北海道データブック2021_交通

北海道の生活 - 交通

道内・道外を結ぶ交通ネットワーク

道路

 北海道の道路実延長(供用延長)は約90,774kmであり、このうち、高規格道路は北海道縦貫自動車道(大沼公園IC~士別剣淵IC)444km、北海道横断自動車道(余市IC~札幌ジャンクション、千歳恵庭ジャンクション~阿寒IC・足寄IC、陸別小利別~北見西IC)344km、一般国道自動車専用道路(日高自動車道、深川・留萌自動車道、旭川・紋別自動車道、帯広・広尾自動車道、函館・江差自動車道)285kmなど、あわせて1,296kmが供用中となっています。
 また、道内における国道の延長は約6,367km、道道の延長は約11,896km、市町村道の延長は約71,215kmとなっています。

※高規格道路の延長は2021年4月現在。それ以外の道路延長は2020年4月現在。
※国道延長に旧高規格幹線道路の延長は含まない。
※道道の延長には札幌市管理分を含む。
出典:北海道(2020年4月1日現在)「道路現況調書」
   北海道開発局(2021年)「令和3年度道路事業の概要」

鉄道

 道内の都市間を結ぶ旅客鉄道は、「北海道旅客鉄道(株)」と「道南いさりび鉄道(株)」が運行しています。
 北海道旅客鉄道(株)は、14線区2,372.3km(2021年4月現在)で運行しており、2020年度の年間輸送人員は、9,437万1,000人となっています。
 また、「SL冬の湿原号」、「くしろ湿原ノロッコ号」や「フラノラベンダーエクスプレス」など、観光施設へのアクセスや季節に応じた臨時列車も多く運行されているほか、道央圏の54駅で利用できるICカード乗車券「Kitaka(キタカ)」は、JR各社や関東圏・関西圏など全国の交通系ICカードと相互利用が可能です。
 2016年3月には、北海道新幹線新青森~新函館北斗間(148.8km)が開業し、青函トンネルを通じて、北海道と本州が新幹線で結ばれました。
 道南いさりび鉄道(株)は、北海道新幹線開業に伴ってJR北海道から経営分離された江差線五稜郭~木古内間(37.8km)の運行を2016年3月から行っています。

港湾

 港湾は、室蘭や苫小牧の国際拠点港湾をはじめ、35あります。フェリー定期航路は、青森、大間、八戸、秋田、仙台、大洗、新潟、名古屋、敦賀、舞鶴との間に12航路、道内の離島である利尻・礼文、奥尻、天売・焼尻への3航路が運航されています。

航空

 北海道には、現在13の空港があり、国内線は道内12路線、道外49路線の計61路線が就航しています(2021年8月1日現在)。
 2020年度の道内空港の国内線乗客数は848万人で、このうち新千歳空港は644万人となっており、次いで、函館空港(59万人)、釧路空港(34万人)の順となっています。
 新千歳空港は、3,000m滑走路2本を有する、我が国初めての24時間運用空港であり、2017年度に国際線の年間利用者数が初めて300万人を突破し、2018年度には380万人を超えるなど、国際航空ネットワークを形成する拠点空港としての役割を果たしています。
 2020年1月には、世界22都市へ定期便が運航されていましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、2020年3月末以降、国際線は全便運休となっています。
 また、函館空港や旭川空港においても、海外への定期便が運航されていましたが、2020年3月以降、全便運休となっています。

出典:国土交通省(2020年)「空港管理状況調書」、国土交通省(2020年)「航空輸送統計年報」

<ワンポイントメモ>

北海道新幹線

 北海道新幹線は新青森から札幌まで約360kmに及ぶ路線です。
 新青森~新函館北斗間の約149kmは、2005年に工事実施計画が認可され、2016年3月26日に開業しました。現在、東京~新函館北斗間を10往復、仙台、盛岡、新青森と新函館北斗の間でそれぞれ1往復が運行しています。
 また、新函館北斗から札幌までの区間は、2012年に認可・着工され、2030年度末の開業に向けて工事が進められています。
 北海道新幹線開業をきっかけに、東北地方をはじめ、首都圏・北関東など各地域との交流が活発になると期待されています。

交通基盤<2021年(令和3年)7月現在>

航路 (PNG 205KB)

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