GX実行会議における海底直流送電ケーブル整備に関する知事コメント

 本日開催されたGX実行会議において、地域間を結ぶ系統については今後10年間程度で、過去10年間と比べて8倍以上の規模で整備を加速すべく取り組み、北海道と本州を結ぶ新たな海底直流送電ケーブルについて2030年度を目指して整備することが示されました。

 海底直流送電ケーブルの早期整備については、道内の経済界や東北各県などとも連携し国に対して要望してきたものであり、過去に例のない大規模な投資となるプロジェクトについて政治決断をされた総理はじめ関係の皆様に感謝申し上げます。

 今回の決断は、北海道の豊富な再生可能エネルギーのポテンシャルを活かすことにより、我が国における電力安定供給の実現とカーボンニュートラルの目標達成に向けた大きな前進と受け止めています。また、この海底送電ケーブルの整備に併せ、道内送電網の増強も進むことを期待しています。

 現在、電力広域的運営推進機関で検討されている、電力インフラ整備の長期展望案の中で北海道関連の投資は、今後、本道と本州を結ぶ送電ルートの新設に2.5兆円から3.4兆円、道内の系統増強に1.1兆円とされているところです。

 道といたしましては、洋上風力をはじめとした再生可能エネルギーの最大限の導入を促進するとともに、関連産業や再エネを活用するデータセンターの集積に取り組むなど、環境と経済が好循環する「ゼロカーボン北海道」の実現に向けて、経済界や市町村と連携し取り組んでまいります。

令和4年12月22日

北海道知事 鈴木 直道
 

(経済部環境・エネルギー局環境・エネルギー課)

 

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