北海道データブック2021_工業・企業立地

北海道の産業 - 工業・企業立地

食品工業は2兆円産業

 北海道の工業は、事業所数5,063カ所、従業者数17万662人、出荷額6兆3,276億円で、出荷額は全国19位、1.9%のシェアとなっています。出荷額の構成を業種別に見ると食品工業(食料品と飲料・たばこ・飼料の合計)が2兆4,342億円(全体の38.5%)と最も多く、これを含む地方資源型工業が44.7%となっているのに対し、わが国の経済をリードしている輸送用機械等の金属加工型工業は18.0%と全国の割合(50.9%)に比べ、きわめて低い水準となっています。地域的には、札幌や苫小牧、室蘭、千歳などの道央圏に集積しており、全道の出荷額の62.0%を占めています。
 本道工業の発展には、独創的な技術開発の促進や省力化や効率化による生産性の向上、付加価値の高い製品開発などによる地域産業の活性化、産業人材育成や技術力向上による企業の競争力強化、幅広い産業・機能の立地促進、産業拠点の形成などが必要となっています。
 道では、「北海道産業振興条例」に基づき、中小企業の製品開発や市場開拓などへの支援を行っているほか、創業や中小企業の新事業への取り組みを支援するため、研究開発から事業化へ至る各段階の支援を行う総合支援体制を整備し、新しい産業の創出・育成や多彩な産業の事業化促進に努めています。
 自動車関連産業への参入に向けては、専門家派遣による地場産業のQCD対応力強化の取り組みや、道内企業が有する高い技術力を中京圏でPRする展示商談会を開催しています。
 また、本道が強みを持つ食関連産業における機械化ニーズに対応した食関連機械の製品開発や、今後、成長が期待される航空宇宙関連産業や健康長寿関連産業などへの道内ものづくり産業の参入促進に向けた取り組みを進めています。
 道内の各地域では産業支援機関が中心となり、産学官金連携のもと、それぞれの地域に蓄積されてきた技術・人材等の産業資源を活用して、新技術や新製品の開発、新事業の創出などを促進しています。
 さらに、北海道大学の札幌キャンパス北側では、多くの試験研究機関や支援機関の整備が進んでおり、基礎研究から事業化までを一貫して行う拠点として、全国でも有数の研究開発機能が集積しています。

出典:経済産業省大臣官房調査統計グループ(2019年)「工業統計表産業別統計表(概要版)」
   北海道総合政策部情報統計局統計課(2018年)「工業統計確報」

企業立地の動向

 道では、企業立地を推進するため「北海道産業振興条例」に基づき、工場等を新設・増設する場合に助成等の支援を行うなど、積極的な企業誘致に努めています。
 道内への企業立地件数(道調べ)は、2009年度の44件を底に以降は徐々に回復し、2015年度以降は毎年100件前後で推移してきましたが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により62件に減少しました。
 豊富な食やエネルギー資源、首都圏等との同時被災リスクの低さ、良質な人材、冷涼な気候といった変わらぬ本道の立地優位性を生かした誘致活動や、働き方改革と連動したサテライトオフィスやテレワーク拠点の誘致といった新たな視点での誘致活動に取り組んでいます。
 また、道内での自動運転の研究開発拠点化に向けて、実証試験の誘致などにも取り組んでいます。

製造品出荷額等の内訳<2019年(令和元年)>

製造品出荷額 (PNG 220KB)

出典:北海道総合政策部計画局統計課「2020年工業統計調査確報」

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