「北海道白滝遺跡群出土品」の国宝指定(答申)に係る知事コメント

 この度、国の文化審議会において、「北海道白滝遺跡群出土品」を国宝に指定するよう文部科学大臣に答申がありましたことは、本道にとりましても大変栄誉なことであり、誠に感慨深いものがあります。

 これは、遠軽町白滝の日本最大規模の黒曜石産出地に近在する白滝遺跡群の出土品で、日本で最も古い国宝となり、世界的に見ても希有な内容を持った出土品として、まさに「世界に誇る国民の宝」と認められたものと受け止めています。
 この間の遠軽町をはじめ地元関係者の皆様の地域をあげての弛まぬご努力と熱意に深く敬意を表します。

 このたびの国宝指定は、多くの道民の皆様が、ふるさとの歴史文化の素晴らしさを再認識する絶好の機会となりますとともに、「北海道白滝遺跡群出土品」が、地域の魅力の強い発信源となり、観光振興はもとより、地域活性化の起爆剤となるものと大いに期待しています。

 私としては、本道が誇るべきこの素晴らしい国宝の価値を内外に広く発信し、引き続き遠軽町をはじめ、周辺地域と連携して適切な保存活用に努めるとともに、地域の発展に繋がるよう努めてまいります。

令和4年11月19日

北海道知事 鈴木 直道
 

(教育庁生涯学習推進局文化財・博物館課)

 

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