知事定例記者会見(平成15年10月8日)

知事定例記者会見

・日時/平成15年10月8日(木) 16:30~16:40
・場所/議会知事室前
・記者数/21名(その他テレビカメラ等2台)

会見項目

  

知事からの話題

1 中央要請について
2 「間伐材ふれあい体験フェアー」と「秋サケ消費拡大キャンペーン」について
3 台風10号災害対策本部の廃止について

記者からの質問

1   台風10号災害について
2 出光製油所のタンク火災について
3 総選挙について(1)
4 総選挙について(2)
5 北海道新幹線について

知事からの話題

 

中央要請について

  私の方から3つ申し上げます。
  1つは、今日おかげさまで一般質問が予定どおりの日程で終わりましたので、夜の飛行機で東京にまいり、十勝沖地震の災害対策、それから北海道新幹線の早期建設に関する改めて要望をいたしてまいります。噂によれば、解散が近いということですので、これが本当の国会筋に対する今年最後の機会になるかなと思いまして、行ってまいります。 

「間伐材ふれあい体験フェアー」と「秋サケ消費拡大キャンペーン」について

 2つめは、楽しい話題で、「間伐材ふれあい体験フェアー」と、「秋サケ消費拡大キャンペーン」です。詳しくは担当の方からお聞きいただきたいと思いますが、「間伐材ふれあい体験フェアー」は、今日から12日まで、赤れんが庁舎前庭で開催してます。私も11日の10時からのオープニングセレモニーに参加をいたします。
  それから「秋サケ消費拡大キャンペーン」も11日の11時から16時まで赤れんが庁舎の前庭で、この「間伐材ふれあい体験フェアー」と同時にやるということです。是非、取材をしていただきたいと思います。

台風10号災害対策本部の廃止について

  3つめは、台風10号の対策本部の廃止についてです。8月9日に設置をしました台風10号の災害対策本部ですが、10月10日17時をもって廃止することといたしました。被害額が確定をしたこと、また、激甚災害の指定がされましたこと。それから残念ながら行方不明の最後の1名の方の大捜索を4日5日にいたしました。残念ながら発見はされませんでした。市町村の災害対策本部が10月7日をもって全て廃止されたということで、応急対策が終了したこともあって、災害対策本部自身は廃止をします。ただ、本格的な復旧、復興に向けてはこれからですので、その方は引き続ききっちりとやっていきたいと思っています。私からは以上です。

記者からの質問

(HBC)
 台風10号の話もありましたが、亡くなられた方の遺族から道に対して補償を求める動きがあるんですが、それについては知事はどういうふうにお考えですか。 

(知事)
  まだ、正式にお話をお伺いしていませんが、お申し出の中身を担当の方に聞いてもらいまして、こちらとしてもまた判断をしていくこととなります。今は何とも申し上げられないんですが、お話合いによりということだと思っております。 

(HBC)
  災害ということで、出光のタンク火災でいまだに対応が長引いているということですが、それについてはどういうふうにお考えですか。

(知事)
  今日は比較的作業は順調に進んだと言うことを聞いておりますが、まだまだ危険なタンクがございます。今私が申し上げられることは、1日も早く苫小牧市民の方々が安心していただけるような、そして道民全体が安心できるような状況に持っていってほしいということです。現場では災害予防対策現地本部、胆振支庁長をヘッドとして、最大限今頑張っておりますので、それに期待を寄せているところです。そういったことと平行してということになりますけど、出光興産(株)の今回の対応についての法律上の問題について、それはそれで道警を通じて捜査等が進んでいくかなと、このように思います。とにかく1日も早く安全な状況に持っていきたい、これが私の最大の願いですし、やらなければならない使命だと思っています。

(HBC)
  知事からのお話の中にもあったんですが、解散総選挙がまもなくと言われていますが、今回の選挙に対して、知事の方で何か思うところ、期待するところですとか、争点になりそうなところで期待されるようなところとか、もしありましたらお願いします。 

(知事)
  どの分野どの分野と個別の分野で言うよりも、総じてということになると思うんですけど、本当にこう不透明な時代で景気の問題もありますし、何がどうなるんだということを、国民や道民がみんな不安に思っている時代です。だからこそ、政治に対する関心も高まっているわけでして、そういった国民や道民の声に対して、まず個々の政治家としてどの方が的確にそれに対応していただけるのかと。そして、その個々の政治家のグループとしてどこのグループが最も的確に対応していっていただけるのかと、そういうことが、選挙戦を通じて明らかになってくると思っています。ある意味では最近にない、重要な選挙になってくるのかなという思いを持っております。

(uhb)
  自民党の候補の応援は考えてますか。

(知事)
  公務が最優先ですから、その範囲内で時間があれば、私も古くから存じ上げている方々がたくさんおられますので、交友関係とか、いろんなことを勘案しながら、公務の時間が空けば、できれば行きたいと思います。

(日本経済新聞)
  新幹線について、道からの要望事項というのはどのような内容になりますか。

(知事)
  要望の内容はいままでと一緒であります。とにかく30年間の道民の悲願ですよね。道議会でもこれは全会一致で決まっておりますが、札幌まで開業したい。しかしながら、それを大前提とした上での、暫定開業として、新函館まで、新青森と同時開業としたい。そのためには未着工区間の見直しということが、これから議論になってきますので、そういうことについて関係の方々に要請して参りたいと考えています。

(北海道新聞)
  選挙の話ですが、知事、自民党のセミナーでも発言がありましたが、政治家としてはやはり自民党にがんばってもらいたいというお考えでしょうか。

(知事)
  私は、まあ、長いつきあいの方がたくさんいますし、むしろ私が北海道とご縁ができる前から、数十年に渡って存じ上げている方々もたくさんおられます。また私と政策的な考え方が合う方々もおられます。ご要請があれば、自民党の方々のご要望にお応えしたいと思います。ただ、だからと言って、私は自民党の方々の言いなりになっているわけではないのであって、そこはもうこの6か月私が何をやり、何を言ってきたか、皆さんが良くご理解いただけていると思います。道政を運営していく知事の立場としては、もちろん当たり前でありますが、一党一派に偏しない、道民政府のトップとして、仕事をしていくということはこれは当然なわけです。
  それはそれとして、過去の交友関係とか、いろんな思いを一にする方を1人の政治家として応援すると、これはお許しいただけるのかと思っています。私も、まだ政治家も新米ですので、このことをすごく悩んだ時期もあったんですが、横路知事が毅然とした態度を取っておられたということを道議会の議事録などを拝見して知りまして、あの方は立場が違って社会党を全面的に応援していたんですが、政治的にはそのような立場でありながら、しかし知事としては一定の見識を持って、彼は「道民党」という言葉を使われたんですね。「道民党」の立場で仕事をされて、これを貫いて来たわけです。私も先輩のそのようなことを1つの参考にして、自分自身の信念に沿ってやっていきたいと思います。

(uhb)
  明日の上京の日程の中で、自民党の安倍幹事長にはお会いになりますか。

(知事)
  アプローチはしているんですが、いまのところ難しそうです。この前(安倍幹事長が)札幌に来られたときには、私が議会があって、お会いできなかったんです。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

このページに関するお問い合わせ
総合政策部知事室広報広聴課報道グループ
〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
 電話番号:011-204-5109
 FAX番号:011-232-3796
メールアドレス:sogo.koho2@pref.hokkaido.lg.jp

カテゴリー

知事室広報広聴課のカテゴリ

cc-by

page top