定例記者会見(平成16年1月30日)

定例記者会見

・日時/平成16年1月30日(金) 15:00~15:15
・場所/記者会見室
・記者数/24名(その他テレビカメラ2台)

会見項目

  

山口副知事からの話題

1 平成16年度当初予算編成スケジュールについて
2 低気圧による雪害について
3 「北の縄文文化フォーラム」の開催について
4 冬を楽しむイベントについて

記者からの質問

1   完全失業率について
2 道警の捜査用報償費問題について
3 知事の退院の見通しについて

知事からの話題

 

平成16年度当初予算編成スケジュールについて

  副知事の山本でございます。
 皆さまにご報告する前に、私、一昨日(28日)知事のお見舞いに行ってまいりました。30分くらいでしょうか、いろいろとお話をさせていただきました。その中で、知事は「多くの方にご迷惑を、そしてご心配をおかけしており、また多数の方からお見舞いの言葉をいただき、感謝しております。」ということをおっしゃってました。お話の口調も、また顔色も、私が拝見するに手術前とあまり変わらないように感じを受けまして、本当にほっとしたというところでございます。
  それでは私から4点にわたって、お話をさせていただきたいと思います。まず明年度(平成16年度)の当初予算の編成スケジュール等々であります。現時点での状況をお話申し上げたいと思います。
  いま、副知事段階の調整を28日(水)から行っておりまして、今日(30日)も続いております。たぶん来週には知事査定ということになるかと思います。今後いろいろと細部にわたっての調整が出てこようかと思います。そういったものを終えまして、2月中旬にも記者発表という形で皆様にお知らせ申し上げるということで、鋭意作業を進めているところです。 

低気圧による雪害について

  2点目は、低気圧による雪害の件についてであります。
  今月13日から16日にかけまして、発達した低気圧により全道的に暴風雪、大雪に見舞われたわけです。特にオホーツク海側ですが、14日から猛吹雪となりまして、ご承知のように北見地方では記録的な大雪になったところです。この雪害によって、人的被害、それから住家被害が多数発生しており、またライフラインにも大きな影響を与えております。私も先日、北見市長からご要請を受けました。また先ほど網走支庁管内の町村会長と副会長からも除排雪等々についてご要請を受けたところです。現在被害額につきましては、北海道雪害対策連絡部において調査中でありますので、これは判明次第お知らせできるかと思います。
  なお道といたしましては、北見市の要請を受けまして、除雪について何かご支援できないかということで、ロータリー車などの機械を北見市に対し無償貸付するということを、昨日から行っております。
  また、明日(31日)ですが、現地調査のために佐藤内閣府副大臣を団長とされる政府調査団が来道されまして、北見市を中心に現地調査に入られるということです。吉澤副知事も先ほど現地に向かいました。道としましては、この政府調査団に対して、除排雪の促進、産業被害対策、また関係の市町村に対する財政支援につきまして緊急要望を行う予定です。

「北の縄文文化フォーラム」の開催について

  3点目ですが、「北の縄文文化フォーラム」の開催についてであります。明日(31日)ですが、函館市において、縄文文化、アイヌ文化に大変造詣の深い梅原猛先生、また佐々木高明先生をお迎えしまして、北の縄文文化フォーラムを13時から開催します。これは昨年の北海道と北東北の知事サミットで合意されました「北の縄文文化回廊づくり」につながるものでありまして、私も明日、函館に出向きましてこのフォーラムに参加する予定です。報道関係の方にも是非ご参加いただき、また報道していただければと思います。

冬を楽しむイベントについて

  また4点目ですが、冬を楽しむイベントということで、1つご紹介したいと思います。2月5日から11日までの1週間、ちょうど雪まつりの期間なんですが、赤れんが庁舎および前庭で、「赤れんが冬2004」と題したイベントを開催します。
  ここでは道内の各市町村からイベントや道産の食材を使った料理などの出店もあります。また、「第3回スノーメモリアル雪だるまづくり2004!」の第2会場ともなっておりますので、観光客の皆さんに雪だるま作りに、この場で挑戦していただけるものと思っております。また赤れんが庁舎も午後8時までですが夜間開放いたしますし、また庁舎前庭もイルミネーションの点灯を行うなどしまして、観光客の皆さんに北海道の冬を楽しんでいただきたいと、このように思っております。
  是非、皆様にも報道、PRをよろしくお願い申し上げたいと思います。
  私からは以上、お願いとお知らせ申し上げます。

