北海道南西沖地震災害から三十年を迎えての知事コメント

 本日、平成5年(1993年)7月12日に発生した北海道南西沖地震から三十年が経ちました。

 改めて、この震災で亡くなられた多くの方々に衷心より哀悼の意を捧げますとともに、かけがえのない大切な方を失われたご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。

 また、これまで、必死の思いで地域の復興を成し遂げられてこられた被災者の方々、また、温かい支援を寄せられた関係者の皆様に対し、改めて敬意を表します。

 私も奥尻町を訪問した際、震災発生直後の恐怖や混乱、災害からの復旧、そして復興までの歩みなどについてお伺いするとともに、慰霊碑「時空翔」に献花させていただき、北海道南西沖地震の記憶を決して風化させることなく、教訓として、未来につないでいくことをお誓いいたしました。

 発生が切迫しているとされる海溝型地震から道民の皆様の命を守るために、市町村が行う津波避難施設等のハード整備に対し、国の支援に加え、全国でもトップクラスの道独自の財政支援措置を講じることとしております。

 今後とも、避難意識の向上のため、北海道南西沖地震の教訓を活かした防災教育の充実など災害に強い安全・安心な地域づくりに全力で取り組んでまいります。

令和5年7月12日

北海道知事 鈴木 直道

 

 

 

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