北海道データブック2025_道産品・経済交流

北海道の産業 - 道産品・経済交流

道産品の販路拡大へ向けて

北海道は、四季折々の自然の恵みを背景に、海や大地の新鮮で豊富な素材を生かした安全で美味しい魅力ある食の宝庫です。
こうした食分野における北海道の優位性や特性を生かし、地域産品のブランド化に向けた地域の取り組みを促進するとともに、道産品の販路拡大を図るため、道では、道産品の紹介、販売などを行うアンテナショップとして、「北海道どさんこプラザ」を設置しており、国内では札幌店、有楽町店など18店舗(うち5店舗は札幌店のサテライト店として、コープさっぽろ倶知安店、湯川店、かしわ店、東光店、あばしり店に設置)、海外ではシンガポールに2店舗、タイ・バンコクに1店舗と合計21店舗を開設しています。
また、道産品を全国の皆さまに知っていただくため、毎年全国の主要都市で「北海道の物産と観光展」を開催するとともに、流通企業の方々を対象とした道産品の取引商談会を札幌、東京、大阪で開催するほか、道産品情報を道のホームページで紹介しています。

海外との経済交流

2023年の北海道の貿易額は、輸出が3,557億円(前年比17.2%減)、輸入が1兆8,468億円(前年比0.2%増)となっており、輸出は全国の0.4%、輸入は1.7%を占めています(道内港の通関実績)。
本道からの主な輸出品は、自動車の部分品(667億円)、魚介類・同調製品(634億円)、一般機械(421億円)となっており、この3つの分野で総輸出額の4割以上を占めています。
国内市場は、人口減少に伴い縮小が懸念される中、本道の持続的発展に向け、アジア地域をはじめとした海外の成長力の取り込みによる地域経済の活性化が求められています。
このため、道では、輸出入や海外進出、外国人材受入れなど幅広い分野に関し、検討段階から相談できる窓口「北海道国際ビジネスサポートデスク」をJETRO北海道と共同で設置し、国際ビジネスへの参入を検討する道内企業をサポートしています。
このほか、ロシア・サハリン州、韓国・ソウル、中国・上海及びシンガポールに設置している海外事務所による道内企業の海外展開支援や外国政府との連携を強化するなど、海外ネットワークの更なる充実強化を図っています。
さらに、北海道のさまざまな魅力の発信とともに、海外における道産品等の販路拡大を図るため、道内企業に対する輸出の知識習得のための研修会や商談会の開催、現地でのプロモーションや現地展示会への出展などに取り組んでいます。
また、地域課題を海外とのビジネスに結びつけて解決するため、本道の優位性が活かせる産業や半導体、デジタル関連などの成長分野をターゲットとして海外からの投資誘致に取り組んでいます。

主な商品別輸出入額<2023年(令和5年)>

輸出
項目 額(億円) 割合
自動車の部分品自動車の部分品 667  18.8%
再輸出品魚介類・同調製品 634  17.8%
一般機械 421  11.8%
鉄鋼 390  11.0%
鉄鋼くず 271  7.6%

 

輸入
項目 額(億円) 割合
原油・粗油 5,318  28.8%
石炭 2,450  13.3%
石油製品 1,056  5.7%
石油製品天然ガス・製造ガス 938  5.1%
魚介類・同調製品 848  4.6%

 

出典:函館税関「令和5年分北海道外国貿易概況(確定値)」

主な国・地域別輸出入額<2023年(令和5年)>

輸出
国・地域 額(億円) 割合
中華人民共和国 776  21.8%
アメリカ合衆国 719  20.2%
大韓民国 325  9.1%
タイ 255  7.2%
ベトナム 181  5.1%

 

輸入
国・地域 額(億円) 割合
サウジアラビア 2,724  14.8%
オーストラリア  2,524  13.7%
中華人民共和国 2,098  11.4%
アラブ首長国連邦 1,907   10.3%
韓国 1,542  8.3%

 

出典:函館税関「令和5年分北海道外国貿易概況(確定値)」

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