ともいろいろと話をしました。登別市に参りまして、管内の首長さん8名の方々と観光についてお話をさせていただいたという行程でした。まず、「ふみだす」では名前の由来が、「一歩前へふみだす」、「文を出す」、情報発信ですね、印象的な名前でした。また、障害のある方々が地域で暮らす選択ができるような形で、こういう授産施設を作られたという市の意向、それからそこで職員の皆様方も一生懸命やっておられるんですが、何よりも感銘を受けたのは、いろんな作業、パン作りだとか、お弁当作りだとか、クリンクリンというのはお掃除ですね、床掃除とか、そういうことをそれぞれの方が一生懸命やっておられる。私、コースターを頂きました。それから手作りのろうそくも頂きました。大切に持ってまいりました。家に帰って使わせていただこうと思っております。そして本当に短時間でしたが、最後にみんなで写真を撮ろうということになって、何人かの方が、「知事さんと握手したい」とおっしゃって、手を出してくれて、なんか胸が熱くなりました。とても印象深い施設を訪問させていただいて、良かったと思っております。
  それから室蘭市で民間の学校ですが、福祉衛生専門学校に参りました。これから高齢化、あるいは障害者の方々が、健常者と一緒に暮らすようになる。そういう世の中をますます目指していかなくてはならない中で、こうした福祉衛生専門学校で学ぶ方々の重要性は高まっている。特に、いま北海道は雇用情勢が厳しい中で、2年間の研修コースを終えられた方の就職率100%を10年以上続けられているというお話がありました。実習、座学いろいろ拝見させていただきましたが、実習の場では、介護を受ける立場(学生の皆さんは利用者とおっしゃってましたが)と、介護する立場を生徒さんたちが交互に役割をやられて、利用する方々の気持ちになって実習をされている姿を見ました。それから、声かけですね。お風呂に寝たきりの方などを入れる介護の実習をされていましたが、「はい。右足を入れますよ。」とか、そういった介護を受ける方々は立派な大人の方々でプライドもある。そいう方々が、この介護する人はどういうことをしようとしているのか、そういう不安の中で、声をかけながら介護をしていく。そういう重要性、そういうことを実習する場を拝見させていただきました。それから介護コースの研修生の皆さんと、学校長さん、理事長さんなどと、調理師コースの皆さんが作ってくれたコースメニューの昼食を頂きました。色彩的にも美しく、味もとてもおいしいものを頂きながら、皆さん明るく、楽しくお話していただいて、これも、私とてもうれしく思ったところです。
 登別では管内の首長さん8名の方々と、魅力ある観光地づくりをテーマに懇談させていただきました。観光はご案内のとおり、北海道のリーディング産業の一つでして、特に、ご当地西胆振は、洞爺、登別という全国的にも有名な温泉街を擁し、さらに体験型観光の適地もある。これもバラエティがありまして、大滝村のように森林面積がとても多く、森林浴などといった体験もある。豊浦町のように、農業あるいは漁業の現場で、地引き網なんかも楽しいんですよね。私も子供が小さいときによく行きました。それからいちご狩りなどもあります。室蘭市長さんは、船を使った観光もおっしゃってました。いろんな体験型観光をやっておられる。そういう意味では、温泉と、体験型と、すばらしい景色と、こういったすべての北海道観光の良さがそろっている。さらには大消費地札幌に近い、新千歳空港も近い、きわめてロケーションの良い場所であるわけで、各地域が協力をしながら観光振興にご努力されている姿に感銘を受けた次第です。皆さん口々に言っておられたのは、団体でのパック旅行の時代から、個人旅行の時代になってきたわけで、この個人のお客様のニーズをいかに的確につかまえるかが重要であるということです。私自身、道庁でも観光振興条例、あるいは景観条例など仕組みは作ってあります。また私、「花観光」ということを言っております。いろんなイベントなども活用しながら、ソフト事業も行いながら、観光振興を行っております。また、食の条例も作ろうとしております。農業と一体となった、一次産業と連動するような観光振興も一生懸命やりたいと思っております。また体験観光には、安全ということが重要ですので、アウトドアガイドの資格制度ということも一生懸命やらせていただいております。また今回新しく話があって、これはやってみる価値があるなと思ったのは、観光施設の格付けということです。ただこういうことは行政、私ども道なり、国なりが、○適マークみたいな形でやってる部分がありますが、そういう形が良いのか。それとも、私はやっぱりこういうことは民間が、客観的、中立的にやっていただくのが重要だと思いますので、札幌に戻りましたら、経済部とも是非議論をして、こうした客観的、中立的格付けということが、もちろん低い格付けされたところは大変かもしれませんが、それは努力をしていただくということで、北海道観光に対する個人のお客様の信頼度を高めるということにもなってくるのではないかと思ったところです。
  短時間ではありましたが、私にとっても勉強になる、有意義な今回の「まちかど対話」でありました。私からは以上です。

