北海道データブック2011_水産業


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北海道の産業 - 水産業

 

全国における北海道水産業の位置
 北海道は、太平洋、オホーツク海、日本海の3つの海に囲まれ、全国の12.5%にあたる4,402km(北方領土等を含む)の海岸線を有し(国土交通省、2005年度海岸統計)、北方に広く展開する大陸棚及び沖合の北見大和堆や武蔵堆など好漁場を擁しています。
 2007年の海面漁業・養殖業生産量(属地)は143万トンで全国(564万トン)の25.4%、生産額は2,901億円で全国(1兆5,754億円)の18.4%を占めており、いずれも全国第1位です。
 主な水揚げは、ホタテガイ、スケトウダラ、サケ、ホッケ、サンマなどで、漁業種類では沖合底びき網、ホタテガイ桁網、サケ定置網、サンマ漁業、ホタテガイ養殖などが中心となっています。
 主な水揚げ港は根室、釧路、稚内、小樽、羅臼などです。

活力ある水産業と豊かな漁村づくりに向けて
 わが国の水産業は、周辺水域の資源状況の悪化や漁業生産の低迷、漁業就業者の減少、高齢化など厳しい状況に直面している一方、水産業や漁村に関する国民の期待は多様化しています。
 このような状況を踏まえ、道では2002年3月に「将来にわたっての安全かつ良質な水産物の安定的供給」、「地域を支える活力のある産業としての水産業の発展」、「水産業の基盤のみならず自然とのふれあいなど多様な機能を発揮する漁村の発展」を基本理念とする「北海道水産業・漁村振興条例」を制定するとともに、2003年3月から「北海道水産業・漁村振興推進計画」(第1期:2003~2007年、第2期:2008~2012年)を策定し、水産業及び漁村の振興を総合的、計画的に推進しています。
 2008年度は、「安定的な水産業経営の育成」、「栽培漁業の推進」、「水産物の競争力強化」を重点として、海域の特性に応じた栽培漁業の推進、水産業経営の安定・強化に向けた指導・支援の推進、道産水産物の海外販路拡大、地産地消を基本とする道産水産物の愛食運動と食育の推進に取り組んでいます。

海面漁業・養殖業の魚種別構成比(2007年:属地)
生産量
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資料:北海道水産林務部「北海道水産現勢」

 

[ワンポイントメモ]
環境・生態系保全の取組
 藻場・干潟等は、魚類などの産卵場や幼稚魚などの保育場となるなど、水産資源の保護培養や水質浄化などの公益的な機能を持っていますが、近年、海洋環境の変化や保全活動を行ってきた漁業者の減少・高齢化等によって、規模の縮小や機能の低下が進んでおり、漁業資源の減少や水質の悪化等が懸念されています。
 このような中、2009年度から国の「環境・生態系保全対策」がスタートし、本道においても、道、市町村、漁業団体で構成する「北海道環境・生態系保全対策協議会」が設置され、全道各地において漁業者を中心とする活動組織が実施する植樹活動、食害生物の除去などの藻場・干潟等の保全活動に対して支援を行っています。
 良質な水産物を安定的に供給するためには、環境・生態系の保全と持続的な水産資源の利用を図りながら、豊かな「うみ」を将来に残していくことが不可欠であり、漁業者や地域住民等が連携した保全活動を推進し、藻場・干潟が持つ公益的な機能を維持・増進していくこととしています。

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