記者からの質問

(北海道新聞)
  失業率が総務省から発表になりまして、北海道は最悪更新ということですが、対策会議も今日開かれると思うんですが、これについて一言お願いします。

(山本副知事)
  今日、総務省から、完全失業率の15年の第4四半期分(平成15年10-12月期)が発表されました。速報値でありますが、6.1%ということで、前年5.7%でありますから、さらに前年同期より深刻な状況になっております。またブロック別に見ても、ほとんどのブロックが前年同期に対して、失業率が改善されているにもかかわらず、北海道だけが悪化しているということで、大変苦慮しています。道はただちに、今日これから対策本部(北海道経済・雇用対策推進本部員会議)を開き、今後の対応についてご相談を申し上げるという状況になっています。
  若年者の就職内定率も、確か沖縄についでワースト2という状況もあると思いますし、大変厳しい認識を私どももっておりまして、明年度の予算などでも雇用創出に関連した予算措置も講じながら、道としてできる限りの対応をしてまいりたいと思います。

(HTB)
  捜査報償費の問題ですが、一部の報道で削減の方針を決めたとありましたが、それについて具体的にどうなっているのかということを教えていただきたいというのが1点と、知事の予算査定が来週ということでしたが、知事に残っている重要案件、今回副知事の方でやられて残したものを知事にということですが、知事に残っているものを教えてください。
  
(山本副知事)
  捜査用報償費の予算査定の問題ですが、副知事査定の段階でもいろいろと議論をいたしております。要求額は1億1,700万円ということですが、特にこれまでは、この捜査用報償費の執行状況というのがどうなっているのか、このあたりを私ども十分関心を持っております。そういう過去の執行状況なども十分踏まえて、削減する方向で検討をしなければならないと思っています。これは知事も、議会でも申し上げていたかと思いますが、最終的には来週知事とよく相談をして、明年度の予算額を決めることになると思います。いずれにしても、これまでの執行状況を見る限り、不用額も出ているという状況もあるようでありますから、そのあたりをよく見て、よく考えて知事と来週ご相談したいと思っています。
  知事にどういったものをご相談するかということですが、当初予算ですから、大きな課題がたくさんあります。いま一口に知事にこれだけのことをご相談するということはなかなか申し上げられません。先ほど申し上げた雇用の予算もありますし、市町村向けの補助金をどうするかという問題もあります。それから私学に対する助成の補助金もあります。それから今年は使用料、手数料の見直しの年に当たっていますから、その額をどのような形にするのかという問題もあります。何よりもまず、今年の地方財政対策が決められまして、交付税、地方債含めて厳しい状況になっていますから、予算運営をどのようにしていくかという基本的な点につきましても、まずご相談を申し上げ、その中で先ほど申し上げたような主要な項目について、知事とよく相談をしていきたいと思っています。

(HTB)
  削減されるということでしたが、これは何割削減というところまで、副知事段階ではいかがでしょうか。

(山本副知事)
  まだそこまでは。いろいろと議論しました。これから、知事と相談するということになると思います。 

(読売新聞)
  知事の退院と公務復帰の見通し等が分かっていたら教えていただきたいんですが。

(山本副知事)
  その件につきましては、いま私から申し上げる段階に至っておりません。まず、医師の方とよく相談して、知事の体調がどうされているかをよく考えて判断されると思います。今の段階では私はお話できる段階にはありません。

(TVh)
  今の知事の容態の件ですが、もう少し具体的に、今どういう状況になっているのかというのがあれば、お会いしたときに例えばこうだったとか、そういうのがあればお願いします。

(山本副知事)
  私が伺いました時は、秘書の人の部屋を用意されていまして、ちょうど知事の病室の向かいなんですが、そこに点滴をされながら、わざわざ出向いていただきまして、そこでお見舞いを申し上げ、そしてお話をしました。先ほど申し上げたように私が「顔色が宜しいですね」とお話申し上げました。知事もいつものとおり、私もお見舞いということであまり仕事の話を申し上げると、またいろいろとご負担を掛けるかなと思ったんですが、知事の方から「この件はどうなっていますか」とか、いろいろお尋ねもありました。お話をされている口調もいつものとおりで、本当にお元気だなという感じでした。点滴を付けている分だけ痛々しかったんですが、本当にお元気だなという印象でした。水をお飲みになった、それからアイスクリームをお食べになったということをおっしゃっていました。それは大変美味しかったということをおっしゃっていました。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

このページに関するお問い合わせ
総合政策部知事室広報広聴課報道グループ
〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
 電話番号:011-204-5109
 FAX番号:011-232-3796
メールアドレス:sogo.koho2@pref.hokkaido.lg.jp

カテゴリー

知事室広報広聴課のカテゴリ

cc-by

page top