記者からの質問

(室蘭民報)
 まず2点お聞きします。昨日、投開票がありました参議院選挙につきまして、知事もいろいろと候補の応援に行かれたところでございますが、その結果について、知事の感想をお聞かせください。
  もう一点は、胆振支庁の改築問題についてお聞きしたい。今回、知事は初めて実際にご覧になったわけですが、今までは室蘭市長なりにお話なられたのは紙の上のお話で、魅力的なお話ということで、地元でもなかなか好意的に受け止める声もあるところでございます。実際に見てのご感想をお聞かせください。

(知事)
  まず参議院選挙についてですけれども、全国の傾向と道内の傾向とありますが、私どもが直接関心のあるのは道内の傾向の方だと思います。(道内の傾向としては、)激戦だったわけですが、結果としては、現職2人が議席を守られたという結果になりました。今回、道内でも年金問題、国際貢献の問題、それから先ほど申し上げましたが、残念ながら地方分権は、こちらはもちろん議論にはなったのでしょうけれども、思ったほどの盛り上がりはなかったのかなと思います。いずれにしても、こういった国民の関心が高まる中で一定の方向性が出たということは、私は率直に受け入れて、その結果を踏まえて、これから国政がどのように動くかということを地方の知事として見守ってまいりたいと思います。
  また、私どもとして道州制の議論、今週の木曜日に全国知事会において、例の三位一体改革で、3兆円の税源移譲のため、どういう国庫補助負担金(の削減策)を出していくのかという議論があります。そういったこれから地方にとって重要な議論が始まります。国、政府の方の態勢も、これで固まったわけでして、9月に内閣改造があるようですけれども、当面、今の体制でされるということでありますので、私どもとしては、そのことを前提に、地方としての議論を高めてまいりたいと考えているところです。そんなところです。これから地に足を付けて、地方として改めて強く主張していきたい。このことに尽きると思っております。
  それから胆振支庁庁舎でありますが、確かに、外見は、前職の時も、私は室蘭に何回も来ましたので拝見したことがあったのですが、今日は、本館、別館とも中、外ともに詳細に拝見をいたしました。それから実際住んでいる職員の方々に「どう?」という話も聞いてまいりました。ある幹部の個室は、横殴りの雨が降ると毎回漏るというところも拝見をいたしましたし、非常用階段も乗るとどうも危ないというのも拝見いたしました。補修を続けながら今までも使ってきているし、これからも補修を続けたいという副支庁長の話も聞いたところでございます。
  こういった中で、本来、道財政も豊かであれば、当然、改築すべきものであるとの認識を強く持っているわけですが、ご存じのような財政状況でございますので、そういった中で、室蘭市長さんからは、新しい提案をいただいているところでございます。室蘭市が主体となってビルを建てて、そこを賃貸方式でお貸しするといったご提案もございます。具体的には、私どもの担当部局とご協議をいただくということになるわけですが、私といたしましては、やはり、中で仕事をしている職員の方々の執務環境などを考えた場合、こういった新しいご提案の実現化に向けて進むということを期待したいという思いを、今日、庁舎を見て、改めて思ったところでございます。

