知事臨時記者会見(平成15年6月10日)

知事臨時記者会見

・日時/平成15年6月10日(火) 10:40~10:45
・場所/本庁舎 3階ロビー
・記者数/20名(その他カメラマン等6名)

会見項目

  

記者からの質問

(HTB)
 住宅供給公社について今朝一部報道がありましたが、債務処理についての知事の現時点でのお考えをお願いします。

(知事)
  いままで関係金融機関といろいろ議論を踏まえてやっていたんですが、ご案内のとおり、5月30日、14年度の決算の数字が出たわけです。公社では法的整理などの可能性も含めて、いろんな検討をしていたわけですが、一般の債権者の方がたくさんおられます。2千5百くらい。賃貸の方、分譲を受けられた方もおられます。そういった道民の方々に少しでも影響が少ない形があるのではないかという検討の中で、裁判所の指導の下に、金融債権者のみを協議対象とする特定調停というのも1つの選択肢ということでいま検討しているという現状です。
  
(HTB)
  特定調停を選択した一番大きな理由は、いま一般債権者の方という話がありましたが、知事の中では一番大きな理由は?

(知事)
  もちろん公社の判断ですから、我々は監督する立場から公社の検討状況を見ているということですが、やはりいま申し上げた点が一番大きな理由であると承知しています。

(HTB)
  いつごろ申請の予定ですか。

(知事)
  できる限り早くということです。期日については公社のご都合もあるでしょうし。

(HTB)
  具体的には、今週であるとか、来週であるとか。

(知事)
  ですから、できる限り早く。相手のある話ですから。きっちりとまとまらないと、道民の方々に今まで以上にご迷惑を掛けるわけにはいかないので、いま明確なことは申し上げられません。

(HTB)
  金融債権者について、合意というのは、今時点でどの程度図られているんですか。 

(知事)
  いくつかの金融機関との協議をいま続けていると聞いています。

(HTB)
  ある程度見通しが立っていると。

(知事)
  そこもまとまらないと意味がないので、お返事は留保しますが、精力的に協議をやっていると聞いています。

(HBC)
  検討されているといういい方をされましたが、特定調停を決めたということではないのですか。

(知事)
  まだ決めたわけではありません。再建処理スキームの1つの選択肢であると考えています。

(読売新聞)
  その他の方法もありうると。

(知事)
  はい。

(HTB)
  いまのところ一番大きな手段として検討というか、協議を具体的に進めていると。

(知事)
  そうですね。それはやはりさっき申しましたように一般債権者の方々との関係も踏まえた上で、私ども公社と進めております。

(読売新聞)
  道の立場からすると、道もかなりの貸し出しをしていて、債権放棄を求められるということになると思いますが、道としてはすでにそれを了承しているということでよろしいんですか。

(知事)
  そこについてもいろんなシュミレーションというか、数値を、この場合はこうなる、この場合はこうなると検討していまして、特定調停という絵姿のときにどれくらいの追加負担が道にくるかということは、事務当局では計算しております。

(STV)
  あらためて処理策を前倒しでという判断がこの時期になった理由は。

(知事)
  やはり5月末に出ました14年度決算の数字が大きいと思います。

(NHK)
  知事自らが話し合いのテーブルについて、金利の減免などに応じてもらうという場面はこれからでてくるんでしょうか。

(知事)
  私自身が動くか、道職員幹部に行ってもらうかはこれからの検討だと思っています。

(毎日新聞)
  民事再生の手前で、特定の債権者と話をするという非常にうまい仕組みを使ったなと思ったんですが、知事のお考えで出てきたんですか、それとも道幹部の考えですか。

(知事)
  いろんな方々との議論の過程でそういった考えが出てきました。

(UHB)
  札幌市に対しても債権放棄を求めるんでしょうか。

(知事)
  今後の話になると思います。札幌市、函館市などいろいろありますが、今回公社が想定していますのは、特定の金融機関の方々との調停ですから、その後の話になってくると思います。

(読売新聞)
  選択肢の中に民事再生法も入っているんですか。

(知事)
  はい。

(HTB)
  あくまで特定調停がうまく行かなかった場合に見越しているということですか。

(知事)
  そうですね。そういうこともありうると。そうすると先ほどもうしました一般債権者の方々の債権がどうなるかという問題が出てきますので、私どもはいま最終的にどうするかということを公社の方々と議論しているということです。

 

 

 

 


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