(北海道新聞)
  参院選のお話を先ほどしていただいたのですが、結果についてもう少し突っ込んでお話をお伺いしたいのですが、昨日、結果が出て、自民党は議席を減らしたと・・・、

(知事)
  全国ですね。

(北海道新聞)
  全国です。民主党が躍進した。道内でも、前回での参院選での伊達さんの得票数を現職の方は下回っています。そういったことも含めまして、もう少し突っ込んだお話をいただきたいと思いますが。有権者の投票行動がどういうふうに出たと分析されるかということについて、お聞きしたいのですが。

(知事)
  全国の状況については、私は具体的に各地の状況まで分かっているわけではないのですが、トータルとして自民党が議席を減らし、そして民主党が(議席を)増やされたということの意味というものを我々も考えなければならないし、それから両党のトップの方々も考えていただく必要があると思います。ま、どうなんでしょうかね。一つは自民党が進めようとしておられた国内の年金制度の改革についての方向性、あるいは国際貢献のやり方について、やはり説明不足であるということを含めて批判があった。そのことが明らかに現れたということだと思います。
  一方で、民主党さんにこれだけ国民の期待が高まったわけですので、是非、政権を担った場合に自らどういう政策をやっていかれるのか。批判は批判としてですね。自分たちがやる場合には、具体的に、これだけ現実の問題になってきたわけでありますから、どういう形の政策をやっていくのかというビジョンをきっちりお示しいただいて、そのことを踏まえて、これから国会での議論になっていくと思いますが、そういったことを両党に期待したいと思います。
  繰り返しになりますが、地方の知事としては、今回、今の二大テーマにやや隠れた感のある地方の問題。私たち国民のほとんどは地方に住んでいるわけですので、この地方の自立、地方に少しでも裁量を任せて、住民の生活をいかに利便性の高いものにしていくのかという、ある意味いかなる改革よりも私はこのことが重要だと確信いたしておりますので、この議論が、今回の態勢が固まった中で、さらに進んでいくことを、これは自民党さんにも民主党さんにも心から期待したいと思います。

(北海道新聞)
  もう一点ですが、数的には現職お二人が残られたということで、影響はないと思いますが、比例などの数字を見ますと民主党が数字を伸ばしているところですが、今回の結果は道内に与える影響があるとお考えですか。

(知事)
  道政上ということですか。

(北海道新聞)
  そうです。

(知事)
  私は、もともと道政の推進に当たっては、一党一派に偏しないということを申し上げておりますので、私どもの仕事の進め方そのものに影響が出るということはないと思っております。

(北海道新聞)
  室蘭のPCBの処理場のことでお聞きします。先日は15県そして道が広域協議会を立ち上げましたが、これから具体的な事業を進めていくことになると思いますが、やはり地域では依然として安全に対する対策を求める声、あるいは事業の全体像がよく見えてこないといった声も聞かれるのですが、今後のPCB事業の進め方について、道としてどのようなお考えがあるのか、お聞かせいただきたいと思います。

(知事)
  今まさにおっしゃったとおりで、安全性の確保ということが、一にも二にも重要ですよね。これは二つあるわけでして、道内のPCBも当然集まってくるわけですが、道外から輸送されるわけです。いろいろな経緯の中で、北のほうの県の方々からの受け入れ要請があって、いろいろな議論を経てそれを受けたわけですので、輸送上の、道内で集まる部分、あるいは道外から集まってくる部分、これは船を中心とする形になりますので、輸送上の安全をどう確保していくかということです。それから地域住民の方にとって、よりご関心のある安全というのは、処理工場自身の安全性、周辺に与える影響だと思います。この点については、室蘭市さんとも協力をしながら、私ども道庁も一緒になって、安全性の確保を第一にこのPCBの処理に取り組んでいくということが重要だと思います。加えて、これは室蘭市のご意向でもあるわけですが、こういった処理場の誘致が地元の雇用、あるいは地元の経済に少しでもプラスの影響を与えてもらえるように、これは室蘭市中心のことになるかと思いますが、私ども道庁も是非サポートしながらやっていきたいと考えております。

 


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